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診療放射線技師から転職したい人必見!転職先おすすめ4選

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診療放射線技師は、医師や歯科医師以外で人体へ放射線を照射することができる唯一の職業です。

画像診断が主流となった現在の医療では、欠かせない存在になっています。

私も、かつては診療放射線技師として病院で勤務しており、自分が撮影した画像が患者の治療に役立っている様子を見ていると、とてもやりがいを感じていました。

しかし、勤務先への不満や医療に携わるプレッシャーから転職を考えている人が多いのも事実です。

「せっかく国家資格を取ったから、診療放射線技師の仕事をしないと辞めるのはもったいない」と無理をして今の仕事を続けるのではなく、視野を広げて転職を考えてみてはいかがでしょうか。

病院で働く以外にも今までに身につけたスキルを活かせる仕事はたくさんありますので、今回は診療放射線技師におすすめの転職先を紹介していきたいと思います。

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この記事の執筆者

診療放射線技師takutaku
元診療放射線技師の医療系ライター。
診療放射線技師からの転職を経験。現在は転職エージェントで5年以上腰を据えて勤務を続けている。
転職活動中は年収や職場環境を重視し、転職エージェントからの熱心な助言で現在の職場へ転職。

【新規公開日.2023年10月6日】

診療放射線技師を辞めたい理由

  • 職場の人間関係が悪い
  • 給料が低い&上がらない
  • 仕事にやりがいを感じない
  • 不規則な生活(夜勤あり)
  • 業務へのプレッシャー

1. 職場の人間関係が悪い

どんな仕事に就いても発生する問題かもしれませんが、診療放射線技師も例外ではありません。

上司からパワハラを受けたり、派閥争いに巻き込まれたりすることもあります。

また、医師や看護師など他の医療スタッフと関わりながら、チーム医療の一員として仕事をする場面もあります。

医師が威圧的な態度で指示を出してきたり、病棟へポータブル撮影に行った際は看護師に無視されたり、異職種の人と問題が発生することもあります。

診療放射線技師同士、その他の医療スタッフ間の人間関係で悩む人は多いです。

2. 給料が低い&上がらない

厚生労働省によると、令和4年の診療放射線技師の平均年収は543万円(41.5歳、勤続年数13.7年)となっています。

決して悪い数字には見えないですが、この金額はあくまで平均値であり、当たり前ですが20代や30代はもっと低く、また勤務先によってかなり差があります。

昇給額も低く、私が勤務していた病院は毎年2000円しか月給が上がりませんでした。

そのため給料を増やすために夜勤をしたり、休みの日にバイトに行ったりしているのが現状です。

認定資格を取得すると給料に反映される施設もあるため、積極的に勉強している人も多いですが、働きながら勉強することは簡単ではありません。

3. 仕事にやりがいを感じない

診療放射線技師は毎日同じような検査や治療の繰り返しの日々です。

一般撮影やCT検査では撮影する患者はその都度変わりますが、診療放射線技師として行う作業にほとんど変わりはありません。

放射線治療の現場では、治療のために毎日同じ時間に同じ患者が来院します。

画像診断の検査をする時よりも、単調な作業の繰り返しです。

こんな日々では仕事にやりがいを感じられず、モチベーションも下がってしまいます。

4. 不規則な生活(夜勤)

病院で勤務していると多くの場合は夜勤があります。

診療放射線技師の夜勤は検査だけ対応すればいいので他職種の人から楽だと思われがちですが、中には夜間帯でも検査数が多く、仮眠の時間がとれないような病院もあります。

仕事が終わって家に帰ってから睡眠をとり、目が覚めたらもう夕方なんてことも少なくありません。

定期的に夜勤を行っていると生活リズムが崩れてしまい、不規則な生活になることがストレスに感じる人もいます。

5. 業務へのプレッシャー

診療放射線技師が撮影した画像を元に医師が診断するので、正確な画像を提出しなければなりません。

画像が正確でなければ誤診に繋がってしまいます。

仕事中は常に気を張って細心の注意を払いながら過ごさなければなりません。

また、救急や手術室での撮影は、他の撮影に比べてさらに緊張感が増します。

救急では患者の処置が遅れると命に関わってきますし、手術室では麻酔をしている時間が長くなってしまうと、患者の予後に影響を与えます。

どちらの現場でも再撮影している暇なんてありません。

失敗が許されない中での撮影はかなりプレッシャーがかかり、ストレスに感じるものです。

診療放射線技師で働くことで身につくスキル

  • 医療や撮影法の知識
  • コミュニケーション能力

医療や撮影法の知識

一つ目のスキルは医療や撮影法の知識です。

最低限の知識は学校で学びますが、臨床の現場でしか学べないことも多いです。

また、実際に装置を使って撮影をしていく中で、装置の仕組みや機能を知ることができ、これらの知識は自然と身につきます。

コミュニケーション能力

二つ目のスキルはコミュニケーション能力です。

他職種のスタッフと連携して働く場面が多くあり、スタッフ間のコミュニケーション不足は、重大なインシデントを引き起こす原因になります。

また患者と接する機会も多く、特に一般撮影やマンモグラフィの検査では、直接患者の体に触れて検査を行うので、患者との間に信頼関係を築く必要があります。

患者が検査に不安を抱いている場合は丁寧に説明する、痛みが強い場合は痛みを少なくするために工夫するなど、患者に合わせて対応していく必要があり、その為には会話が欠かせません。

診療放射線技師として働く中で、コミュニケーション能力は鍛えられています。

診療放射線技師から転職先おすすめ4選!他職種おすすめは?

