教員になった方の多くは夢や理想を持って教員になられたことでしょう、しかし実際に働いてみると理想とのギャップを感じて転職を考える方も少なくありません。
実際に多くの教員が以下のような理由で転職を考えています。
「長時間労働で自分の時間が全く取れない」
「生徒と関わる時間よりも理不尽な保護者対応が多くてうんざり」
「管理職の考えと合わず理想とする指導ができない」
…etc
そこで今回は、キャリアアドバイザーとして多くの教員の転職を成功へ導いてきた経験と知見をもとに、教員のあなたに教員からのおすすめ転職先を5つご紹介します。
市役所や教育関連の民間企業など教員で培った経験やスキルを活かせる転職先を紹介し、転職を成功させるコツについても解説していますので、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。
【最終更新日.2024年8月23日】
目次
- 教員を辞めたい転職理由ランキング
- 教員から転職するのは難しい?評価は?
- 教員で働くことで転職で役立つスキル
- 教員から転職すると後悔する？理由は？
- 教員から転職でおすすめの転職先7選!キャリアアップ
- 教員から転職先おすすめ⓪：教育関係の企画職
- 教員から転職先おすすめ①：塾・予備校の講師
- 教員から転職先おすすめ②：塾・予備校の教室長/スクールマネージャー
- 教員から転職先おすすめ③：転職アドバイザー
- 教員から転職先おすすめ④：市役所&大学職員(公務員)
- 教員から転職先おすすめ⑤：ITエンジニア
- 教員から転職先おすすめ⑥：IT業界の事務職
- 教員からの転職に関する年齢別成功ポイント
- 教員から転職すると年収が上がる？下がる？
- 教員からの転職で後悔しやすい人の特徴
- 教員からの転職で後悔しないためのポイント
- 教員からの転職に強い転職サイトおすすめは？
教員を辞めたい転職理由ランキング
教員が仕事を辞めたいと思う転職理由はさまざまですが、代表的な転職理由は以下のような理由です。
| 第1位 | 勤務時間・休日などの条件 |
| 第2位 | 理不尽な保護者への対応 |
| 第3位 | 教員同士の人間関係 |
| 第4位 | 生徒と関わる以外の時間が多い |
| 第5位 | 将来性・スキル |
最も多い理由が「勤務時間・休日などの条件」で、授業・授業準備・部活動・保護者対応など多くの業務に時間を要し、長時間労働を余儀なくされていることが原因です。
部活動を受け持っていると、朝練や午後練・土日の練習など365日ほぼ休むことができない状況にもなり、給与と拘束時間が見合っていないと感じる方が非常に多い状況なんですね。
その他では近年増えてきている「理不尽な保護者への対応」が多いことも理由の一つで、生徒や保護者に問題があっても教員が悪いと主張してくることもあり、多くの教員がストレスを抱えていることが分かります。
新型コロナウイルスの影響もあって、教員の仕事内容は益々多岐に渡ってしまい、その結果長時間労働へと繋がってしまっている現状という訳です。
教員から転職するのは難しい?評価は?
