利用者満足度の高い大手転職エージェントの「マイナビエージェント」は求人の質もサービスの質も高いと定評がありますが、以下のような理由から「担当者を変更したい」と悩んでいる利用者も少なくありません。
・希望とは異なる求人ばかり紹介される
・レスポンスが遅く転職活動がなかなか進まない
・もっと親身にアドバイスして欲しい
・転職市場について詳しくない気がする
転職エージェントを利用した転職活動を成功させるためには担当者との相性が最も重要であると言っても過言ではありません。
そこでこの記事では、マイナビエージェントで担当変更を依頼する3つの方法と伝え方のコツや注意点をまとめてお伝えいたしますので、あなたの転職活動をよりスムーズに進めるためにぜひ参考にしてください。
最終更新日.2022年8月5日
目次
マイナビエージェントの担当変更することは可能
まず結論から言うと、マイナビエージェントの担当者を変更することは可能です。
マイナビエージェントの担当者については以下のタイミングで決定されていますが、中には担当者との相性が悪いまま転職活動を進める人も0ではありません。
※これまでの経歴や転職活動の状況、希望条件を軽くヒアリング
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2、担当者決定
※初回面談で業界・職種・希望条件を元にマイナビが担当者を決定
※初回面談と同じ場合もあれば、違う場合もあり
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3、転職支援サポートが本格的にスタート
転職活動において、転職エージェントの担当者とは頻繁にやりとりや連絡を取り合うこととなりますので、あなたにとって優秀な担当者にサポートしてもらう事は転職活動を成功させるために非常に重要と言えます。
マイナビエージェントの担当者を変更する基準
マイナビエージェントの担当者を変更する基準としては、良い担当者と悪い担当者の違いについて整理しておくと、変更すべきかどうか判断しやすくなるでしょう。
担当キャリアアドバイザー | 良い担当者 | 悪い担当者 |
レスの早さ | 早い | 遅い |
転職市場の専門性 | 初めて聞く情報を沢山提供してくれる | 既に知っていることばかり言ってくる |
求人紹介の質 | 希望に沿った求人を紹介してくれる | 希望を汲んでいない求人ばかり… |
サポート対応力 | 真摯かつ丁寧に対応してくれる | 雑、軽い、マナーが悪い、薄い |
業界や職種の専門性 | 業界や職種に精通している | 業界や職種に詳しくない |
転職エージェントの良い担当キャリアアドバイザーの条件としては、
- レスが基本的に早い
- 業界や職種の転職市場に詳しい
- 求職者の質問に対して的確な回答が貰える
- 書類添削や面接対策を積極的に提案してくれる
- 希望に沿った求人や別角度の求人を提案してくれる
- 親身であることを前提に、時には厳しい意見もくれる
上記に当てはまる項目が多いほど優秀な担当者と判断して良いです。
担当者との相性が悪いまま転職活動を進めてしまうと、必要以上に時間を無駄にしてしまいますし、そもそも間違った方向で転職活動を進めてしまうリスクもありますのでシビアに判断すべきと言えるでしょう。
マイナビエージェントの担当者変更方法まとめ
マイナビエージェントの担当者を変更する方法は、
お問い合わせフォーム
メール
電話
上記3つの方法がありますのでそれぞれ順番に詳しく解説して参ります。
マイナビ担当者変更方法①:お問い合わせフォーム
マイナビエージェントでは担当者変更用の専用フォームはありませんので、公式HPに設けられている「お問い合わせ」より依頼する方法をご紹介します。
①マイナビエージェントの公式HPより「お問い合わせページ」(https://mynavi-agent.jp/inquiry.php)を開きます。
公式HPのTOPページからは見つけにくいためこちらをクリックして開いていただくとスムーズです。
②問い合わせフォームに以下の必要事項を入力します。
・氏名
・生年月日
・メールアドレス
・電話番号
・住所
・問い合わせ内容
*フリー入力欄になりますので、担当者変更を依頼したい旨を簡潔に記載しましょう。
この時、担当変更を希望する理由(「連絡頻度が多い」「もっと求人を紹介して欲しい」等)を一言添えておくと、希望に合った担当者に変更してもらえる可能性が高くなります。
③全ての項目に入力後ページ下部の「個人情報の取り扱いについて」を確認し、「個人情報の取り扱いについて同意する」へチェックを入れ、「内容確認」ボタンをクリックします。
