近年、働き方改革の影響で自分のキャリアを見直す人が増えてきました。その中で、採用担当という職種にも注目が集まりつつあります。
しかし、多くの方が採用担当に興味はあるけど「未経験」という理由でなかなかキャリアチェンジへの一歩踏み出せてないのではないでしょうか。
- キャリアチェンジをして採用担当を目指したい
- 採用担当として会社の成長に貢献したい
と考えている方にとって、採用担当になる方法やその業務内容などネットで調べてもわからないことばかりだと思います。
そこで、この記事では
- 未経験から採用担当になるために必要なこと
- 採用担当の仕事内容
をご紹介します!未経験で採用担当になり、半年で5名以上の採用を成功させた現役採用担当が赤裸々に解説します。
この記事を読めば、憧れの採用担当に向けて何をするべきか明確になりますので、不安がある方はぜひご覧ください。
H.Akemi
新卒で営業職を経験した後に未経験から人事採用担当へのキャリアチェンジに成功。
新卒・中途採用担当者を兼務し年間2000名以上の候補者と面接や説明会を開催。
現役人事としてHR領域のスペシャリストとして活躍。
人事の転職エージェントおすすめ8選!未経験者は転職難しい?
最終更新日.2023年1月27日
目次
採用担当になるには?
企業にとって採用担当とは、会社の「顔」です。
求職者と1番最初に関わるのは採用担当であり、求職者が会社の第一印象を決める要因です。そのため、企業にとって採用担当選びは、とても重要です。そこで、選ばれる採用担当になるための方法をご紹介します!
今回紹介する要点をしっかり取り入れ、ぜひ実践してください!
採用担当になりたい意志をしっかり伝える
面接では、どうしてこの会社で採用担当になりたいのかを明確に伝えましょう。
採用担当は、会社の魅力や事業内容を明確に求職者に伝える必要があります。そのために、自分が会社のことを理解していることはもちろん、会社に対しての想いをしっかりと持つことが大切です。
面接では「どうしてこの会社ではないといけないのか」という会社に対する志望理由を明確に答えたうえで、採用担当になったら何を成し遂げたいか、どんな目標があるのかを自分の言葉で伝え、志望度の高さをアピールしましょう。
参考:人事未経験の転職志望動機・志望理由例文まとめ【※現役人事伝授】
採用担当に必要なスキルのアピール
採用担当に必要なスキルには、コミュニケーション能力や調整力などがあります。これらのスキルを兼ね備えていることを面接ではアピールしましょう。
例えば、調整力ではスケジュール管理の経験を話してみましょう。採用担当は、求職者と現場社員の面接日程の調整など、自分以外の人のスケジュール管理も必須となるため、このスキルは重要です。
コミュニケーション能力では、求職者にポジティブな印象を与えられるような面接を実施できる力があることや、関係者の人たちと良好なコミュニケーションが取れることをアピールすることが重要です。
未経験でも可能なところに行く
意外かもしれませんが、未経験の採用担当を募集している企業は多いです。
特に中小企業やベンチャー企業では、これから採用チームをつくる段階の企業もあるため、立ち上げメンバー枠として未経験採用を行っている企業もあります。
そのため、未経験採用を実施している企業を探して応募するのがおすすめです。
立ち上げメンバーになった場合は、企画力が求められる場面が増えるので、頭を柔軟に使える方や発想力のある方にはぴったりです。
兼務を視野に入れる
採用担当で多いのが、広報業務や人事業務の兼務です。
大手企業では部署ごとに担当業務が分けられていますが、中小企業やベンチャー企業では兼務で採用担当をする人がほとんどです。
採用担当だけにこだわらず、さまざまな業務を経験してみたいという方は、兼務で働くという働き方を視野に入れて転職活動をしてみると幅が広がり、採用担当になりやすいでしょう。
採用担当は激務できつい?