実は教員から転職するのは難しい・厳しいとも言われていて、その理由としては、
☑️数字への意識が弱いと評価されている
☑️一般的なビジネスパーソンとして未成熟
☑️ITスキルやPCスキルが乏しい(と思われている)
上記のような評価を一般企業から行われる可能性が高いからなんですね。
確かに上記のスキルはビジネスパーソンとしてやっていくためにどれも基礎となる必須スキルなので、転職後に全くできないとなるとやはり順応性がないとみなされて仕事が長く続きません。
そのため、教員として仕事を行う中で上記3つのスキルを培った経験があれば棚卸しして、具体的なエピソードを交えながら第三者に話せる訓練をしておくことが重要です。
もし現段階で上手く話すことができなくても、転職エージェントのdodaなどに相談すれば、転職のプロであるキャリアアドバイザーが第三者として客観的にあなたのスキルを判断してくれるので安心です。
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教員で働くことで転職で役立つスキル
教員で働くことで異業種や異職種への転職活動で役立つスキルは以下の通りです。
- コミュニケーション能力: 多様なバックグラウンドを持つ生徒や保護者とのコミュニケーション経験
- プレゼンテーション能力: 教材の説明や講義の経験から磨かれる
- 問題解決能力: 教室のトラブルや学習の難しさを克服するための戦略策定
- 組織力: クラス運営や行事の計画、実施経験からのスキル
- 対人関係の構築: 生徒や保護者、同僚教員との関係構築の経験
- カウンセリング能力: 生徒の悩みや問題に対するカウンセリングスキル
- 多様なバックグラウンドへの対応: さまざまな家庭環境や文化背景を持つ生徒への適切な対応
- 時間管理: 限られた時間内での授業の進行や自身の業務管理
- リーダーシップ: クラスを引っ張る立場としてのリーダーシップを発揮
上記のスキルは、教育関連の職種だけでなく、これから紹介する転職先のビジネス、カウンセリング、人事、営業、企画、マーケティングなど、多岐にわたる分野で役立つ可能性があります。
教員から転職すると後悔する？理由は？
教員から転職後の後悔する人は全員ではありますが、中には転職しなければ良かったと後悔する人もいます。後悔する理由としては以下の通りです。
- 使命感の喪失: 教員は子供たちの成長を支援する重要な役割を果たします。転職後の仕事において、同じような使命感を感じにくい場合がある
- 対人関係の変化: 学校のコミュニティは独特で、生徒や保護者、同僚教員との関わりが密です。転職後、そのような深い対人関係を築きにくい環境になると感じることがある
- 職業的な安定性: 公立学校の教員は、安定した給与や福利厚生を享受しています。転職後、それらが減少すると感じることがある
- 専門性の活用: 教育分野で培った専門的な知識やスキルを新しい職場で十分に活かせない場合がある
- 業務の多様性: 学校では、授業だけでなく、学校行事やクラブ活動、カウンセリングなど多岐にわたる業務を担当することが多い。転職後、業務が単調に感じることがある
転職を後悔するかどうかは転職先の環境や職種、そしてその人の価値観や期待によって大きく異なりますので、転職を考えている教員は十分な情報収集や自己分析を行い、転職先の企業や職種を慎重に選ぶことが大切です。
教員から転職でおすすめの転職先7選!キャリアアップ
ではここからは、教員から転職でおすすめの転職先を厳選して7つ紹介いたします。
先に結論からお伝えすると、おすすめの転職先は下記7職種です。
教員からキャリアアップできる転職先を順番に深掘りして解説して参ります。
教員から転職先おすすめ⓪：教育関係の企画職
まず教員からの転職先おすすめ１つ目は教育関係の企画職で、転職後も教育関係に携わりたいという方におすすめです。
実際に教員から教育関係の企画職へ転職した20代女性に取材しましたが「転職して良かった」と心の底から発言しているのが印象的でしたので紹介致します。
教員からの転職体験談
Q、教員から転職しようと思った理由を教えて下さい
年功序列と給料の低さに嫌気がさしたため転職しました。
私は教員の専門職として採用されており、そもそも勤め口自体が少ない職種だったため、当初はその仕事をできるならどこでも働く！と言う覚悟で働き始めました。