④入力内容確認ページに進みますので、②で入力した内容に間違いがないか確認してページ下部の「送信する」ボタンをクリックします。内容を訂正する場合は「戻る」ボタンをクリックして内容を訂正しましょう。
マイナビエージェント担当者変更方法②:メール
メールで依頼する場合は、担当のキャリアアドバイザーのメールアドレスに直接変更の依頼をすることになります。
電話では言い出しにくい内容でもメールであれば連絡しやすいですよね。
参考までにメールの例文をご紹介します。
担当変更の例文~相性が合わない~
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件名:担当者変更のお願い
本文:
お世話になっております。(あなたの名前)です。大変恐縮ではございますが、担当アドバイザーの変更をお願いしたくご連絡差し上げました。
(担当者名)様には大変親切にご対応いただいておりましたが、私が御社に求めるサービスとご提供いただけたサービスに相違があり、このまま転職活動を進めることに不安を抱いています。このようなお願いとなり大変申し訳ございませんが、ご理解ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
(あなたの氏名)
-------------------------
担当変更の例文~専門性に疎い~
-------------------------
件名:担当者変更のお願い
本文:
お世話になっております。(あなたの名前)です。大変恐縮ではございますが、担当アドバイザーの変更をお願いしたくご連絡差し上げました。
(担当者名)様には大変親切にご対応いただいておりましたが、私が希望しております(希望している業界・職種)に関する情報が現在不足しており、大変失礼を承知の上ですが、(担当キャリアアドバイザーの名前)様以外の方からのアドバイスも頂戴したく考えております。このようなお願いとなり大変申し訳ございませんが、ご理解ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
(あなたの氏名)
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このように相手を気遣いながら理由によって担当者変更の伝え方を変えることで、その後のやり取りもスムーズに進むでしょう。
マイナビエージェント担当者変更方法③:電話
前述の「お問い合わせフォーム」と「メール」はすぐに返答がもらえるとは限りません。
すぐにでも変更して欲しい時など、担当変更を急いでいる場合は電話で連絡するのが一番確実な方法です。
参考までに電話で担当者変更を依頼する場合の会話例をご紹介します。
-------------------------
お世話になっております。(あなたの名前)です。
(担当者名)様には大変親切にしていただいたにも関わらずこのようなお願いで大変恐縮ですが、担当者変更をお願いしたくお電話いたしました。
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上記のように担当変更を希望していることを簡潔に伝えた後は、担当者から理由や後任者に希望することなどをヒアリングされますので、話の流れに沿って自然に受け答えすれば問題ありません。
もし担当キャリアコンサルタント直通の電話番号が分からない場合は、転職エリアによってマイナビエージェント管轄の電話番号が異なりますので以下番号に問い合わせましょう。
京橋本社(東京) | 0120-11-4189 |
神奈川支社 | 045-290-1227 |
北海道支社 | 011-222-7880 |
宮城支社 | 022-213-5075 |
名古屋支社 | 052-582-1432 |
京都支社 | 0120-80-8615 |
大阪支社 | 0120-80-8615 |
兵庫支社 | 0120-80-8615 |
福岡支社 | 092-418-3823 |
上記エリア以外 | 0120-11-4189 |
マイナビエージェント担当者変更の際の注意点
担当者(前任者)を悪く言わない
担当者変更を依頼する際は次の担当者に求める対応などを伝える必要がありますが、この時に注意したいことは「前任者を悪く言わないこと」です。
次の担当者についての希望を伝えることに徹し、前任者に対しては「感謝の意」を示しましょう。
キャリアアドバイザーも人間ですので合う・合わないがあるのは当然ですが、「今後もマイナビエージェントを利用して転職活動を行っていきたい」と前向きな姿勢を見せることで、あなたに合った担当者に変更してもらえる可能性が高くなります。
次の担当者に求める条件をまとめておく
