転職活動

塾講師からの転職先おすすめ10選【元塾講師が大活躍中】

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塾講師の仕事の業務は幅広くとても大変な業界ですが、教育にやりがいを感じて働いている方が多い業界でもあります。

しかし、激務・薄給・人員不足などの理由から、理想と現実のギャップに悩まされて転職を考える人も少なくありません。

そこで今回は、塾講師から転職するのに向いている業界・職種について、元キャリアアドバイザーとして塾講師の転職をサポートしてきた実体験を元に紹介します。

塾講師として働く中で身に付いたスキルを活かせる業界・職種についても詳しくご紹介していきますので、転職を検討されている方はぜひ参考にしてください。

【最終編集日:2024年2月21日】

塾講師・教室長の正社員を辞めたい理由

塾講師を辞めたいと考える理由として、以下5つに該当する可能性が高いです。

順番に解説して参ります。

勤務時間が長すぎる

塾講師を辞めたいと考える人の中で最も多い理由は「勤務時間が長すぎる(長時間労働)」です。

塾講師は土曜日は基本的に出勤で週休1日であることが多く、加えて入試が近づくと日曜日も当たり前のように出社が求められます。

下記のような業務は不定期で発生するため、必然的に勤務時間は長くなってしまいます。

  • 無料体験授業などの塾のイベント
  • 生徒の学習相談や進路相談に対応
  • 保護者の学習相談に対応
  • 受験当日に受験校に行って教え子を応援
  • 校門でビラ配りなどの生徒募集

授業の後に事務作業や残務処理などに追われた結果、毎日深夜帰宅もザラになってしまい、勤務時間が長すぎる理由で退職を考える人は後を絶ちません。

給料が安すぎる

塾講師を辞めたいと考える人の中で二番目に多い理由は「給料が安すぎる」という理由です。

前述した長時間労働とも関係していますが、「こんなに働いているのにこれだけしか給料が貰えない」「大学生のアルバイト時代とそんなに給料が変わらない」という状況が蔓延しています。

受験生のためにという熱い気持ちは持っているものの、お盆や年末年始なども返上しているにも関わらず、自分の生活が潤っていかないのは、やはり仕事を長く続けるという選択肢を限りなく低くしているでしょう。

持ち帰り残業がきつい

塾講師特有の事情として、テストの採点や宿題のチェックなど家に仕事を持ち帰って行わなければならないことも離職の理由の一つです。

ただでさえ長時間労働で働いているにも関わらず、せっかくの休日もテストの採点や課題チェックに追われることに嫌気がさし辞めたいと感じてしまうのは必然でしょう。

ノルマが厳しい

塾講師、あるいは教室長という立場になると、生徒の成績アップだけでなく新規生徒の獲得や新しいコマの設定など追うべきノルマが負担になってしまうことも少なくありません。

営業や販売職などではなく「純粋に生徒が好き」「教えることが好き」という理由で塾講師の仕事についた人にとっては、顔の見えない数字を追うことは予想以上のプレッシャーとなり得ます。

生徒の親からのプレッシャー

塾講師を辞めたい理由の一つに「生徒の親によるプレッシャー」が原因で退職してしまう人も少なくありません。

塾に通う生徒の親は当然、決して安くはないお金を払って子供を通わせている訳ですから、当然成績が上がらなかったり志望校に合格できなかったりした時のプレッシャーはかかります。

生徒の点数をあげることに全力を注いだにも関わらず、その努力が実を結ばずに結果に表れなかった時はやはり辞めてしまいたいと思うのは当然でしょう。

塾講師が転職先を見つけるのが難しい理由

PC

異業種でスキルが評価されにくい

塾講師の仕事は残業が多くノルマとプレッシャーの厳しいキツイものですが、転職市場においては評価されにくいスキルです。

一般企業の社員がやり取りする相手は、自分より立場の上である顧客であることがほとんどですが、顧客といえ立場が下で学生である生徒とのやり取りは実績として認められにくいのです。