しかし、手取りは同級生と比較してかなり低いもので、年功序列や女であることを理由に評価されない人や、仕事ができず職場で問題を起こしていながら、年次が長いから自分より高い給料を貰い続けている人がおり、納得できませんでした。
意見を伝えても若いからと言う理由で聞いてもらえず、フラストレーションも溜まっていました。安定は捨て難いけれど、この不満を抱えて仕事をしていくより良いと思い転職を決めました。
Q、なぜ教育関係の企画職を転職先として選んだのですか？
現在の転職先は、公務員時代とは形は違えど、教育や文化を扱う業界に携わりたいという夢が叶い、かつ給料が比較的高いところだったことが最大の理由です。
もともと現在の業界自体は子供の頃からの夢だったので、そこはブレずに続けて行きたいと考えていました。仕事は辛いものですが、自分が好きなものであればやり続ける意味を実感でき、張り合いにもなります。
月の手取りが同業他社と比べて高かったことも大きな理由の一つで、前職の経験で、やりがいだけでは仕事は続かないと言うことは強く実感していました。
仕事をする以上、自分の実績や業務量に見合った報酬を得られるところ、という条件はかなり優先順位が高かったです。
年功序列の風潮も薄く、若くとも実力があれば評価されることも魅力で決め手になりました。
教員から転職先おすすめ①：塾・予備校の講師
教員の転職先として最も親和性が高いのが「塾・予備校の講師」です。
塾・予備校講師として働くには知識だけではなく、教員時代に得た経験やスキルを活かしやすく、転職成功確率も最も高いでしょう。
学校教員との違いは、「生徒の成績向上に対して明確な目標を持つ」ということで、学校の定期テストの点数や志望校への合格率など、ハッキリした数字としての目標を持ちながら生徒への指導を行うことになります。
また、塾・予備校の講師は会社員になりますので、高い実績を出すことで実績に見合った昇給や昇格が期待でき、やりがいを持って働くことができるでしょう。
教員から予備校講師への転職理由
私が教員から予備校講師への転職を志望する理由は、より自由度の高い教育活動を行いたいからです。
教員の場合、教育行政や学校のルールに縛られることが多いため、自分自身のアイデアやスタイルを活かせない場合がありますが、予備校講師は授業の企画や教材選定などを自由に行えるため、自分自身のアイデアを存分に生かすことができます。
また教員は、一つの学校や学年に限られた範囲での教育活動が主なため、自分の教育スキルを幅広い層に提供することができませんが、予備校講師は、受験生や社会人など、様々な年代や背景の人々に教育を提供することができます。
上記の理由から、私は教員から予備校講師への転職を志望しました。
教員から転職先おすすめ②：塾・予備校の教室長/スクールマネージャー
教員からの転職先の一つとして「塾・予備校の教室長/スクールマネージャー」もおすすめの転職先の一つです。
教室長/スクールマネージャーとは塾・予備校の各教室の責任者を示し、講師のマネジメント・教室の売上管理・生徒募集・保護者対応など教室運営に関わる全般業務を行う仕事です。
生徒への直接の指導は行わないものの、採用時に教員免許状が優遇される職場もあり、教員としての経験やスキルを活かすこともできるでしょう。
マネジメントや売上管理を経験することで教育業界以外へのキャリアチェンジを考える時に、他業界へ転職しやすい有利な経験となります。
教員からスクールマネージャーへの転職理由
私が教員からスクールマネージャーへの転職を志望する理由は、より柔軟な働き方を実現したいからです。
教員は授業や会議、行事などのスケジュールに合わせて働かなければならないため、柔軟な働き方が難しい場合がありますが、予備校講師は、自分のスケジュールに合わせて働くことができるため、プライベートや他の仕事との両立がしやすいというメリットがあります。
また教員の場合、基本給や手当が決まっているため、給与のアップが難しい場合がありますが、スクールマネージャーは能力や実績に応じて報酬が変動するため、自分の頑張りや成果に応じて収入を得ることができます。
上記の理由から、私はスクールマネージャーへの転職を志望しました。
教員から転職先おすすめ③：転職アドバイザー
転職アドバイザーとは一般的に「キャリアアドバイザー」と呼ばれる職種で、転職エージェントで仕事に関する相談に対しアドバイスを送る仕事です。