担当者変更を依頼した後は、マイナビエージェント側から次の担当者に求める希望条件について確認されることもありますので、事前にあなたがキャリアアドバイザーに求める条件についてまとめておくと会話がスムーズに進むでしょう。
例として、
「レスポンスの早い方」
「女性管理職の転職支援に強い方」
など具体的に考えておくといいでしょう。
担当変更後はできるだけ面談すべき
マイナビエージェントに担当者を変更してもらった後の対応としては、できるだけ新しい担当者と早いタイミングで改めて面談を行いましょう。
「以前も面談したからまたやるのはめんどくさい」と思われるかもしれませんが、前任の担当者から新しい担当者に引き継ぎができていない可能性もありますし、顔合わせも含めて再度面談は行うべきです。
新しい担当者との面談の際に今回なぜ担当者を変更したかの理由や、新しい担当者に希望条件や求めるサポート内容などを明確に伝えておくことで、前回のサービスよりも改善して転職をサポートしてもらいやすくなるでしょう。
担当者変更ができない場合もある
担当者変更の依頼をしても、あなたが希望する条件(業界・職種・地域)によっては代わりの担当者がいない可能性もあります。
担当者を変えずにマイナビエージェントを利用して転職活動を続けるという選択肢はないと思いますので、他の転職エージェントを利用するようにしましょう。
マイナビエージェントにこだわらなくても、他に求人数が多く親身に対応してくれる転職エージェントは山ほどありますので、早めに別の転職エージェントに切り替えた方が吉です。
マイナビエージェントよりおすすめの転職エージェント
マイナビエージェントは担当者変更が可能なエージェントですが、担当者を変更しても状況が良くならない可能性もゼロとは言えませんので、エージェント自体を変更するのも一つの方法でしょう。
マイナビエージェントの利用者からは以下のような悪評もあります。
・「紹介できる求人がない」とお断りされてしまった
・忙しい中何度も求めていない電話がかかってきてうんざりした
・希望していない業界の求人ばかり紹介された
…etc
この他にも転職エージェントによって得意とする業界や職種に違いがあったり、担当者によって提供されるサービスの質のレベルにも違いがあります。
数多くの転職エージェントが存在する中でも、特にキャリアアドバイザーの質が高いと定評のあるdodaもしくはJACリクルートメントへの登録をおすすめします。
複数の転職エージェントに登録して比較することは、転職活動を成功させる上であなたができる最善のリスクヘッジになります。
両社が得意とする業界が異なる他、転職活動を成功させている人は平均4.2社の転職エージェントを併用していると言われていますので、dodaとJACの両社へ登録して転職活動を進めてみましょう。
マイナビエージェントの担当者変更に関するQ&A
マイナビエージェントにクレームは言うべき?
マイナビエージェントの担当者がダメだったことでクレームを言うべきかどうかは、どのレベルの対応をされたかによりけりです。
例えば社会人として基礎的なビジネスマナーすら守れていないようなレベルの担当者であれば、エビデンス(証拠)と共にマイナビエージェント側にクレームを言っても問題ありません。
しかしビジネスマナーというよりもアドバイスの質であったりレスの遅さ程度であればクレームは言わずに、マイナビエージェントの担当変更の際に次の担当者に求めることとして伝える程度に留めておきましょう。
転職エージェント側に担当変更された理由は?
マイナビエージェントに限らず、あなたからではなく転職エージェント側から担当変更をされる場合がありますが、理由は転職エージェント側によって様々です。
例えばエージェント社内の純粋な配置転換である可能性もありますし、あなたの経歴やスペックを見てエージェントが優秀な担当者(もしくはその逆)に変更している可能性も考えられます。
そのため転職エージェント側に担当変更されただけでマイナスに捉えるようなことはせずに、今まで通り継続して利用していくことを心がけましょう。
転職エージェントの担当と合わない場合は?
今回お伝えした通り、転職エージェントの担当者は転職活動を成功させる上で非常に重要な要素となりますので、合わないと感じたら変更を申し出るべきでしょう。
しかし、あなたにとって有益なアドバイスをしてくれたり、転職市場の事実を話してくれている担当者を変更するのはナンセンスで、あなたが向き合わなければいけない現実です。
的外れな担当変更を繰り返してしまうと最終的にどの転職エージェントにも相手にされなくなってしまいますので、担当を変更するかどうかは慎重に見極めてから行うようにしましょう。
