利益率・収益力の高い業界で働きたい!
頑張りが年収に反映される業界に勤めたい
未経験から挑戦して高収入を得られるか気になる
転職活動において、応募先の業界選定はとても重要な要素です。
多くの方が業界の将来性をリサーチしていますし、方向性が決まっている方は「自分の選んだ業界で、ちゃんと稼げるか」と不安になることもあるでしょう。
そこでこの記事では、日本取引所グループの発表している上場企業の2023年期の決算情報をもとに、営業利益率の高い業界TOP5ランキングを紹介します。
各業界の特徴や利益率の高い理由や、転職難易度や年収についての情報も簡単にお伝えします。
また、反対にワースト5の業界も紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただき、応募先の業界選定にお役立てください。
※日本取引所グループ発表の、決算短信集計結果2022年度(2022年4月期〜2023年3月期より算出しています)
2023年12月18日新規公開
目次
利益率の高い業界&業種ランキング第1位:証券、商品先物取引業
証券・商品先物取引業は、株式、債券、商品先物などの金融商品の取引を仲介する産業です。顧客の資産運用のアドバイスや、市場分析、取引実行などが主な業務です。
利益構造
取引手数料や資産運用に関連する手数料から利益を得ます。市場の活況や取引量の増加により、高い利益率を達成することが可能です。
転職難易度
専門職では金融市場に関する実務経験や資格が必要ですが、営業職などは業界未経験からの転職も可能です。資格取得(証券外務員資格など)がキャリアアップに役立ちます。
平均年収
平均水準以上の高収入が期待できる業界です。しかし、経験や実績に応じて年収は大きく変動します。
代表的な企業
野村證券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券など
利益率の高い業界&業種ランキング第2位:鉱業
鉱業は、鉱物資源の探査、採掘、加工、販売を行う産業です。地質調査、鉱山の開発、鉱石の採掘、精錬などが主な業務です。
利益構造
特に資源価格が高騰する時期には高い利益率を誇ります。市場価格に左右されやすいが、資源の稀少性が高い場合、大きな利益を上げることが可能です。
転職難易度
専門職では専門知識や技術が求められるが、実務業務においては未経験からの挑戦も可能です。
平均年収
鉱業は高収入が期待でき、比較的年功序列風土が残っており、経験や役職に応じて年収変動します。
代表的な企業
INPEX、住友金属鉱山など
利益率の高い業界&業種ランキング第3位:不動産業
不動産業は、土地や建物の売買、賃貸、管理、開発などを行う業界です。業務は不動産の仕入れ、販売、賃貸管理、プロジェクト開発など多岐にわたります。
利益構造
物件の売買や賃貸から得られる収益により、高い利益率を達成することが可能です。特に、良好な立地の物件や高品質の開発プロジェクトは高い収益を生み出します。
転職難易度
比較的未経験から挑戦しやすいでしょう。専門職は宅地建物取引士などの資格があると有利です。また、市場動向や不動産法規に関する知識が求められます。
平均年収
不動産業界の平均年収は業界内でのポジションや経験によって異なります、未経験から挑戦しやすい営業職はインセンティブ要素が高く高収入が期待できます。
代表的な企業
三井不動産リアルティ、東急リバブル、住友不動産販売、日本アセットマーケティングなど
利益率の高い業界&業種ランキング第4位:情報・通信業
情報・通信業はインターネットサービス、ソフトウェア開発、データ通信などを提供する業界です。技術革新が速く、常に新しいサービスやソリューションが求められます。
利益構造
情報・通信業は、サービス提供に関連する収益モデルにより高い利益率を達成しています。特にデータ通信やクラウドサービスは、安定した収益源となっています。
転職難易度
ITスキルや専門知識が求められますが、業界として成長していることから未経験から挑戦できるポジションが多くあります。資格取得や継続的なスキルアップがキャリア形成に役立ちます。
平均年収
情報・通信業は比較的高収入が期待できる業界です。技術者やIT、DX専門職の年収は引き手数多であり特に年収が高い傾向にあります。
代表的な企業
NTT、KDDI、ソフトバンク、楽天など
利益率の高い業界&業種ランキング第5位:製造業(精密機器)
精密機器製造業は、医療機器、光学機器、計測機器などの高度な技術を要する製品の設計、開発、製造を行います。技術革新が速く、精度の高い製品が求められます。
利益構造
生産、研修設備など大型投資が必要になる参入障壁の高い業界ですが、高い技術力と製品の品質によりシェアを確立すると、高い利益率を達成することが可能です。特に特許や独自技術を持つ製品は、高い収益を生み出すことがあります。
転職難易度
専門的な技術や知識が求められるため、未経験からの転職は比較的難易度が高い傾向にあります。
平均年収
精密機器製造業は比較的高収入が期待できる業界です。技術者や研究開発職の年収は特に高い傾向にあります。
代表的な企業
オリンパス、ニコン、キヤノンなど
利益率の低い業界&業種ランキングワーストTOP5
反対に、最新データで営業利益率の低い業界ワースト5も紹介します。
- ワースト1:電気・ガス業
- ワースト2:製造業(紙・パルプ)
- ワースト3:卸売業
- ワースト4:製造業(石油・石炭製品)
- ワースト5:水産・農林業
ワースト1:電気・ガス業
エネルギー供給を行う重要なインフラ業界です。
✅低利益率の理由: 大規模な設備投資が必要で、運営コストが高い。また、価格規制や市場競争の激化により、利益率が抑制される傾向にあります。
ワースト2:製造業(紙・パルプ)
紙・パルプ製造業は、紙製品やパルプの生産を行います。
✅低利益率の理由: 原材料コストの上昇、デジタル化の進展による紙需要の減少、環境規制の強化などが影響しています。
ワースト3:卸売業
卸売業は、製品を生産者から小売業者へ供給する業界です。
✅低利益率の理由: 価格競争の激化、流通コストの上昇、オンライン販売の台頭による市場構造の変化が影響しています。
ワースト4:製造業(石油・石炭製品)
石油製品や石炭製品の生産を行います。
✅低利益率の理由: 国際市場での原油価格の変動、再生可能エネルギーへの移行、環境規制の強化が影響しています。
ワースト5:水産・農林業
水産・農林業は、漁業、農業、林業などを含む業界です。
✅低利益率の理由: 天候や気候変動の影響を受けやすく、生産コストの上昇、国際競争の激化が影響しています。
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