他の医療機関・健診センター
医療機器メーカー
治験コーディネーター(CRC)
放射線を取り扱う企業

※⭐️の数は診療放射線技師の仕事との親和性

診療放射線技師から転職先おすすめ①:他の医療機関・健診センター

人間関係などを理由に「診療放射線技師は続けたいけど今の職場は辞めたい」という方は、他の病院やクリニック・健診センターへの転職をおすすめします。

今まで習得してきたスキルを存分に活かすことができ、新たな環境で心機一転することができます。

大学病院のような大規模な病院から小規模な病院・クリニックもあり、施設によって働き方も変わります。

クリニックでは、整形外科や乳腺外科など医師の専門分野に絞られることが多く、自分が興味のある分野のクリニックに就職できれば、モチベーションを高く保ちやすいです。

また、夜勤をしたくない人は健診センターという選択肢もあります。

検診センターは基本日勤のみで終わるため、不規則な生活から抜け出すことができます。

診療放射線技師からの転職理由例文

放射線技師アイコン

現職で8年診療放射線技師として勤務してきました。その中でも、マンモグラフィに非常に興味があり、検診マンモグラフィ撮影認定を取得し得意としています。

貴院は私の希望するマンモグラフィのモダリティがあり、撮影件数も多いことからさらなる経験を積むことができることに魅力を感じています。今までの経験を活かしつつ新たに成長し、貴院にお役立ちできればと思い志望致しました。

診療放射線技師から転職先おすすめ②:医療機器メーカー

医療機器メーカーに転職する際、最も選ばれる職種は「アプリケーションスペシャリスト」です。

医療機器メーカーと臨床の現場を結ぶパイプ役で、現場の診療放射線技師に装置やアプリケーションの使い方を説明する仕事です。

様々な病院を訪れて話をするため、コミュニケーション能力が欠かせません。

また、臨床の経験があると医療知識や撮影法の知識が身についているため、現場がどのような機能を求めているか考えやすくなります。

キヤノンメディカルシステムズ株式会社やシーメンスヘルスケア株式会社など、日系企業から外資系企業まで選択肢は多いです。

また、それぞれのモダリティごとに募集がかけられることが多いので、応募する際は自分が携わりたい分野を選択しましょう。

医療機器メーカーの転職理由例文

放射線技師アイコン

臨床の現場で経験を積む中で、もっと多くの患者を救う仕事がしたいと考えるようになり、貴社のアプリケーションスペシャリストの方と話しをする機会があり、仕事に興味を持ちました。

最先端の医療技術に触れることができることに大変魅力を感じています。臨床経験から得た知識やコミュニケーション能力を活かし、貴社の製品向上に貢献できればと思い志望致しました。

診療放射線技師から転職先おすすめ③:治験コーディネーター(CRC)

治験業界には診療放射線技師でも転職できる「治験コーディネーター(CRC)」があります。

CRCは治験を受ける方へ説明をしたり、スケジュールを調整したり、治験をスムーズに行えるようサポートする仕事です。

特別な資格は必要ありませんが、専門性の高い製品を取り扱うため臨床経験や医療知識が必要です。

また、治験を受ける被験者や医師・製薬会社など、多くの人と関わるためコミュニケーション能力が問われます。

CRCに未経験から転職するには、治験施設支援機関(SMO)企業に就職する形が一般的であり、EPS綜合株式会社やシミックヘルスケア・インスティチュート株式会社などがあります。

治験コーディネーター(CRC)の転職理由例文

放射線技師アイコン

未来の多くの患者を救う手助けをしたいと思い、この度は治験コーディネーター(CRC)を志望致しました。

診療放射線技師として勤務し多くの患者と接していく中で、薬が効かず苦しんでいる方を多く見てきて私にできることはないかと考えていた時に、診療放射線技師である私でも治験に携わることができる治験コーディネーターの仕事を知りました。

