転職エージェントの使い方

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転職エージェントで同じ求人へ複数応募はNG!どこから応募すべき?

転職エージェントで同じ求人へ複数応募はNG

「転職エージェントを利用しているけれど、どこも同じ求人案件ばかり紹介されるのはなぜ?」
「別の転職エージェントで同じ求人案件を紹介されたけど、複数に重複応募しても良いの?」

と悩まれている方に向けて、現役の転職エージェントが理由と対処法について解説して参ります。

転職エージェントは仕組みさえ知ることができれば、自分の志向に合った求人を厳選して紹介してもらうことのできる非常に心強い味方となります。

転職活動において転職エージェントを有効活用できるかが成功の可否を分けると言っても過言ではないので、ぜひご参考頂ければ幸いです。

【最終更新日.2024年5月24日】

別の転職エージェントで同じ求人案件の複数応募はNG!

まず結論から言うと、別の転職エージェントで同じ求人案件を紹介された際に2社とも複数応募することは重複応募となってしまうため、原則禁止されています。

転職エージェントには重複応募禁止のルールがあって、通常1度応募した会社の同じ求人には2年間は応募してはいけないというルールがあります。

特に何か罰せられると言うことはありませんが、基本的に一度書類選考で落ちてしまった場合別の転職エージェント経由から応募しても受かる可能性は0に近いです。

採用企業も一度応募があった候補者に関してはきちんと登録して管理をしていますので「もしかしたらバレないかも?」と思って応募しても何の意味もありません。

新卒で応募した会社であればOK!

新卒の就職活動で応募した会社に落ちてしまって、中途採用や第二新卒などの転職活動でリベンジ応募することに関してはOKで問題ありません。

新卒の時から入社したいと思っていたという事実は志望動機に役立ちますし、そこまでして入社したいんだという意思表示アピールにも繋がります。

ただし、新卒採用よりも中途採用の方が見られる採用要件はシビアなので、あなたの経歴やスキルは整理して転職活動の選考対策を行いましょう。

転職活動で気づかず複数に重複応募してしまったら?

あなたが悪気がなく、良いと思った求人に過去に応募していたことが後から気づいてしまった場合は、転職エージェントの担当キャリアアドバイザーにその旨を伝えるようにしましょう。

転職エージェント側も1人の候補者を同じ企業に何度も紹介していると採用企業側からの信頼を失ってしまいかねないため、今後サポートしてもらうことを考えると申し出た方が親切です。

転職で同じ会社の違う部署に二重応募するのはアリ?

転職で同じ会社の違う部署に二重応募することに関してですが、結論から申し上げると企業によってはOKだったりNGだったりします。

1人の採用担当者が全ての部署を一任しているような中小企業であれば、違う部署に応募したとしても結局書類選考や面接を行うのは同じ人事採用担当者である可能性が高いので、NGである可能性が高いです。

反対に大企業で部署によってそれぞれ人事採用担当者がついており、部署同士の応募者情報の共有がされていない企業であれば、もはや違う部署に応募していたことすらも気づかれない可能性もあります。

そのため同じ会社で違う部署でそれぞれ求人が出ている場合は、もちろんあなたの経歴スキルが募集求人の必須条件を満たしていること大前提ですが、満たしているのであれば応募してみても良いでしょう。

どの転職エージェント経由で応募すべき?

ではまだ応募していないものの、別の転職エージェントに同じ求人を紹介されてどちらから応募すべきか迷う場合は、書類選考通過率の高い転職エージェントから応募するようにしましょう。

書類選考通過率=転職エージェントと採用企業の信頼関係値で決まりますから、書類選考通過率の高い転職エージェントから応募した方が「ここのエージェントさんの紹介なら…」とアドバンテージがあるケースが多いです。

では書類選考通過率の高い転職エージェントはどこなのかというと、20代〜30代前半の方であればdodaエージェント、30代後半以降〜の方に関してはJACリクルートメントが書類選考通過率が高いので応募するようにしましょう。

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転職エージェントで同じ会社ばかり何度も紹介される理由

転職に関するQ&A

転職エージェントで同じ求人案件ばかり紹介される理由は、以下いずれかに該当する可能性が高いです。

  • 求人開拓企業の営業先が被っている
  • 求人DBを活用している

順番に解説して参ります。

求人開拓企業の営業先が被っている

まずそもそも大前提として、転職エージェントを運営する人材会社は、企業開拓を行って自社で紹介できる求人案件を増やしている転職エージェントもあれば、新規開拓を全く行わない転職エージェントも存在します。