一見企業の花形に見える採用担当ですが、その業務内容は幅広く激務なのが採用担当の仕事の特徴です。実際に採用担当の具体的な仕事と激務の理由を以下ではご紹介します。
採用手段が多い
現在、求職者に最も利用されているのが「就職・転職サイト」「就職・転職エージェント」です。
採用担当は、求職者のみならずエージェントなどの外部の方とのやり取りが発生するのです。また、近年ではSNSの普及により、Twitterを通じて候補者を探したり、スカウトを送ったりと採用手法が増えてきています。

さまざまな採用手法を駆使することで多くの求職者と出会える反面、会社を魅力に感じてもらうための求人情報の用意など、負担はとても大きいです。
人材不足
中小企業の多くは、採用担当が1~3名体制の企業がほとんどです。中には1名体制の企業もあり、人事対応と兼任で行っている人も少なくありません。
中小企業ではほとんどの方が、1人で採用担当をしているため、採用スケジュールが間に合わないなどの事態が発生することもあり、負担を感じている方は多いです。
スケジュール管理が困難
採用担当は、求職者と現場メンバーの橋渡しともいえます。
面接調整をする際は両者の面接可能な時間を調整するため、スケジュール管理が必須になります。また、現職中の求職者と面談をする場合は、業務後や休日対応が必要になることもあり、プライベートの時間を確保しにくい場合があります。
採用企画の立案
新卒採用や中途採用、会社説明会や転職フェアなど、採用担当に求められる採用企画は多岐にわたります。特に新卒採用は3月~4月がピークのため、さまざまな企画実施が求められる時期です。
会社説明会で、どれだけ自社の魅力を伝えられるかは採用担当にかかっているため、企画準備から、気が抜けません。
これらの採用企画は採用担当にとって、激務の一つともいえます。
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採用担当が特に激務な時期は?
採用担当者が1年の中でも特に激務で忙しい時期は、大きく分けて2回あります。
年始~5月頃(新卒採用業務繁忙期)
年始~5月頃にかけては新卒の採用の広報活動が3月から解禁されるため、解禁と同時に企業説明会や就活フェアを実施しながら並行して内定者のフォローや受け入れ準備も行わなければいけません。
1年生〜2年生を対象としたインターンシップを開催している企業であれば、ちょうど同じ期間に受け入れが始まってしまうため1年間の中で新卒採用担当者の業務が最も忙しい時期に該当します。
3月~4月・9月〜10月頃(中途採用業務繁忙期)
中途採用業務繁忙期としては、やはり上半期と下半期の開始月である4月と10月入社に向けて激務度が増してくる傾向があります。
4月入社の場合は年明けあたりのタイミングから徐々に応募者のエントリー数が増えていくので、必然的に説明会や面接の回数や頻度が上がり中途採用担当者はほぼデスクにいないという事態が発生します。
10月入社の場合も同様で、業務の拡大に伴う採用に加えて欠員補充が出やすい時期でもありますので、募集する求人の数も多く中途採用担当業務の繁忙期と言えるでしょう。
採用担当者が激務になる理由は?
採用担当者が激務になってしまう理由は以下の原因が挙げられます。
- 採用手法が多岐に渡りすぎている
- 他の社員に仕事を任せづらい職種
- 求職者にスケジュール調整する必要がある
近年では採用手法は以前に比べて益々多様化しており、従来の手法であった求人広告・人材紹介・人材派遣などの手法に加えてSNS採用・ダイレクトソーシングを使った採用など益々採用担当者の業務内容は多角化しています。
社員採用のようなリファラル採用という手法や現場社員による面接代行も存在しますが、基本的には採用担当者が他の社員に任せられる仕事内容は限定化されていてSOSを挙げにくい環境であると言えます。
また求職者は中途採用の場合は在職中の業務を終了後に面接を調整しなければなりませんので、20時や21時スタートもザラでなかなか会社から帰れない採用担当者も少なくありません。
採用担当者の激務解消の対処法
ではそんな激務な採用担当者の仕事を解消するためにはどのような対処法が必要となるのでしょうか?