具体的な仕事内容は、転職相談・求人の紹介・選考に関するアドバイス・入社サポートなど、求職者が転職を成功させるまで転職の全てをサポートしていきます。
私もキャリアアドバイザーとして働いたことのある一人ですが、“人の人生に関わる”という点では教員と非常に近い部分があり、社会的意義も高くやりがいを感じることのできる仕事です。
キャリアアドバイザーは転職・就職したいと考えている人を教育するという側面もあり、未経験でも比較的採用が優遇されている職種なので、人と深く関わって仕事がしたいと感じている方におすすめです。
教員からキャリアアドバイザーへの転職理由
私が教員からキャリアアドバイザーへの転職を志望する理由は、より幅広い年齢層に仕事という面でアドバイスを行いたいからです。
教員の場合、基本的には教師と先生という関係で年齢が大きく離れていますが、キャリアアドバイザーの場合、自分と近しい年齢の方や自分より年上の方の仕事に対して専門的な知識が求められるため、非常にやりがいを感じます。
また社会人として既にキャリアのある方を対象に転職のアドバイスを行うため、教員とは違ったやりがいや難しさを感じることも多々あるかと思います。
上記の理由から、私はキャリアアドバイザーへの転職を志望しています。
教員から転職先おすすめ④：市役所&大学職員(公務員)
教員からの転職先として、市役所(公務員)や大学職員もおすすめの転職先の一つです。
特に市役所や県庁など公務員に転職できた場合は、教員時代と同様に内勤型の業務になる可能性が高く、就業スタイルを大きく変えることがない点も安心できるでしょう。
また、休日が取得しやすくなる点や、民間企業に比べると雇用の面で安心感を持って就業できる点はメリットと言えるでしょう。
市役所に関しては地方在住の方であれば管轄の地方公務員試験に合格することが必須条件ですが、合格できれば一気に転職実現の可能性は高くなります。
また、大学職員に関しては新卒大学生からも人気の職種のため、中途採用で転職するのは難易度が非常に高いですが、実現できればかなりホワイト企業です。
大学職員のような求人は一般的にインターネットに出回っていない非公開求人も少なくないので、転職エージェントを活用して探してもらう方法がベターでしょう。
教員から市役所&大学職員への転職理由
私が教員から大学職員への転職を志望する理由は、キャリアアップを目指したいという理由からです。
大学職員には、教育・研究支援職、管理職、企画職、国際交流職など様々な職種があり、教員と比べてキャリアアップの機会が多いため、キャリアアップを目指す人が多いとされています。
ただし、転職するには大学職員に必要なスキルや資格が必要であるため、専門的な知識やスキルを身につけて戦力になりたいと考えています。
上記の理由から、私は大学職員への転職を志望しました。
教員から転職先おすすめ⑤：ITエンジニア
ITエンジニアは2024年時点で有効求人倍率が9.4％あり、求職者1人に対し10件もの求人がある転職市場の中で最も売り手市場の今注目されている業界です。
未経験者を歓迎している企業が多く研修制度が整っているため入社前に知識を身につける必要はなく、入社してからじっくりとITエンジニアとしての知識を学ぶことができます。
手に職をつけた後は転職先も引く手あまたな業界ですので今後のキャリアで苦労する可能性も低いでしょうし、今後益々市場価値は高まっていくニーズのある仕事と言えます。
実際に教員からITエンジニアに転職した方の転職体験談をご紹介しましょう。
教員からITエンジニアへの転職体験談
20代女性
中学校教員→システムエンジニアへ転職仕事の内容自体には特に不満はなかったのですが、体調が悪くても休みづらかったり、土日休みがクラブで潰れるなどプライベートの時間がほとんど取れなかったことが原因で教員から転職することを決めました。
企業の将来性と、大学では理系だったことを活かせる職業が良いと思ったのでIT業界を志望していたことと、プログラミング経験がなくても入社後に研修を受けることができる点についても重視しました。
さらに、現在の会社では転職の面接に進む前に技術セミナーを実施しており、IT業界で働くイメージを事前につけられたことや、セミナー後の懇親会で同年代の社員の方とお話しする機会をいただけたことは大きかったです。