新規開拓を行っている転職エージェントであれば、自社でしか取り扱われていない独自案件を保有している可能性もありますが、大多数は他の転職エージェントと同じ企業に対して営業活動を行っているため求人案件が被ってしまっています。

なぜ他の転職エージェントと同じ企業に対して営業活動を行うのかというと、転職エージェントは採用企業に人を紹介してお金をもらう成功報酬型の人材紹介のため、そもそも採用にお金をかける熱量のある企業を見つけるのが大変なんですね。

▼転職エージェントの仕組み

そのため他の転職エージェントで求人を募集しているという情報を嗅ぎ付けて、その転職エージェントと同じ採用企業にばかり営業を行ってできるだけ楽に求人案件を開拓しているという事態に陥ってしまっている仕組みです。

例えば具体例を挙げると、

☑️リクルートに掲載されている会社に営業する
☑️dodaに掲載されている会社に営業する
☑️マイナビに掲載されている会社に営業する
…etc

というように、既に大手転職エージェントで取り扱われている会社に人材紹介会社は営業をかけて求人件数を増やしているため、取り扱い求人が被ってしまうという訳です。

求人DBを活用している

新規求人案件開拓を全く行わない転職エージェントは、求人DB(データベース)と呼ばれる求人案件を共有してくれるシステムを導入している転職エージェントが多いため紹介される求人案件が同じで被ってしまうという訳なんですね。

例えば具体例を挙げると、

✅エージェントバンク
✅クラウドエージェント
✅Circus
✅エクスオード
…etc

上記のような会社は求人DBと言って、転職エージェントを運営している人材紹介会社に対して、自社で開拓した求人へ自社の代わりに紹介して良いよと有料でDBを解放しているんですね。

人材紹介会社は転職希望者から登録があった際に、どんな年齢・業界・職種の人に対しても求人を紹介できた方が自社で採用が決まるケースが多い訳ですから、求人DBを使うメリットは多い訳です。

上記の前提を踏まえて、ではなぜ転職エージェントで紹介される求人案件が同じものばかりなのか、さらに深掘りして解説して参ります。

同じ求人案件の理由①:担当のキャリアコンサルタントの経験が浅い

転職エージェントで同じ求人ばかり紹介される理由の一つ目、担当キャリアコンサルタントの経験が浅いことが原因です。

転職エージェントは、離職率が高く、担当者の変更が頻繁に起きます。

複数のエージェントを利用していても、それぞれのエージェントの担当者が経験の浅いキャリアコンサルタントであることは、決して珍しいことではないのです。

経験の浅いキャリアコンサルタントになればなるほど、求人を選別する経験に乏しいため、誰もが選ぶベタな求人を選びがちです。

結果として、どの転職エージェントからも同じ求人が紹介されてしまうのです。

▶︎同じ求人ばかり紹介される時の対処法はコチラ

同じ求人案件の理由②:コンサルティングフィーが高い

転職エージェントは、コンサルティングフィーと呼ばれる紹介手数料で利益を稼ぎ出しており、一般的には、年収に対して30%の手数料が相場です。

▼転職エージェントの売上の仕組み

しかし、紹介手数料を40%と相場よりも高い料率に設定したりして、採用活動を有利に進めようとする企業もあります。

転職エージェントは、売上げノルマがあるため、こうしたコンサルティングフィーの高い企業にコミットをします。

コンサルティングフィーの高い求人ばかりを紹介することになってしまい、登録者からすれば、どの転職エージェントからも同じ求人が案内されてくることにつながっていくのです。