今までの臨床経験やコミュニケーション能力を活かして新薬開発に貢献し、今よりも多くの患者を救いたいです。

診療放射線技師から転職先おすすめ④:放射線を取り扱う企業

診療放射線技師は医療知識だけでなく、放射線に関する知識も持ち合わせています。

そのため、放射線を取り扱う企業へエックス線作業主任者として転職することも可能です。

このエックス線作業主任者の資格は、診療放射線技師の資格を持っていれば試験を受けることなく、手続きをするだけで取得できます。

放射線の測定を行う場合や非破壊検査(機械を壊すことなく内部の傷の有無や大きさを検出する方法)を行う現場で活躍することができます。

特に、非破壊検査ではCT装置を扱うこともありますので、CTの撮影経験がある診療放射線技師は有利と言えます。

非破壊検査を行っている企業はパナソニックホールディングスや島津テクノリサーチなどがあります。

医療よりも放射線に興味がある方におすすめです。

診療放射線技師からの転職理由例文

放射線技師アイコン

大学卒業時に診療放射線技師の資格を取得し、病院で5年間勤務してきました。

画像診断を通して医療に貢献することは非常にやりがいを感じますが、私は放射線管理の分野に興味を持っています。

放射線を取り扱うことは危険と隣り合わせであり、みんなが安全に使用していく環境を作っていかなければならないという責任感を感じています。

今までの培ってきた知識や経験を活かして、放射線管理の分野で貴社に貢献したいと思い志望しました。

診療放射線技師からの転職必勝のコツ3選


転職必勝のコツは

・異職種にも目を向ける
・業務内容や採用条件を確認する
・複数の転職エージェントを活用する

この3つです。

異職種にも目を向ける

診療放射線技師の転職は「病院から病院」や「病院から健診センター」など、診療放射線技師としての仕事は変えない方が多いですが、診療放射線技師の資格を持っているからと言って、その仕事しかできない訳ではありません。

今回紹介した転職先のように、取得した資格や今までの経験・スキルを活かせる職業はたくさんあります。

転職を考える際は診療放射線技師の仕事だけでなく、異職種の仕事にも目を向け、どんな仕事がしたいのか考えてみましょう。

業務内容や採用条件を確認する

転職する時に必ず確認してほしいのが業務内容と採用条件です。

どういった仕事を行うのか、給料はいくらなのか、休みはどれくらいあるのかなど、転職先のメリットだけでなくデメリットにも目を向けて、応募するかどうか考えましょう。

今の職場を辞めたいからと言って、あまり詳細を確認せず転職してしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」という状況になる可能性があります。

転職して後悔するのではなく、転職して良かったと思えるよう慎重に転職活動を進めましょう。

診療放射線技師に強い転職エージェントおすすめ

転職の際は転職エージェントを利用すると効率的に仕事を探すことができます。

▼転職エージェントの仕組み(オリジナル)

診療放射線技師としての仕事を続けるのであれば、「放射線技師人材バンク」や「レバウェル医療技師」など、その分野に特化したエージェントを利用しましょう。

また、異職種の転職を希望される場合は、「doda」のようなテレビCMでもおなじみの業界最大級の転職エージェントがお勧めです。

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どの転職エージェントを利用する場合も、複数の転職エージェントに登録し、より多くの求人から仕事を探すことで、自分に合う仕事を見つけやすくなります。

診療放射線技師の転職に関するQ&A

看護師転職サイトに関するQ&A一覧

診療放射線技師の仕事内容一覧は?

診療放射線技師の仕事内容一覧は以下のようになります。

  • 放射線撮影:X線、CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)、などの放射線機器を用いた撮影作業
  • 患者対応:患者の説明・指導。適切なポジショニングの確保。体位調整
  • 機器のメンテナンスと管理:日常的な点検や清掃。故障時の初期対応。機器の更新や導入に関する提案
  • 画像の解析:画像の評価や補正。必要に応じて医師への報告
  • 放射線治療:放射線治療機器の操作。患者への照射位置の調整
  • 放射線保護:放射線の安全管理。放射線量の計測や記録。

勤務先の医療機関や設備、診療放射線技師の専門分野や経験により仕事内容が一部異なることもありますが、基本的には上記が診療放射線技師の仕事内容となります

診療放射線技師になるには?求人おすすめ

診療放射線技師になるためには、以下のステップや条件を満たす必要があります。

  1. 専門学校や大学での学習:診療放射線技師養成の課程が設けられている専門学校や大学に入学
  2. 国家試験の受験資格の取得:養成課程を修了することで、診療放射線技師国家試験の受験資格を取得
  3. 国家試験の合格:試験は年1回実施されており、放射線の基礎知識や技術、法規、倫理などの領域に関する問題が出題
  4. 就職:免許を取得した後、病院、クリニック、診療所などの医療機関や、大学、研究所などに就職
  5. 継続的な学習:技術や知識の更新は必須です。専門の学会や研修会に参加して、最新の知識や技術を学ぶ

診療放射線技師としてのキャリアをスタートさせるためには上記のステップを必ず踏んでからとなります。

就職先の求人については専門学校経由で紹介される場合もあれば、自分でdodaのような就職サイトや求人サイトから応募する方法もあります。

診療放射線技師の将来性は?仕事なくなる?

診断や治療技術の進歩に伴い、MRI、CT、PETなどの放射線を用いた医療機器の需要は増加傾向にあり、機器の操作や管理には専門的な知識や技術が求められるため、診療放射線技師の需要も引き続き存在すると考えられます。

AI技術の進化により、画像診断のサポートや一部の画像解析作業が自動化される可能性がありますが、患者とのコミュニケーションや具体的な撮影のポジショニング、機器の操作・メンテナンスなど、技師の役割は多岐に渡ります。

そのため、診療放射線技師の仕事の完全な自動化は難しいとされおり、加えて診療放射線技師は高度な専門性を持った職種であるため、将来的に仕事がなくなる可能性は低いと言えるでしょう。

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