- 「施工現場はきついからもう辞めたい…」
- 「ゼネコンから他の業種へ転職できるのだろうか…」
ゼネコン勤務者の方は、このような悩みを抱えていませんか。
ゼネコンで身につくスキルや経験は、同業種はもちろん他業種でも大いに活かせます。
特に施工現場はとてもハードですが他業種では得られない貴重な経験をしていますし、現場事務も決して楽な仕事ではなくしんどい思いをすることも多いですよね。
私自身ゼネコンの施工管理から転職した経験がありますが、実際の転職活動で、ゼネコンの勤務経験は面接で大いにアピールすることができ、希望の会社に入社することができました。
もちろん清水建設・鹿島建設・大成建設・大林組などのスーパーゼネコンから異業種や異職種へ転職して活躍している同期もいます。
この記事では、文系出身者でゼネコンからのおすすめ転職先についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
K.Tada
建築系の大学を卒業後大手ゼネコンに新卒で入社し、建築系施工管理/現場場監督を中心に幅広い業務に従事.
転職して建築系の転職エージェントに入社し、述べ2,000人以上の転職支援に携わり、建築業界の人を中心に現役の転職エージェントとして活動している。
【最終更新日.2024年4月23日】
目次
ゼネコンから転職/辞めたい理由
ゼネコンから転職したい、辞めたい理由として、
人間関係がきつい
年功序列の風土がきつい
頻繁な転勤がきつい
労働時間が長くきつい
土曜出勤があるのがきつい
現場に危険があるのがきつい
上記理由が挙げられます。
人間関係がきつい
まずやはりなんといっても、ゼネコンの施工管理職はたくさんの沢山の工種があるため様々な人とコミュニケーションを取らなくてはなりません。
現場の職人さん、発注者の担当者、近隣住民、会社の同僚、会社の上司などと良好な人間関係を築けなければ仕事に直接的な支障が出てしまうでしょう。
人間関係という面でいうとひどい会社では、パワハラ・モラハラ・セクハラが横行しており男尊女卑は当たり前で事務所の雰囲気が最悪というケースもあります。
体育会系の荒々しい職場が多く、毎日のように上司に罵声を浴びせられる職場も少なくありません。
年功序列の風土がきつい
ゼネコンを含む建設業界は特に年功序列の傾向が強く、先輩や上司が強く意見が通りにくい社風だと改革もしにくく、古くからの慣習に基づいた効率の悪い仕事が残っているケースも多いです。
給料に関しても毎年少しずつ年収アップするのは安心感もありますが、いくら頑張っても出世スピードが上がらないとモチベーションを上げるのも難しいですよね。
労働時間が長くきつい
ゼネコンの施工管理では、現場に朝早くから足を運び現場の職人さんに指示を出す必要があり、現場仕事が終わっても事務作業を遅くまで行うこともあります。
土曜出勤があるのがきつい
工事の進捗次第では土曜日も出社しなければならず、振替休日を取ろうと思っても何日も積み重なってしまえば消化できずそのまま溜まってしまう悪循環です。
現場に危険があるのがきつい
もちろん現場には3Kと「きつい・汚い・危険」と言われている通り工事現場特有の危険性もありますから、気を抜かずに1日の時間を過ごさなくてはなりませんよね。
頻繁な転勤がきつい
転勤が多いので転勤族となり、子供に転校をさせなければならなかったり、コミュニティを築きにくいという点もゼネコンを辞めたい理由として挙げられます。
ゼネコンで働くことで身につくスキル
ゼネコンで働くことで身につくスキルを主な仕事内容・職種ごとに解説します。
施工管理(技術系・設計)
<身につくスキル>
- 専門知識
- 高いコミュニケーション力
工事の資材・工程・人員の管理、現場の安全性と工事内容の品質の維持、工事に必要な申請や事務手続きまでこなす施工管理者は、建設に関して幅広い「専門知識」を持っています。
また、発注者、現場職員、専門会社、各種機関との円滑な連携が必要となり、「高いコミュニケーション力」も養われます。
施工管理は特にコミュニケーションの頻度と量が多いので、様々なタイプの人種とコミュニケーションを取る力が培われますので転職先でも活きてくるでしょう。
営業(技術系・文系)
<身につくスキル>
- 判断力
- トラブル対応力
ゼネコンの営業は、発注者(企業や官公庁などBtoB法人顧客)から要望を聞き、社内の各部門と連携・協力をしていく仕事です。
施工現場でのトラブル対応時などは、迅速かつ的確な「判断力」が求められます。
営業の仕事も受注すればそれで終わりではなく、建設中は現場に足を運んで施工状況をチェックしたり、建物が完成した後も漏水など何かとトラブルが発生することもあります。