▶︎同じ求人ばかり紹介される時の対処法はコチラ

同じ求人案件の理由③:新規求人が一時的にない

転職エージェントに同じ求人ばかり紹介される理由の1つに、新規求人が一時的にないケースが考えられます。

転職市場では、企業の決算期など採用活動が一時的にストップする時期があるため、転職エージェントとしては、既存の求人を紹介するしかありません。

そのため、どの転職エージェントからも同じような求人しか紹介されないと感じるでしょう。

もちろん、決算期が終れば雪崩を打ったように新規求人が大量に市場に出されます。

ただし、その大量の新規案件もほぼ同じタイミングで市場にリリースされるため、多くの転職エージェントから同じ案件を紹介されるはずです。

▶︎同じ求人ばかり紹介される時の対処法はコチラ

同じ求人案件の理由④:希望条件が狭すぎる

「資本金10億円以上かつ年収600万円以上は譲れません」「東京勤務が絶対条件です」などと、転職エージェントに対して要望を伝える人がいます。

当然ですが、希望条件が狭すぎる人は、紹介できる案件が限られてしまいます。

可能性を広げてもらおうと、希望条件とは異なる求人を紹介しても、「まったく私の考えをわかっていない」と、担当者変更を要求するクレームが寄せられることが珍しくありません。

どの転職エージェントでも、希望条件が狭すぎる登録者に対しては、希望に合致した求人しか紹介しない傾向があります。

▶︎同じ求人ばかり紹介される時の対処法はコチラ

転職エージェントで同じ求人案件ばかり紹介された時の対処法

まず大前提として、転職エージェントの中には他の転職エージェントで取り扱われているような同じ求人案件ばかりを紹介してくれる転職エージェントもあれば、自社でしか取り扱われていない独自求人を頑張って開拓している企業もあります。

独自求人を一生懸命開拓している転職エージェントで多いのは、中小転職エージェントではなくどちらかというと大手転職エージェントで、その理由は中小転職エージェントの場合新規開拓に掛けられるリソースが不足していること原因です。

中小転職エージェント=両面型と言われています。

▼両面型と分業型エージェントの違い

対して大手転職エージェントであれば、両面型ではなく法人担当と個人担当が分かれており、もっと言えばdodaマイナビエージェントのような超大手であれば新規開拓専門の部隊も存在します。

そのため他の転職エージェントと同じ求人案件ではなく独自求人案件を紹介してもらいたい場合は、求人案件保有数の多い大手転職エージェントを片っ端から利用して、独自求人案件を見つけていくしか方法はないでしょう。

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上記前提を踏まえて、同じ求人案件ばかりを紹介されてしまわないための対処法について解説をして参ります。

同じ求人案件を紹介された場合どの転職エージェントから応募すべき?

もし仮に別の転職エージェントから同じ求人案件を紹介されてしまった場合、できるだけ書類選考通過率の高い転職エージェントから応募すべきと言えます。

基本的に一度応募して書類選考や面接で落ちてしまった企業に対してもう一度応募することは、重複応募となるため採用される見込みは極めて低いです(※前回応募から半年以上経てばOKなどの例外あり)。

そのため最初に応募する段階で書類選考通過率の高い転職エージェントから応募しておかなければ、本来受かって内定を得られる筈であった企業から落とされてしまうこともあるため、非常に勿体ないことになりかねません。

書類選考の高い転職エージェントに関しては、doda(20代~30代)JACリクルートメント(40代〜)がとりわけ定評がありますので、ぜひまずはdodaやJAC経由で企業に応募するようにしておきましょう。

同じ求人案件の対処法①:経験豊富なキャリアコンサルタントを担当者にしてもらう

経験豊富なキャリアコンサルタントになれば、つながりが深い取引先を数社持っています。

たとえ現時点で求人が顕在化していなくても、「このような人がいますがいかがでしょうか?」と、提案ベースで打診をしてくれることがあります。

「どの転職エージェントからも同じ求人ばかり紹介される」という不満にも、企業側の事情について長年のキャリアから丁寧に説明をしてくれ、納得のいく転職活動につながっていくはずです。