転職活動の際にはdodaエージェントを利用したのですが、登録後面談の機会で曖昧だった転職のビジョンをすり合わせることができたことがとても良かったです。
また、転職についてわからないことが多く、曖昧な気持ちでいた部分を親身に相談に乗っていただけてとても嬉しかったですし、連絡もこまめにしてくださったことと企業数が多かったことはとてもよかったです。
教員から転職先おすすめ⑥：IT業界の事務職
教員として働く方の中には休みがないことが苦手な人も多いことは前述した通りですが、そんな方にはIT業界の事務職がおすすめです。
事務職は転職市場で人気があり転職難易度が高い職種ですが、現在IT業界は成長中の業界のため、他業界と比較して事務職の募集も多いのが現状です。
また、何よりもIT業界の事務職は「土日休み・定時上がり」を最も実現させやすい職種でもあります。
大手企業からスタートアップのベンチャー企業まで、企業規模や特徴もさまざまですので、自分に合った会社を見つけやすいこともおすすめする理由の一つです。
実際に教員からIT業界の事務職に転職した方の転職体験談をご紹介しましょう。
教員からIT業界事務職への転職体験談
30代女性
小学校教員→システムエンジニアへ転職小学校の教員としての生活が辛く、毎日毎日24時間体制で先生であることを求められ、自分の生活やプライベートを楽しむことができなかったので転職を決意。
元教員ということで就職活動はとても困難を極めましたが、比較的大勢の人間が移動してきているIT業界であれば入りやすいかと思い、事務作業のスキルや趣味でとったIT関連の資格もプラスになっていくであろうという認識もありました。
dodaエージェントで紹介された会社はさまざまなバックボーンのある人たちが多くて、私の経歴も目立たずにすぐに馴染むことができました。
また、仕事の分担がしっかりしていて、やるべき業務をしっかり遂行すると後は自由に過ごすことができるといわれたので、とても自分にあっていると思ったので選びました。
一人で就職活動を行っていた時はうまくいかずに悩んでばかりでしたが、転職エージェントという第三者的な立場の人から冷静に自分の強みや利点を明確化してもらえたのはとてもよかったですし、自分に合う会社を提示してもらえたのも凄く良かったです。
教員からの転職に関する年齢別成功ポイント
前述した教員からのおすすめ転職先を選ぶ中で、年齢を軸にどのようなポイントを抑えて転職先を選べば良いか解説して参ります。
20代で教員から転職する場合
20代で教員から転職する場合は、良くも悪くも採用企業はスキルや経験をそこまで重視しておらず、これからのポテンシャルを評価する傾向がありますので熱意ややる気をどれだけアピールできるかが成功の鍵です。
第二新卒という言葉が使われている通り、新卒3年以内はもはや大卒新卒と同じくらいの若手として扱っている企業も増えてきているため、明るく元気にコミュニケーションを取れるかが最重要ポイントでしょう。
30代で教員から転職する場合
30代で教員から転職する場合は、社会人としてある程度経験をしてきたという前提でスキルや経験を評価されることが多いので、どれだけ教員時代のスキルを棚卸しして言語化できるかが重要なポイントです。
そのため転職先の選び方としては、教員として何かを教える経験が直接そのまま役立つ塾講師や教育業界などが多くなっている傾向がありますね。
30代で未経験の業界や職種に転職できない訳ではありませんが、20代と比較するとやはり求人はグッと減ってしまいますので、今までの経験を活かせる軸で転職活動を進めるようにしましょう。
40代で教員から転職する場合
40代で教員から転職する場合は、そもそもの転職難易度が20代や30代と比較して明らかに上がりますので、転職活動は長期化する覚悟で臨んだ方が良いです。
40代で採用企業が求めているのは今までの実務者としての経験に加えて、管理職やマネジメントなど部下や後輩をまとめて育成指示した経験なので、もし教員で同じような経験があれば積極的にアピールしていきましょう。
教員から転職すると年収が上がる？下がる？
教員から転職すると転職先によっては年収が増える可能性はあるものの、教員から転職すると年収が下がることがほとんどです。
基本的に公務員教師の給与は年功序列で、民間企業の一般職に比べて年収が高い傾向がありますので、30代・40代・50代と年齢が上がるにつれて教員から転職すると年収の下がり幅は大きくなります。