現場職員、専門会社などの関係者と迅速に打ち合わせを行いながら的確に行動して乗り越えて得た「トラブル対応力」は自分の経験として蓄積されます。
事務・管理部門(文系)
<身につくスキル>
- 幅広い事務処理能力
- 折衝力
総務、経理、広報などの内勤のほか、施工現場の事務は、原価管理、労務管理、催事の取り仕切りなど「幅広い事務処理能力」が培われます。
原価管理、労務管理、安全対策、催事の取り仕切りからトイレットペーパーの発注まで、ありとあらゆる後方支援をするのが施工現場の事務職。
また、発注者、設計者、関係省庁の警察や消防など多くの関係者との交渉や、近隣からの苦情に対応するなど難しい「折衝力」が身につきます。
ゼネコンからの転職先の選び方
ゼネコンからの転職先の選び方としては、以下4つのパターンがあります。
- 異業界・異職種を選ぶ
- 異業界で同じ職種を選ぶ
- 業界は変えず異職種を選ぶ
- 同業界・同職種で会社のみを変える
上記4つのケースのうち、最も転職しやすいのは「同業界・同職種で会社のみを変える」であり、今までの経験スキルをそのまま別会社で活かすことができますので、よほど社風が合わない以外は内定をもらえます。
反対に最も転職難易度が高いのが「異業界・異職種を選ぶ」であり、幅広い選択肢から転職先を選べますが身についた経験や知識を生かせる機会が少なく、「未経験者」として応募することになり、採用されるハードルが高くなります。
異業界や異職種についてはあなたの経験スキルのアピールの仕方や採用企業が求めている人物像やスキルセットによって左右されますので一概には言えませんが、いずれにせよこれまでのゼネコンでの経験スキルが重要になります。
ゼネコンからの転職先おすすめ6選
ゼネコンからの転職先おすすめを6つ挙げると、
中小建設会社(技術系・文系)
不動産仲介会社(技術系・文系)
エネルギー・社会インフラ関係(技術系)
地方公務員(技術系)
広告会社営業(事務系・文系)
異業種の事務職(管理部門) (事務系・文系)
※⭐️の数は施工管理との仕事の親和性
上記が挙げられますので、順番に深掘りして解説して参ります。
ゼネコンからの転職先①:中小建設会社(技術系・文系)
ゼネコン転職先おすすめ:
ゼネコンで培った「専門知識」や経験は、当然中小建設会社でも活かせます。
今の時代、大企業だからこの先ずっと安泰というわけではありません。
中小建設会社に転職することで、地元に密着し転勤のない落ち着いた生活をするという選択肢もあります。
また、施工現場はひとつの会社と同じようなものとよく言われます。
施工現場で身につけた「判断力」、「トラブル対応力」、原価管理や労務管理などの「幅広い事務処理能力」は、中小建設会社での経営面でも大いに活かすことができます。
中小建設会社で働くメリット
- 自分が関与できる領域が広く、裁量権の大きな仕事を与えられるチャンスがある。
- 部署間の壁がなく、社内調整などに時間を割く必要がないので意思決定が早い。
中小建設会社で働くデメリット
- 給料や賞与が下がる可能性が高い
- 会社の将来性や安定性がゼネコンほど保証されていない
主な会社名
- 佐藤工務店
- 鈴木建設
ゼネコンからの転職志望動機例
ゼネコンでは経験できないことが経験できます。
施工計画から始まって施工の段取り、施工管理、検査まで一貫して行うことができるからです。
それは大変な仕事かも知れませんがやりがいになります。
将来は経営に携わって、地元に貢献したいと考えています。
ゼネコンからの転職先②:不動産仲介会社(技術系・文系)
ゼネコン転職先おすすめ:
不動産仲介会社は、家やビルなど、工事で出来上がった建物を販売する仕事です。
建物を販売するには、その建物の良し悪しを正当に見極める能力が必要となります。
そのため、施工管理の経験があれば、建物に関する「専門知識」を有しているため、建物の評価や説明の際に大きく役立ちます。
また、お客様への提案の際には、発注者、現場職員、専門会社、各種機関との連携で経験した「高いコミュニケーション力」「折衝力」が大いに役立ちます。
なお、不動産仲介会社以外の住宅や建設資材メーカーなどの他業種でも、技術系・文系問わず施工現場経験者は、「営業職」として転職ができるでしょう。
不動産仲介会社で働くメリット
- 不動産を販売し顧客に喜ばれたときは、大きな達成感とやりがいを感じられる。
- 実力主義で評価されるため、業界未経験であっても、成果を出すことで評価される。
不動産仲介会社で働くデメリット
- ノルマが厳しく達成しなければいけないプレッシャーが負担
- 景気に左右されやすくコントロールできない外部要因がある
主な会社名
- 東急リバブル
- 三井のリハウス