自己PRや職務経歴書でのアピール方法を工夫したり、できるだけ年齢が若い20代のうちから転職活動を始めておくなどの対策が必要でしょう。

40代以上は年齢で足切りされる

スキルや経験が教育業界以外の仕事では評価されにくい塾講師は、年齢が40代以上になると一気に転職先の選択肢が狭まり転職難易度が上がります。

未経験業界や職種に転職したいと考える場合、40代でも受け入れてくれる採用企業は非常に少なくなるため、転職先の会社を探すのに苦労することは言うまでもありません。

30代半ばの35歳あたりくらいまでは未経験OKの求人は一定数出ていますが、35歳を越えた40代では一気に転職難易度が上がることは心得ておきましょう。

転職時期が制限される

塾講師が一年間の中で最も重要な時期は当然受験シーズンですが、実は受験シーズンというのは転職市場においても繁忙期で非常に転職しやすい時期でもあります。

4月入社を見据えて年明けの1月~3月にかけて求人がドバッと増えて転職希望者の動きも活発になるのですが、塾講師の場合なかなか身動きが取れない時期ですよね。

とは言っても1月~3月の時期以外は転職できないかというと決してそんなことはなく、1年を通して転職する人は一定数いるので諦めずに転職活動を行いましょう。

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塾講師として働くことで身につくスキル

塾講師を辞めて別の仕事に転職したいという人は、どのようなスキル・経験を活かして転職先を見つけていけば良いのでしょうか。

塾講師の仕事を通して、一般企業で評価されるスキルも確実に身につきますので、どのようなスキルなのか詳しく解説していきます。

塾講師の主な仕事は「授業をすること」ですが、完全に同じ仕事は学校教師でもない限り他の業界では少ないため、転職時のアピール材料としては弱くなります。

そこで転職活動においてアピールしたいのが、

生徒に物事を分かりやすく教えるためにどのような工夫をしていたか

どのように授業を改善していたか

後輩・部下へどのように指導していたか

上記3つです。

これらを言語化すると、

「生徒に物事を分かりやすく教えるためにどのような工夫をしていたか」
→『プレゼンテーションスキル』

「どのように授業を改善していたか」
→『業務改善スキル』

「後輩・部下へどのように指導していたか」
→『マネジメントスキル』

といったスキルが身に付いていることが見えてくるでしょう。

塾講師からの転職自己PR例文

抽象的な表現ではなく具体的なエピソードを交えて身に付けたスキルを伝えることで異業界/異職種でも貢献できる人材であることをアピールすることができます。

"子供相手に対して物事を論理立てて分かりやすく説明するためのプレゼンテーション能力や資料作成能力を身につけることができた"
"生徒との普段からのコミュニケーションを重視し、成績が上がらない子のボトルネックとなるや適切な勉強方法を提案する問題解決能力を身につけた"

塾講師で経験して得られたスキルを他の分野でも活かせることを上手に自己PRに盛り込むことで、転職活動における書類選考や面接通過率はアップするでしょう。

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塾講師が転職先を見つけて転職成功するコツ

キャリアウーマン

転職理由を明確にしておく

塾講師が転職先を見つけるためには「なぜ転職したいか」「どんな仕事をしたいか」を明確にしましょう。転職理由が明確化すると志望動機もハッキリします。

そうすると、面接で志望動機を話すときに熱量高く伝えることもできるようになります。塾講師の転職にはやる気とポテンシャルの高さが欠かせません。

転職後に「こんなはずではなかった」というミスマッチも起きにくくなります。

20代の若い年齢のうちに転職する

塾講師は上記で挙げたスキルにくわえ「ポテンシャルの高さ」も評価対象です。ポテンシャルは若いほうが高いです。

他業種への転職は27,8歳くらいが限界という説もあります。他業種への転職を考えている方は、20代の若い年齢のうちに転職するようにしましょう。

30代に入ると一気にポテンシャル重視の求人が減ってしまい未経験転職の難易度が上がりますので、塾講師としてマネージャーや管理職などの経験を積む方にシフトしましょう。