逆に20代や30代前半など比較的若い年齢層で教員から転職する場合は、仮に年収が下がったとしても微々たるもので転職後の活躍で充分取り返せる可能性が高いので、教員から転職するなら早い方が良いでしょう。
教員からの転職で後悔しやすい人の特徴
教員から転職して後悔しないように、後悔してしまう人の特徴を把握しておきましょう。
あまり深く考えずに転職してしまう
転職を急ぎ過ぎてしまうと、深く考えずに転職先を決めてしまうことがあります。
「今の職場から離れたい」という思いだけで突発的に転職すると、転職先でのミスマッチが起こりやすく、後悔することが多いです。
特に教員からの転職で「失敗した」「もう一度教員に戻りたい」と思い返しても、なかなか教員に戻ることが難しい点も考慮しておく必要があります。
民間企業の業界・職種研究を怠ってしまう
教員からの転職では、民間企業の業界や職種に対する理解不足が後悔の原因になることが多いです。
教員という仕事柄、学校以外で接点を持つことができる職業が限られるため、特に民間企業へ転職する場合には入社後にギャップに直面して、「思っていた仕事と違う」という事態に陥る可能性があります。
日々忙しく働いている中だと思いますが、時間を確保して情報収集しましょう。
教員からの転職で後悔しないためのポイント
教員から転職して後悔しないために気をつけたいポイントを解説します。
転職理由を明確にする
転職の成功には、自分がなぜ転職したいのか、その理由を明確にすることが不可欠です。
教員としてのキャリアを振り返り、現職で感じる課題や不満を整理することで、新しい職場で何を求めるのかを具体的にイメージすることができます。
転職理由が不明確なまま転職を進めると、応募後に志望順位につけ方に迷ったり、転職後に「本当にこれでよかったのか」と後悔するリスクが高まります。
しっかりと転職理由を言語化しましょう。
民間企業と教員の違いを情報収集する
教員から民間企業への転職を検討する際には、両者の違いをしっかりと理解しておくことが重要です。
例えば、仕事の進め方やスピード感、求められるコミュニケーションスキルなど、教員と民間企業では異なる点が多くあります。
そのため、転職前に民間企業の文化や求められる能力について、しっかりと情報収集を行い、自分の強みがどのように活かせるかを考えましょう。
不安なら必ず転職エージェントを活用する
転職に不安を感じている場合は、転職エージェントを必ず利用しましょう。
特に教員からの転職では、業界や職種に関する知識が乏しい場合が多いため、エージェントを利用することで、適切な情報提供や面接対策などのサポートを受けることができます。
自分一人では見落としてしまうポイントも、エージェントがサポートすることで確実に準備を整えることができ、安心して転職活動を進めることができるでしょう。
教員からの転職に強い転職サイトおすすめは？
教員から民間企業へ転職することは転職先探しや退職手続きなど忙しい業務の間にすべきことがたくさんあり、簡単なことではありませんので「絶対に転職する」と覚悟を持って転職すべきでしょう。
転職先決定までは平均して2～3ヶ月と言われていますので、早めに転職活動を開始するに越したことはありません。
まずは在職中に転職エージェントに登録して転職相談や情報収集から始めるといいでしょう。
数ある転職エージェントの中でも「doda」は取り扱っている求人数が業界最大級に多いので、提示してもらえる転職先の選択肢も多く、北海道〜九州まで全国に面談拠点もあるのでまず利用すべき転職エージェントです。
教員からの転職者数No.1のdoda
✅転職者の利用満足度No.1
✅全国の求人数約270,000件(※業界1位)
✅優秀なキャリアアドバイザー多数在籍
ひとりで行うとかなりの労力が必要となるだけではなく、焦って失敗してしまう可能性もありますが、プロに相談しながら転職活動をすることで失敗を防ぐことができます。
転職エージェントを利用することで、転職相談からあなたに合った転職先の紹介、選考の日程調整代行、退職サポートまで忙しい教員の仕事を続けながらでも効率良く転職活動を進めることができます。
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