- センチュリー21
ゼネコンからの転職志望動機例
ゼネコンでは建物を作る側にいましたが、今度は建物を利用する人に対して最適な住まいを直接提案したいと思ったことです。
営業として高い売上げ目標を追うことにやりがいを感じておりましたので、不動産仲介で、会社への貢献が目に見える形で評価される環境で働きたいと強く希望するようになりました。
施工管理の経験で培ったコミュニケーション力を活かしたいと考えております。
ゼネコンからの転職先③:エネルギー・社会インフラ関係(技術系)
ゼネコン転職先おすすめ:
エネルギー・社会インフラ関係の企業では常に最新の技術が生み出されています。
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー関連ビジネスに関わる企業は、今後さらなる発展が期待できるでしょう。
また、東南アジアやアフリカなどの海外ではインフラ整備が進んでいます。
これらのプロジェクトは数十年にわたって継続される見込みです。
そのため、エネルギー会社や各種プラントメーカーでは、施工管理経験者の「専門知識」を有していると活躍の場が多いです。
また、大規模プロジェクトは諸機関と強固な協力体制を築きながら行うため「高いコミュニケーション力」、「折衝力」が求められます。
エネルギー・社会インフラ関係で働くメリット
- 発注者に近い立場で仕事ができる。
- 公共性の高い社会インフラに携わることができる。
- 海外案件にチャレンジできる可能性がある。
主な会社名
- 電源開発
- 日揮
- JICA
ゼネコンからの転職志望動機例
プロジェクトを上流から下流まで一気通貫で携わることが出来ることに魅力を感じます。
今までの建設現場ではプロジェクト全体の中の一部にしか関われませんでしたが、プロジェクト全体を見る立場へと変わることが出来るため、非常にやりがいがあると言えます。
ゼネコンからの転職先④:地方公務員(技術系)
ゼネコン転職先おすすめ:
地方公務員は、土木、建築といった技術職の区分があります。
施工管理の経験者であれば、「専門知識」を有しているため、市役所の土木課などで即戦力として働くことが可能です。
下請け側で働くゼネコンと異なり、地方公務員は発注者として仕事をすることになります。
住民への対応時などは「高いコミュニケーション力」、「折衝力」が求められますが、住民のために自分の力を発揮して働くことは地方公務員の面白さといえるでしょう。
一番の問題は、公務員試験をパスすることです。
ゼネコン勤務者は忙しく時間がとりづらいため、勉強の時間をいかに確保するかが課題と言えます。
ただし「29歳から公務員転職は危険?年収は?年齢制限の有無」でも紹介しているように、30歳近くになって地方公務員へのキャリアチェンジを果たす人もいるので、決して不可能ではなく現実的な転職先です。
地方公務員で働くメリット
- 就業時間や残業時間がしっかりしており、自分のライフプランを立てやすくなる。
- 転勤がなく給与も安定している。
主な会社名
- 各地方自治体
ゼネコンから公務員への志望動機例文
私はこの地域に住んでいる人が笑顔になるように、施設を管理して人の役に立ちたいと考えています。
実際に住民の多くが利用する○○(具体的施設名)は、誰もが安全に使うためにさまざまなステップを踏んできちんと管理されていることを知りました。
そこでゼネコン時代の経験を活かし、住民が安心して安全に利用できる施設運営に貢献したいと考えております。
ゼネコンからの転職先⑤:広告会社営業(事務系・文系)
ゼネコン転職先おすすめ:
ゼネコンからの転職先として、事務系・文系であれば広告会社の営業職として全くの異業種に転職するという選択肢もあります。
広告営業はゼネコンほど目や記憶等に残る仕事ではありませんが、メディアを通して、人に情報を提供が出来て、新しい気付きを与えることができる仕事です。
広告をきっかけにその情報を知らない人と情報提供者を引き合わせる事ができる点にやりがいや充実感を得られることができるでしょう。
ゼネコンからの転職先⑥:異業種の事務職(管理部門)
ゼネコン転職先おすすめ:
ゼネコンからの事務系・文系の転職先として、異業種の事務職(管理部門)に転職するという選択肢もあります。
例えば自動車業界は日本の基幹産業の一翼を担っているという点で安定感があり、自分の関わった製品が公道などで目にできるという点でやりがいを感じられます。
特に日本の自動車産業は海外でも高い評価を得ているため、日本の産業の中でも数少ない世界に対抗できる産業と言えるでしょう。
事務職の場合、技術者や営業職の方ほど激務ではなく、技術職や営業と比べて長く安定して続けられる点も魅力と言えますね。