可能であれば、経験豊富なキャリアコンサルタントに担当してもらいましょう。

同じ求人案件の対処法②:希望条件を広げる

同じ求人ばかりが紹介されると感じたら、「業界・規模にこだわりません」「全国勤務可能」「一時的に年収が下がってもOK」などと、希望条件を広げましょう。

特に異職種へのキャリアチェンジも可能だと伝えておけば、これまでにない求人案件が紹介される可能性が高くなります。

提案力の高い担当者から、「この人は求人を紹介しやすい人だ」と思ってもらえれば、意外な求人に出会えるでしょう。

同じ求人案件の対処法③:職務経歴書を書き換える

同じ求人ばかりを紹介される場合、職務経歴書を書き換えることも方法の1つです。

たとえば経理事務であっても、納期を短縮した実績をグラフ化することで、財務コンサルタントの求人案件を紹介されるケースもあります。

実務経験だけが評価されるのではありません。

図や表・グラフを織り込み、数値分析能力・プレゼンテーション能力の高さをアピールしましょう。

同じ求人案件の対処法④:自分から案件を打診する

「こういう企業に興味があるのですが、コンタクトしてもらうことは可能でしょうか?」と、キャリアコンサルタントに自分から打診する方法も1つです。

転職エージェントから働きかけてもらうことで、企業の採用動向が分かるメリットがあります。

なかには、「転職エージェントは利用しないので、人事部宛に直接送ってください」と新しい展開に発展するケースも。

転職エージェントの求人をひたすら待つような、受身でいる必要はありません。

不思議なもので、積極的に自分から求人を開拓するような人に、企業も魅力を感じるものです。

転職エージェントで同じ求人案件ばかり紹介される理由と対処法まとめ

今回紹介した転職エージェントに同じ求人ばかり紹介された時の対処法をもう一度整理すると、

経験豊富なキャリアコンサルタントを担当者にしてもらう

希望条件を広げる

職務経歴書を書き換える

自分から案件を打診する

上記が最も良い対象法として挙げられます。

そのため転職エージェントを利用する際は、上記対処法を取った時に積極的に応じてくれる対応が親身な転職エージェントを選ぶ必要があり、どのエージェントを利用するかは非常に重要な要素となります。

親身さがウリ!面談満足度の高い優良おすすめ転職エージェント」で対応が親身な優良転職エージェントについて厳選して紹介しているので、どのエージェントを選んだら良いか分からない方はぜひご参考にして頂ければ幸いです。

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転職エージェントで同じ求人への再応募に関するQ&A

転職で同じ会社2回目の再応募で受かる可能性は?

転職活動において、一度落ちた会社に2回目の再応募で受かる可能性は限りなく低いです。

ごく稀に一度書類選考に落ちてしまった会社に再応募して受かることがありますが、採用要件のハードルが下がったか、応募者の経歴キャリアが増えたかのいずれかに該当しない限りは難しいでしょう。

転職エージェントで落ちた!→別のエージェントで受かる?

1社の転職エージェントで採用選考に落ちた同じ企業に対して、別の転職エージェント経由で受かるかについては、前述した通り可能性は限りなく低いです。

冒頭あたりでもお伝えした通り、1社の求人には2年間は再応募(重複応募)できないというルールもありますので、転職エージェント側で重複応募していないか応募前にチェックしている会社もあります。

気づかずに再応募してしまった場合はすぐに担当者に連絡するようにして、意図的に同じ会社に再応募することは意味がなく転職エージェントにとってもあなたにとっても時間の無駄になりますので、避けるようにしましょう。

転職エージェントを掛け持ちしている他社状況の伝え方は?

転職エージェントを掛け持ちしていることを上手な伝え方としては「幅広く求人を探したいと考えておりますので、御社とは別のエージェント様にも依頼しております」と正直に伝えても何ら問題はありません。

転職エージェント側の立場としては自分一人に相談してもらっておいた方が嬉しい気持ちはありますが、別のエージェントを掛け持ちしていることでライバル競合に負けないようより一層気を引き締めて転職サポートを行ってくれます。

ちなみに担当キャリアアドバイザーに別の転職エージェントも掛け持ちしているのか聞かれたら答えれば良いですが、聞かれなければ特に掛け持ちしていることを伝える必要性はないでしょう。

転職エージェントを絞るタイミングはいつがベスト?

複数の転職エージェントを掛け持ちすることは問題ありませんが、やはり複数を併用していると担当者とのやりとりも増えますし徐々に管理が大変で煩わしいと感じる人も少なくないので、徐々に絞っていく必要があります。

転職エージェントを絞るベストタイミングとしては、応募企業が定まって選考も進んでおり、同じ転職エージェントが仮に応募企業に落ちたとしても別の求人を用意している様子が伺えれば絞っても問題ないタイミングと言えます。

具体的な状況としては、「A株式会社の一次面接を突破して次が最終面接。もしA社がダメであれば、次はB社も提案する予定」と担当キャリアアドバイザーと認識が合っているようであれば、その1社にエージェントを絞って何ら問題ないでしょう。

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