教育者よりビジネスマンの視点をもつ

転職市場では塾講師の教育者としての視点より、利益を追求するビジネスマンの視点でアピールしましょう。

塾講師の仕事を通じて利益を生み出した経験などを職務経歴書や面接でアピールすることをおすすめします。

たとえば、個別指導授業を導入して顧客単価を上げた経験や、授業料を安くして顧客数を増やした経験などを盛り込みます。

できるだけ昨年や導入前の数字を持ってきて「前年比○%アップ」などと数字で具体的に伝えましょう。

面接対策を入念に行う

塾講師は学生とやり取りすることがほとんどですので「つぶしがきかない」と思われていることがあります。

面接を通じて、法人の顧客ともやり取りできるビジネススキルをアピールしましょう。身のこなしや話し方も一般企業向けにトレーニングしておくこともおすすめします。

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塾講師からの転職先おすすめ10選まとめ

では具体的に、塾講師からの転職先のおすすめを10職種に分けて解説して参ります。

※⭐️5(難しい)〜1(優しい)の5段階で転職難易度を評価

WEB広告の営業
人材紹介会社のコンサルタント
医療機器メーカー営業職
生命保険の営業職
一般企業の事務職
飲食業・小売業のマネージャー
教育関連の企画・商品開発職
出版社の情報誌制作職
介護施設の介護職
教員(学校の先生)

塾講師で培った『プレゼンスキル』『業務改善スキル』『マネジメントスキル』を存分に活かせる仕事なので、ぜひ転職先の一つの参考として頂ければと思います。

各転職先それぞれ解説して参りますが、おすすめの転職先は無形商材の法人営業で、塾講師でのスキルを活かせることに加えて転職市場価値の高い職種なので、無形商材の法人営業を中心にご紹介して参ります。

塾講師から転職先①:WEB広告業界の営業職

特に20代の塾講師の方におすすめしたい転職先がWEB広告業界の営業職です。

近年WEB広告業界は2022年現在も急成長を遂げており、業界の成長に伴って未経験者を歓迎する求人数が増えている、今最も注目したい業界と言えます。

▼インターネット広告の市場規模推移

(「矢野経済研究所」より引用)

無形商材の営業職というのは単純な物売りではなく、顧客一人ひとりのニーズに合った商品を企画提案していく仕事ですので、塾講師で身に付けた『プレゼンテーションスキル』を存分に活かすことが可能です。

また、業界全体として今後の発展にも大いに期待できる業界ですので、20代のうちにWEB業界の専門性を身に付けることで、その後の転職も有利に進めキャリアアップできる可能性も充分に期待できるでしょう。

代表的な大手企業としては、DMM.com・リクルートグループ各社・サイバーエージェント・オプト・セプテーニHD・GMOグループなどが挙げられます。

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塾講師から転職先②:人材紹介会社のコンサルタント

人材紹介会社(転職エージェント)のコンサルタントは「人材を採用したい企業」と「転職先を見つけたい求職者」を結び付ける社会的意義が非常に高い仕事です。

人材紹介会社の仕事は、求職者や企業の採用担当者と接する中で相手のニーズを聞き出して両者をマッチングすることが求められる仕事です。

▼人材紹介会社(転職エージェント)の仕組み

生徒一人ひとりと真正面から向き合う必要があるため、学習塾の仕事との親和性が高いと言えますので、塾講師としての経験を活かしてフィットする働き方ができるおすすめの転職先です。

事実、教育業界→人材業界の転職の流れは年々非常に加速しているので、いざ転職した後に「元々教育業界にいた」という人の遭遇する可能性も高いでしょう。

代表的な大手企業は、株式会社リクルート・パーソルキャリア株式会社・株式会社パソナ・株式会社マイナビなどが挙げられますね。

塾講師からの転職体験談

25歳女性:キャリアアドバイザーへ転職

私自身働くのが好きなのでもっと日本に働くことを楽しむ人が増えたら良いのにという思いと教育でやりたかった「人の人生の節目に携わる」という軸をぶらさずに叶えられる仕事を探して人材業界にたどり着いた。