具体的な対処法としては、
- 採用管理ツールの導入で業務を削減
- 採用アシスタントを補充して業務の集中化
上記2つが挙げられます。
近年ではATSと呼ばれるHRMOSやTalentioなどの採用管理ツールも台頭してきており、少しでも採用担当者の負担を減らそうと様々な会社が新しいツールを開発しては人事担当者に営業をかけてきているでしょう。
新卒採用担当者も中途採用担当者も一人で候補者のスケジュールや面接を調整するのではなく、それぞれに採用アシスタントをつけて本当に必要な業務だけに集中できる環境を作り出す必要がありますね。
採用担当に向いている人の特徴
では、採用担当に向いている人とはどのような人なのでしょうか。以下に採用担当に向いている人の要因を紹介します。
コミュニケーション能力がある人
採用担当が関わる人は幅広いです。
求職者はもちろん、社内のすべての部署のメンバーやエージェント担当者、そのほかにも会社説明会に参加してくれた学生など、年齢も職種も違う人たちと関わることが多いです。そう言った幅広い層の人とも問題なくコミュニケーションをとりながら業務を円滑に進められる人が向いています。
責任感がある人
採用担当は、求職者や人材エージェントに対して、自社についての情報を伝えなくてはなりません。
ホームページに載っている内容だけでは、納得感を与えることは難しいでしょう。
働いている社員だからこそ実感できる、企業や仕事の魅力について自分の言葉で語れることが重要です。
周囲を巻き込める人
採用担当は、会社のメンバーやエージェントなどの外部の人との関わりが必須になります。採用企画を実行するためにも、現場メンバーへ協力を募ったり、エージェントに集客協力を依頼したりと、周囲の人を巻き込める人ではないと厳しいです。
周囲の人と一緒に会社の目標とする採用人数達成に向けた行動ができる人が採用担当には向いています。
より採用担当者に向いている人の特徴について知りたい方は「人事に向いてる人の9つの特徴【人事歴10年のベテランが語る】」をご参考下さいね。
採用担当者の本音を現役人事が語る
採用担当の仕事は激務だと紹介をしましたが、その分やりがいもあります。
「ヒト」に1番関わる仕事
なぜなら、採用担当は「ヒト」に1番関わる仕事だからです。
会社の経営資産の1つである「ヒト」に直接かかわることができることは、採用担当の1番の魅力といえます。
候補者の説明会参加から入社までに一貫して関わることができるのは採用担当だけです。候補者と長くかかわる分、入社してもらえた時の喜びは大きいです。
会社の将来性を担っている仕事
また、採用担当は自分が採用した人が、今後会社の成長に関与するため、会社の将来性を担っている仕事だともいえます。
なかなか味わえない責任感を味わいながら、たくさんの人と出会う中で、会社に合う人材を見つけ入社までフォローする仕事は、自分の成長にもつながります。
そういった成長を感じながら、ヒトとの出会いを楽しめるのが採用担当のやりがいといえます。
採用担当あるあるを厳選!辞めたい?
ここで実際に採用担当として働いている経験から、採用担当あるあるとして挙げられるものを厳選してみました。
☑️仕事内容が多すぎてタスクを抱えがち
☑️面接ドタキャンは日常茶飯事(特に学生。若者よ…)
☑️学生がマネキンに見えてくる(新卒採用担当者)
☑️折角時間をかけて内定を出したのに辞退される
☑️入社後期待はずれで現場社員に詰められる
☑️人材紹介営業マンから全く音沙汰なし。。
☑️求人広告出稿したのに反響少ない(母集団が…)
…
上記のような採用担当あるあるを抱えてしまって、激務すぎる故にきついと感じて辞めてしまう採用担当者も決して少なくありません。
採用担当者からのキャリアパスは?
採用担当からおすすめのキャリアパスは、人材紹介会社です。
これまで、企業の採用担当として得たノウハウを、今度は求職者の方の支援に活かしてみてはいかがでしょうか?
自分が採用担当として候補者の方を見てきた視点や、面接で大切にしていた判断基準等を、求職者にアドバイスをすることができます。
また、企業の採用担当とのやり取りでは、実際に自分が経験して感じたことを活かしてコミュニケーションや連絡を取ることで、企業に信頼される転職アドバイザーになれます。
人材紹介会社で有名な企業は、
- リクルートエージェント
- パーソルキャリア
- マイナビ
等があります。
これらの企業は規模が大きく、さまざまな業種のお客様がいるため、自分の経験を活かしやすいともいえます。
パーソルキャリアの転職・就職難易度!新卒は?年収低い?
リクルートキャリアの最終面接で落ちた!最終面接通過率は?
採用担当への転職に強いエージェント
最後に、転職に強いエージェントをご紹介します。
転職に強いエージェントは以下2社です。
- パーソルキャリア(doda)
- マイナビエージェント
私は未経験から採用担当にキャリアチェンジをした際、パーソルキャリア(doda)を利用しました。
こちらの2社の特徴は、業界最大手のため、求人数がとても多いです。そのため、未経験枠の求人も多数取り揃えてあります。
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