異業種の事務職に転職するメリット
- 今までの実務経験をそのまま活かすことが出来る
- 新たな専門知識を習得でき市場価値を上げられる
異業種の事務職で働くデメリット
- 社内特有のシステムや経理処理などがリセットされる
- 新たに人間関係を一から構築する必要がある
ゼネコンからの転職成功の3つのポイント
- ゼネコンで身につけたスキルを棚卸する(=自己PRの作成)
- 自己分析を行いキャリアビジョンを明確化(=志望動機の作成)
- 転職エージェントを活用してアドバイスを貰う
ゼネコンで身につけたスキルを棚卸する
転職市場においては、あなたが何をやりたいかよりも"あなたが何ができるか"という経験スキルを見られる要素が強いので、まずは自己分析を行ってゼネコンで身に付けた経験スキルを棚卸しすることが重要です。
ゼネコンでは前述した通り施工管理や事務処理スキルなど様々なスキルが身についているので、あなた自身が普段当たり前と思ってやっていたことでも、資産として転職活動における武器になり得る可能性はあります。
キャリアビジョンを明確化する
そして自己PRを作成することができたら、次の段階として志望動機を作成する段階に入っていきますが、志望動機作成で重要なのは"将来あなたがどうなりたいか"というキャリアビジョンから逆算して作成するということです。
志望動機を作成するためには自己分析はもちろん、業界や企業研究が必須となってきますので、あなた自身が興味のあることややりたい仕事に対して徹底的にリサーチをして、うまく言語化してまとめるようにしましょう。
転職エージェントを活用する
自己PRや志望動機の作成は1人で行っていくことも重要なのですが、1人で転職活動を行っていくと転職活動の方向性が合っているかどうかわからなくなってしまいます。
そのため、転職エージェント活用して転職のプロである第三者に客観的に自己PRや志望動機が合っているかという部分をすり合わせしてもらうことが重要です。
ゼネコンからの転職先の会社を紹介してもらう方法
今回紹介した、
中小建設会社(技術系・文系)
不動産仲介会社(技術系・文系)
エネルギー・社会インフラ関係(技術系)
地方公務員(技術系)
広告会社営業(事務系・文系)
自動車会社事務職(事務系・文系)
上記おすすめの転職先ですが、では具体的にどのような会社の求人が現在出ているかを探す方法としては、転職エージェントを活用することを強くお勧めします。
転職サイトを活用して求人を探す方法もありますが、転職サイトはあなたの経歴・スキルと採用したい企業が求めている人材のスペックがずれている可能性が高く、選考通過率が極めて低いのでお勧めしません。
転職エージェントは、専任のキャリアコンサルタントがあなたの希望や条件に応じた求人を紹介してくれるので、求人とのアンマッチがなく理想の転職先の内定を獲得できる可能性が高くなるんですね。
もちろん完全無料で利用できますので、数ある転職エージェントの中でもゼネコンからの転職を考えているあなたにおすすめの転職エージェントを厳選して2社紹介して参ります。
dodaエージェント
dodaエージェントは業界最大級の規模を誇る最大手転職エージェントで「転職活動しようと思ったらまず登録すべき」と言われています。
dodaをまず最初に利用すべき理由はなんと言っても圧倒的な求人数で、なんと全国約20万件の中からあなたの希望や条件に合った求人を紹介してもらえるんですね。
▶︎dodaで転職求人を紹介してもらう
求人数20万件というのは圧倒的な数字で、例えば小規模の転職エージェントであればせいぜい1000件前後なのですが、その100倍の求人を保有しているということなので、当然それだけ転職先の選択肢も豊富ということです。
もちろん担当のキャリアアドバイザーが書類選考を受かるように添削してくれる書類添削や面接対策も行ってくれますし、内定後の年収交渉も行ってくれるのでぜひまずはdodaを活用することを強くお勧めします。
マイナビエージェント
マイナビエージェントはdodaに次ぐ規模を誇る転職エージェントで、求人数は全国約5万件とややdodaには劣る数字となります。
ただし、マイナビは第二新卒や20代など初めての転職活動を行う転職初心者へのサポートが手厚いため、右も左もわからない状態の方にもピッタリの転職エージェントと言えます。
当然今回紹介した中小建設会社や不動産仲介、エネルギー・インフラ関連会社の求人も多く保有していますので、dodaを併用して活用するのも良いですね。
ぜひ今回紹介したdodaもしくはマイナビの転職エージェントを活用して、ゼネコンからの転職を成功させましょう。
ゼネコンからの転職・転職先に関するQ&A
スーパーゼネコンへの転職は難しい?