人材業界の闇である「数をたくさん送れば必ず決まる」というやり方に賛同できず、本当に求職者の人のためになる方法を突き詰めている会社はないかというところで、ベンチャー企業を中心に探すことにした。

探し始めていく中で学生ファーストでやっているというのを売りにしており、売上の部分も企業の採用総客のみでなく、他にコンサルや大学でのキャリアイベントなどからも生計を立てている会社を見つける。

そうしていくうちに本当に学生のための仕事をできるのではないかと確信に変わっていき、私自身かルールが決まられているよりも作っていく方が好きでベンチャーに決めた。

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塾講師から転職先③:医療機器メーカー営業職

塾講師からの転職先として、医療機器メーカーの営業職もお勧めの一つです。

塾講師を辞めたいと考える人の理由の多くに「給料」を挙げているのは前述した通りですが、営業職の中でも医療機器業界はインセンティブ色が強い傾向にあります

「医療とか全く経験も知識もないけど大丈夫なの…?」と思われるかもしれませんが、未経験でも研修がしっかり整えられている会社は少なくないので、充分活躍することが可能です。

実際に塾講師から医療機器メーカーの営業職に転職を成功させた男性の体験談をご紹介しましょう。

塾講師から転職体験談

27歳男性:医療機器メーカー営業職に転職

医療機器メーカーを選んだのは、未経験可で研修がしっかりしていたことと、仕事と休みのメリハリがしっかりしていて給料も満足いくものだったからです

他の業界に転職することは初めてだったので不安はありましたが、その不安を払拭できる環境が揃っている医療機器の会社を転職先として選びました。

最初は塾講師から営業への転職で何をPRすれば良いか自分では全くわかりませんでしたが、経験豊富なdodaに相談したところ一発で解決できました。

ヒアリングをしっかりしてくれ、自分の長所と短所を教えてくれましたし、面接でどのように答えたや良いか、その対策や模擬面接もしてくれたので緊張せずに本番に臨むことができました。

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塾講師から転職先④:生命保険の営業職

塾講師からの転職先として、生命保険会社の営業マンという選択肢もあります。

塾講師時代に生徒の親と話をすることを得意としていた元塾講師の方で、「授業を販売する」という感覚をそのまま保険商品にスライドさせることで営業マンとして結果を出し続けることが可能です。

実際に塾講師から生命保険の営業マンへの転職を成功させた女性の体験談をご紹介します。

塾講師から転職体験談

24歳女性:生命保険の営業職に転職

母親が同じ生命保険業界で働いていて営業マンとしてバリバリ成功しているのを見て、自分もこうなりたいと思っていたのが転職した一番大きな理由です。

ただし会社選びについては、コネを使って入るのは嫌だったので、そこそこ待遇が良く、通勤が楽な保険会社を選びました。

営業についてはやる前から多少自分に向いているのでは、という自負があり、塾講師をしている際も親御さんとの面談で営業に近い事をしていたので抵抗はありませんでした。

転職活動の際はdodaエージェントを利用したのですが、ハローワークに比べて細かい待遇をすぐに知ることができたので良かったです。

働きやすさよりも給料面で良い会社を選びたかったのでとても使ってよかったなと思っていますし、応募した後の日程もトントン拍子で進んだため、特に滞りなく次の職場に入ることができました。

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塾講師から転職先⑤:一般企業の事務職

ワークライフバランスを改善したい方へは、事務職への転職をおすすめします。

一言で「事務職」と言っても、一般事務や秘書・人事・総務・経理などさまざまな職種がありますが、基本的なPCスキルや社会人経験があれば未経験でも応募できる求人がありますので、自分のスキルを活かせそうな求人を探してみましょう。

