転職を考えているものの、「もしブラック企業に勤めてしまったらどうしよう!」と考え、転職に消極的になっている人はいませんか?
ブラック企業の定義はさまざまですし、入社するまでその会社がどのようなところかわからないため、転職はある種のギャンブルと考えている人も少なくないです。
ですが近年、中小企業を中心としたブラック企業のリストが厚生労働省によって公表されているため、リストに掲載されている企業を把握しておけばブラック企業に転職する可能性はぐっと低くなります。
2019年12月に公表された、最新の厚生労働省が公表している信頼できるブラック企業のリスト一覧を今回は紹介しますので、これから転職をお考えの方はぜひ参考にしてくださいね。
私もこのリストによって注意すべき企業を知ることができたので、企業を選定する手間が格段に少なくなりましたよ。
みなさんも厚生労働省のブラック企業一覧リストを入手し、ホワイト企業への転職を目指しましょう。
転職エージェントのブラック企業求人とホワイト求人の見分け方
厚労省のブラック企業リストダウンロードはコチラ
ブラックリスト一覧はリストのPDFをダウンロードすると確認できるため、まずは厚生労働省のホームページに訪問する必要があります。
下記画像を見ても分かる通り、「長時間労働削減に向けた取組」のページの中段付近にある「労働基準関係法令違反に係る公表事案」からブラック企業リストをダウンロードできますので、ぜひ調べてみてください。
ブラック企業一覧リストについては、北は北海道〜南は沖縄まで各都道府県の労働局から算出されて名前が挙げられているので、様々な業種業態の企業がリストアップされていることが分かります。

(厚生労働省公式HPより引用)
あなたの働かれている都道府県のブラック企業について、ぜひ調査してみていただければと思います。
ちなみに地方ごとの転職必勝法について下記で解説しているので、興味があればご参考ください。
地方別おすすめ転職エージェント一覧まとめ【47都道府県】
2020年1月21日追記.
また、毎年行われていて話題になっている「ブラック企業大賞」の最新動画も2019年12月に発表されましたので、下記に動画を掲載しておきます。
こちらでノミネートされている企業は、どちらかというと名の知れた大きな企業に偏りがあるようです。
こうしてブラック企業の存在が世間に明るみにされていくと、企業側も労働環境を整え始めるので結果として良い効果が生まれるのでしょうね。

今回リストに挙がっている企業以外にも、知られていないだけでブラック企業は世の中にまだまだあるのが実情です。
万が一就職活動や転職活動を行う際に、自分が受けている企業がブラック企業だったら絶対に就職・転職は避けなければならないですよね。
転職エージェントを活用すれば、企業の実情が実際のところどうなのか、内部事情に詳しい担当キャリアアドバイザーに直接質問することができます。
数ある転職エージェントの中でも、大手の「doda」が取り扱い企業数が最も多く情報量も圧倒的なので、ぜひ活用してブラック企業を判別しましょう。
厚労省のブラック企業リストに対する2chの反応
公的機関である厚生労働省がブラック企業のリストを発表したことには大きな意味がありますが、2chの方たちはこの動きに対しどのような反応をしているのでしょうか?
2ch掲示板での声を具体的に見て参りましょう。
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・ブラックなんて圧倒的に中小企業に多いのにな 。意味ないわ
・まだ世に広まってないだけで中小企業のブラックはコロコロ転がってるぞ
・名前出すだけじゃなくしっかり制裁、改善させろよ。矯正できなきゃ名前出してもまたやるぞ
・まあ、少しでも抑止になるならいいんじゃない。それでも効果がなければ 新たな対策がとられるんだろうし。
・むしろ、ホワイト企業を公表した方が早い。ブラック企業なんか多過ぎて多数派だから効果はない。
・時代は変わったなぁ…。こんな事、昭和にはあり得ない話。
・この国の経営者は、労働犯罪を犯しても余程の事がない限り誰も書類送検も逮捕もされない。
是正勧告の繰り返しで終始する異常な国・・・だからブラック企業が後を絶たない。------
上記口コミを見ても分かる通り、賛否両論の声が聞かれました。
厚生労働省のブラックリストをそのまま鵜呑みにするのではなく、この情報を上手に活用し、自分にとって働きやすい職場を見つけることが何よりも大切です。
もちろんリストに載っている企業だけがブラック企業ではもちろんありませんので、転職エージェントなど様々な企業を丸裸にするツールを活用しながら、ブラック企業への転職を避ける努力をして頂ければと思います。
転職エージェントの使い方を徹底解説!3倍有効に活用する方法
厚労省のブラック企業リストの選出基準は?
ブラック企業の定義は人それぞれ違うため、転職サイトの評判や口コミでブラック企業だと言われているところでも、入社してみたら全然そんなことはなかったというケースも実はめずらしくありません。
ブラック企業と認定する基準は一人一人違いますが、厚生労働省ではどのようにブラック企業を選出しているのでしょうか?
厚生労働省がブラック企業として選出している基準には、
36協定の締結・届出なく残業等を行わせている
36協定の上限時間を超えて残業等を行わせている
労基法32条違反(違法な残業)
賃金・残業代の未払い
上記のような項目が挙げられます。
36協定や労基法などについての詳細は、下記も併せてご参考ください。
参考:残業上限規制60時間・100時間はいつから開始施行されるのか
上記以外にもセクハラやパワハラ、いじめといった観点から総合的にブラック企業を判断しているため、かなり厚労省のリストは信用できるリストだと言えるでしょう。
ブラック企業を調べたい方は、まずは今回ご紹介している厚生労働省のブラック企業一覧リストを参考にすることをおすすめします。
もし現在働いている会社がブラック企業で辞めたいと思っている場合は「ブラック企業を辞めたいと思った時に考えるべきことと取るべき行動」もご参考ください。