清水建設・鹿島建設・大林組・大成建設など所謂スーパーゼネコンへの転職は難易度が高く難しいです。
中途採用で募集されている求人は基本的には施工管理や設計職などの経験者であり、高いレベルのスキルや経験が求められます。
未経験OKの求人は滅多に出ないので、スーパーゼネコンへ転職したい場合はゼネコンでの経験やスキルが豊富にあり、かつ適切なアピール方法ができるかどうかが必須となります。
大手スーパーゼネコンから転職先おすすめは?
大手スーパーゼネコンからの転職先は以下のような転職先の選択肢が考えられます。
- 中小建設会社:中小企業で主要な役割を果たすことができます。地元の企業や特定の専門領域に特化した企業を選択することも可能です。
- 開発会社/不動産会社:建設業界から一歩引いた位置にある不動産や開発会社は、大規模プロジェクトの経験を活かす良い場所であることが多いです。
- コンサルタント会社:建設業界に関する専門的な知識を持つコンサルタントとして非常に価値があり、エンジニアリングコンサルタント、プロジェクト管理コンサルタントなど。
- 公共部門/政府機関:公共事業やインフラプロジェクトの経験は、地方自治体や国の公共部門で活かされます。公共のインフラストラクチャーの開発や管理に関連する役職が考えられます。
最終的にはあなた自身のキャリア目標と生活のニーズに最も適した選択をすることが重要ですので、転職を考える際には、自分が何を求めているのか?自分のスキルや経験がどのような職種や業界で最も活かされるのか?考えましょう。
ゼネコンの設計職から転職先おすすめは?
ゼネコンの設計職からの転職先は、以下に転職できる可能性があります。
- 建築設計事務所:よりクリエイティブな設計に関わる機会が増えます
- 不動産開発会社:設計スキルとゼネコンでの経験は、新たな開発プロジェクトを推進する不動産開発会社にとって有用
- 都市計画/ランドスケープデザイン会社:より広範囲のプロジェクトに関わりたい場合、都市計画やランドスケープデザインの分野で働くことも
- 設計ソフトウェア企業:CADやBIMなどの設計ソフトウェアの開発・販売を行っている企業では、実際の設計経験を持つ人材が求められる
- 教育機関:大学や専門学校で教職につくことも選択肢の一つ。次世代の建築家を育てる重要な役割
- コンサルティング会社: 大手コンサルティング会社の一部では、建築や都市計画に関するプロジェクトがあり、設計職からの転職者が活躍中
転職を検討する際には前述したdodaのような業界大手の転職サービスや転職エージェントを利用すると、より多くの情報や転職支援を得ることができます。
ゼネコンの事務系総合職(文系)は激務?
ゼネコンの事務系総合職(文系)、つまり営業職や事務職などの文系の事務系職種については激務である会社が多い傾向があります。
現場事務だと、現場作業職(17:00)より早く帰れることはありませんし(立場的にも仕事的にも) 少なくとも現場施工管理の人と同じ位までは働く必要があります。
ゼネコン経理についてもいわゆるメインとなる現場経理(工事現場の収益管理)の仕事内容で、会社によっては激務ではないですが、それなりに大変で現場の事務作業の経理業務は決して楽ではありません。
ゼネコンの営業職から転職先おすすめは?
ゼネコン営業職からの転職先は、以下が候補として挙げられます。
- 不動産会社:ゼネコンでの営業経験は、不動産業界での販売や開発の役職に直接適用可能
- 建築設計事務所:建築設計事務所では、新しいプロジェクトの取得やクライアントとの関係を築くために、営業経験を持つ人材が求められる
- 建築材料メーカー:ゼネコンでの経験は、建築材料や建設機器のメーカーや販売業者における営業職に特に有益で歓迎される
- コンサルティング会社: 建設業界に関する深い理解は、ビジネスコンサルティングやエンジニアリングコンサルティングの分野で価値あるスキル
- 異業種への転職: 営業のスキルは、多くの業界で求められています。IT、医療、製造業など、関心のある業界への転職も視野に
自分自身の興味、価値観、キャリアの目標に基づいて最適な転職先を選択をすることが重要ですので、転職を検討する際には、転職サービスや転職エージェントを利用するとより多くの情報や支援を得ることができるでしょう。
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