ただ、事務職は2022年現在有効求人倍率(※転職者一人当たりの求人数)が最も低く転職市場では非常に人気の高い職種のため、簡単に転職できる職種ではありません。

▼職種別の有効求人倍率(最新版)

塾講師として働いていたということは勉強そのものが嫌いではないと思いますので、実際に企業へ応募するまでの期間に転職先でアピールできそうな資格を取得しておくと、未経験でも即戦力性をアピールすることができます。

たとえば、

経理職を希望する場合は「簿記」
一般事務や秘書を希望する場合は「秘書検定」
事務職全般で活かせる資格としては「MOS資格」

などの資格がおすすめです。

事務職に強い資格を取得しておくと、競争の高い事務職の転職市場において未経験でも転職活動を有利に進めることができるでしょう。

塾講師からの転職体験談

23歳女性:税理士事務所の事務職へ転職

Q、塾講師からの転職理由は?

少子化のため授業数が減少したことや、同業種との競争が激しく生徒獲得が困難になって来たので転職を考えました。

日本の教育の試験のために勉強するという姿勢に疑問を感じ始め、仕事の意義を見出せなくなってきました。

子供たちも自分から勉強したいという子は少なく、親に矯正されてきているせいかやる気がなく教える楽しさも無くなっていき転職を決めました。

Q、塾講師から税理士事務所の事務職へ転職した志望動機は?

税務の問題はどの人にも関係があり、人のためになるという実感がすぐに湧く仕事だと思ったからです。

経済問題を抱えている人たちに少しのアドバイスをするだけでも相手の生活が変化し有意義になっていく姿を見てやりがいがあると思いました。

そもそも私は税務の知識は全くなくこの業界に入りましたが、研修と良い先輩方に恵まれてゼロの知識から他の人に教えることができるようになりました。

税法が変化していく中で、知識を増やして応用していく力を身につけるのにこの仕事は最適だと思います。

法律の組み合わせで他の人の役に立てる度合いも大きく異なり、自分の頑張る意欲も高めることが出来本当にやりがいがある仕事で、年齢に関わりなく成長できる分野と感じています。

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塾講師から転職先⑥:飲食業・小売業のマネージャー

30代以上で教室長などのマネジメント経験をお持ちの方は、飲食業・小売業のエリアマネージャーが転職しやすくおすすめです。

飲食業や小売業と聞くと「ハードワーク」をイメージされる方も多いと思いますが、現在は労働環境が改善されつつありますので、会社選びさえ間違えなければ、収入面でも条件の良い働き方をすることができます。

また、エリアマネージャーとは、本社と店舗のパイプ役となる重要な役割で、担当エリアのマーケティング・在庫管理・接客教育・商品構成など、幅広い仕事に携わります。

教室長として身に付けた『教育スキル』『運営スキル』『マーケティングスキル』等を総合的に活かして早期から貢献できる仕事です。

代表的な大手企業としては、ゼンショーHD・コロワイド・イオン株式会社などが挙げられますね。

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塾講師から転職先⑦:教育関連の企画・商品開発職

いきなり教育業界から全くの別業界へ転職することが現実的でないのであれば、教育関連の企画・商品開発職への転職も選択肢の一つです。

現場を経験したからこそわかる、今求められている教材や生徒が反応するトレンドなどを察知できるので、未経験者よりも活躍できる可能性が高いと判断されることが多いです。

ワークライフバランスという観点でも、塾講師のように生徒の時間に合わせて…という必要がなくなるため、かなりホワイトな労働環境で働けることでしょう。

教育そのものが好きという人にとっては、切っても切れない転職先ですね。

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塾講師から転職先⑦:出版社の情報誌制作職

塾講師からの転職体験談

28歳男性:出版社の情報誌制作職へ転職

Q、塾講師からの転職理由は?

勤務していた学習塾で使用していた教材は問題量が不足しており、単元へのアプローチも多角的ではなく、結局それらを補うために自作のプリントを作成し活用していました。

私が勤務していた学習区は3つの学区の中間地点という立地だったため、生徒が使用していた教科書もバラバラで、それに合わせてプリントを用意していたため、かなり多くの量を作成しました。

その内にレイアウトの整然さや効率の良い作成方法を追い求めるようになり、商業印刷物の制作に興味を持ち始め、独学で制作から印刷所への発注、納品までの一通りのスキルを習得しました。

残念ながら私が勤務していた学習塾は不景気と少子化の影響もあり、閉校となってしまったため、身に着けたスキルを活かし、出版業界へ転職することを決めました。

Q、出版社の情報誌制作職へ転職した志望動機は?

学習塾勤務で行っていた教材、模擬試験、進学説明会資料の作成は、校正作業こそ他のメンバーが行いますが、内容の立案、初稿制作、校正戻りによる修正、校了まで全て自分個人の役割でした。

一つの媒体の制作をほぼ一人で完結する状況でしたので、商業印刷物の制作に興味を持ち始めました。

組織として一つの媒体を作り上げるには、自分の役割はどのようなものが与えられ、他部署はどのように連動していくのか実際に体験してみたいと考え、そういった環境で仕事をしたいという希望があったことが根本的な志望動機です。

学習塾で作成した媒体は、やはりその学習塾の中でしか活用することはないため、そもそも社会に発信することを目的としている出版社が作成する媒体で、書店やネット上に露出される媒体に携わりたいと考えました。

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塾講師から転職先⑧:介護業界の介護職

塾講師からの転職体験談

45歳男性:介護業界の介護職へ転職

Q、塾講師からの転職理由は?

母親が脳梗塞で倒れ、介護が必要となり、同居する事がキッカケでの介護の勉強を兼ねて介護施設で仕事をしながら、母親の介護をしていました。

約3年程塾講師として勤めましたが、中々生徒の成績を思ってた程あげる事が出来ず、上からのプレッシャーも強くストレスが酷くて、周りの講師達も結果を出せずにクビになった人も多く、限界を感じて転職を決めました。

Q、介護業界の介護職へ転職した志望動機は?

今の時代は少子高齢化の問題が深刻で、母親の介護の経験もあり、周りの同世代の人達の親の話を聞いて決して嫌で介護職を辞めた訳では無く資格も持っており、定年後も役職があれば続けられます。

幸いに以前に所属してた介護施設の理事長とは、辞めてからも連絡は色々してたり、偶に食事に行ったりもする事があった為、塾の講師を辞めたい意向の話をしたところ、戻ってきたらいいと言われました。

決して高い給料ではありませんが、介護施設の理事長より戻ってきたら良いとの声もあった為、転職することを決めました。

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塾講師から転職先⑨:教員(学校の先生)

塾講師からの転職体験談

23歳男性:教員(学校の先生)へ転職

Q、塾講師からの転職理由は?

元々学校の先生になりたくて教員免許を取得しており、家庭の事情で就職浪人だけはできなかったので、教員採用試験に不合格だった場合に備えて学習塾のインターンシップを受け、学習塾の方に内定をもらいました。

教員採用試験に不合格で自分の夢だった教員になることはできませんでしたが「教える」という共通点があったため、学習塾の教師として働き始めました。

しかし、新卒1年目の時に私がやりたいのは果たしてこういうことなのかと迷い、今ならまだ間に合うとのことで転職しようと思いました。

Q、教員(学校の先生)へ転職した志望動機は?

私が学習塾の教師から学校の先生に転職した理由は、元々「学校の先生になる」というのが小さい頃からの夢だったからです。

人に教える事が好き、子どもが好き、私が中学生の頃の担任の先生への憧れというのが私が学校の先生を目指したきっかけで、大学に進学する際も教員免許が取れるような学部学科を選択しました。

大学1年生の頃から教員免許を取るための授業を受け、教員になる事を夢見ていました。

しかし、段々と教員に対するイメージが「ブラックで休みが取れず、拘束時間も長い」という悪いイメージの方に向かってしまったこともあり、教員採用試験の勉強が疎かになってしまいました。

結局同じ「教える」事を職業にしようと思い、学習塾の教師として働き始めましたが、何か私に合わないなと思い、教員を志望し転職しました。

塾講師からの転職に強い転職サイトおすすめ3選

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転職エージェントはあなたのこれまでの経歴を棚卸しした上で、どのような業種・職種が向いているかを転職市場という観点から分析し会社を紹介してくれます。

▼転職エージェントの仕組み

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今回は塾講師として働くあなたに、数ある転職エージェントの中でも特に教育業界の転職に強いお勧めの転職エージェントを3社紹介します。

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塾講師からの転職先に関するQ&A一覧

塾講師で正社員になるには?就活募集求人ある?

塾講師として正社員になるためには、学歴としては一部の有名塾や大手塾では高学歴を求める場合がありますが、全ての塾が高学歴を必須としているわけではなく、実務経験や教育への熱意を重視する塾も多いので基本的には不問です。

教育関連の資格(教員免許、教育学部の学位など)を持っていると採用に有利ですが、必須ではありませんし、アルバイトやパートとしての塾講師経験があると正社員としての採用に有利に働くでしょう。

求人については直接塾講師の採用HPから応募するのも良いですが、転職エージェントや転職サイトの方が詳しく求人が掲載されているのでそちらを参考にすることをおすすめします。

塾講師の正社員はきつい?バイトがおすすめ?

塾講師は大学生の中で時給が良いアルバイトとして知られていますが、正社員という水準で見ると他の職種と比較した時に決して待遇が良い職業とは言えないのが実情です。

初任給は異業種や異職種と比較しても少ないですし、働く時間についても土日出勤は当たり前で勤務時間もフルタイム正社員の8時間よりオーバーして残業することがほとんどなので、労働環境はブラックと言わざるを得ません。

そのためアルバイトとして学生期間で働くのはおすすめですが、正社員として就職先に選ぶのはよく吟味した方が良いでしょう。

塾講師の時給や給料はどのくらいある?

塾講師のアルバイト・パートの塾講師の時給は1,500円〜3,000円程度/時間が一般的で、地域や塾の規模、経験年数などによって変動します。

正社員の塾講師の給料については年収300万円〜600万円程度が一般的な範囲で、業績や経験によってはこれ以上の年収を得ることも可能です。

塾講師のやりがいは?

数多くの塾講師に聞く塾講師のやりがいは以下が挙げられます。

  • 生徒の成長を実感できる
  • 生徒と信頼関係を築くのが楽しい
  • 自身の学力や知識を生かせる
  • 伝えるコミュニケーション力が身に付く

もちろん前述したように決して楽な仕事ではありませんが、生徒の成長を実感できるという点においては教育の面でやりがいを感じることが多いでしょう。

塾講師は親からのクレーム多い?

親はお金を払って子供を塾に通わせているため、その対価として一定の結果(テストの点数の向上や受験の合格など)を期待します。当然その期待が満たされないと感じると、クレームが生じることがあります。

具体的なクレーム内容としては、

☑️教材や授業内容: 使用するテキストやワークシート、授業の進度などに関する不満。
☑️授業の方法: 講師の教え方や生徒とのコミュニケーション方法に関するクレーム。
☑️テストの結果: 定期テストや模試の結果に関する不満。
☑️費用: 授業料や教材費、その他の費用に関する不満や疑問。
☑️講師の態度: 講師の対応や態度、生徒への接し方に対する不満。

上記などが挙げられます。

塾講師としてはクレームに対して冷静に対応し、親の意見や不満をきちんと受け止めて改善することが重要で、定期的に親とのコミュニケーションをとり、生徒の進捗や授業の内容などを共有することでクレームを避けることも重要です。

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