転職活動

中堅証券から転職したい!証券マン転職有利の転職先おすすめ10選

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中堅証券会社からの転職でどんな転職先を選べばいいのか迷ってはいませんか?

証券会社は高いスキルを身につけることができますが、その経験をダイレクトに活かせる業界はそこまで多くありません。

そのため、証券会社で身につけたスキルがどんな会社から求められているのか、理解することは転職活動を成功させる上で非常に大切なことです。

証券会社で身につくスキルは、就業年数によっても異なりますが、新卒で入社した場合はリテール(個人)営業からスタートすることが一般的ですよね。

就職から2~3年で転職した場合は、主に身につくスキルは営業関連のスキルですが、5年~10年と長期的に就業すれば、ディーラー業務やリサーチ業務などより高度な職種の経験を積むことができます。

証券会社で身につけることができるスキルは以下の通りです。

リテール営業(個人や中小企業向けの営業)営業力、コミュニケーションスキル、株式や投資信託の知識、目標達成能力
ホールセール業務(大口顧客への営業)M&Aの知識、資金運用、株式や債券の知識、企画力、営業力
ディーラー業務(主に有価証券の売買)株式売買、証券金融知識、判断力、決断力
リサーチ業務財務、経済市場などの分析能力、企画力、プレゼンテーションスキル

証券会社が他の金融機関や異業種の営業職と異なるところは、ノルマ達成の難しさと厳しさです。

高度なレベルを求められる営業となるため脱落する人も少なくありませんが、リテール営業で結果を残すことができれば、営業力と目標達成能力は転職後他の業界でも通用するスキルとなります。

実際に私が知る証券会社出身の経験者も、エントリーする会社を上手く見極めて転職を成功させています。

今回は中堅証券会社からの転職で有利になる業界とおすすめの転職先一覧を女性におすすめなどの観点と一緒に紹介していきます。


最終更新日.2024年4月2日

証券会社/証券マンからの転職は有利!強みは?

ではまず証券会社(証券マン)からの転職が有利な理由についてですが、大きく分けて、

上記5つの強みが理由として挙げられますので順番に解説して参ります。

新規開拓営業の経験がある

証券会社における新規開拓営業は飛び込みやテレアポなど様々な営業手法がありますが、いずれにせよ新規開拓営業の経験は転職において大きな武器になります。

理由としては、異業界に未経験から営業職として転職する場合は基本的に新規開拓営業からスタートする求人が多いため、新規開拓の経験がなければ営業経験があっても厳しいと考える会社が多いからです。

新規開拓営業の抵抗がなく、さらにもっと言えば月次で何らかの新規開拓営業の素晴らしい実績をお持ちの場合は、職務経歴書や面接でアピールすれば選考通過率が格段に上がり有利に働くでしょう。

ストレス耐性がある、ストレスに強い

証券会社の証券マンは、良くも悪くも常に毎日相場という不安定なものと隣り合わせで仕事をしなければいけないため、知らないうちに無意識下でストレス耐性が身についているケースが多いです。

さらに毎月のノルマプレッシャーに耐えて、上司からの怒鳴りにも耐えた経験がある人は少しのことでは動揺しないメンタルとストレス耐性が身についているので転職において有利に働きます。

勿論1年など短期離職してしまっていてはストレス耐性がないとみなされて逆効果ですが、少なくとも3年以上勤められていたのであれば一定数ストレスに強いと判断する企業が増えるでしょう。

目標ノルマの達成志向がある、数字に強い

証券営業に限った話ではありませんが、目標ノルマの達成志向がある、数字に強いことは営業職での転職はもちろん、異職種への転職でもかなり強みとなります。

特に証券会社では、目標ノルマを達成しなければいけないという風習が他業界と比較してもとりわけ強いので、厳しい環境で数字を出し続けてきた人材であれば転職市場においても人事採用担当者からの評価は高くなります。

予算に対して何%の目標を達成することができたのか、そしてその目標ノルマは周囲と比較して達成できていた人は多かったのか少なかったのかなど、あらゆる観点で目標達成した経験はアピールしていきましょう。

顧客へのビジネスマナーが身についている

証券会社の証券マンは顧客として相手にする人が一定数お金を持った富裕層を相手にすることが多いため、基本的なビジネスマナー以上のビジネスマナーを求められる傾向があります。

富裕層向けの営業経験はビジネスマナーという観点で他の一般顧客を相手にする営業よりも強く、転職市場においても評価されることが多いです。

お辞儀の角度や電話口でのマナーなどは他の業界でそこまで新卒研修で行き届いていない会社も多いので、その分転職では有利に働くでしょう。

金融業界の専門知識が身についている

言わずもがなですが、証券会社で働いていると金融業界の専門知識が必ず身につきますので、金融業界へ転職する際にはもちろん異業種へ転職する際にも役立ちます

例えばIT×金融の領域で知られるFintech領域では金融業界で働いていた経験がある人を積極的に採用するなど、何かと金融業界で働いていた経験は優遇されますので積極的にアピールしていきましょう。

中堅証券会社から転職する人は少なくない

証券会社で営業職に就けば高い年収を目指すことができますが、プレッシャーなど仕事内容は厳しいのが現実です。

そのため、長期的な就業や将来を考えて転職を選ぶ人は珍しくありません。

また、証券会社の利益の大多数を占める手数料収入が近年減少していることから、年々各証券会社の経営状況も厳しくなっているのが現状です。

▼証券会社の利益も減少傾向にある

(2019.4.24「日本経済新聞」より引用)

転職活動をするなら証券会社の経験が活かせるだけでなく、長期的に働ける会社に転職したいところだと思います。

中堅証券会社から転職する人が増えている

証券会社から転職する人が増えていることは前述した通りですが、中でも大手証券会社である野村証券や大和証券よりも下記のような中堅証券会社から転職する人の割合の方が多いです。

☑️藍澤證券
☑️いちよし証券
☑️岩井コスモ証券(岩井コスモホールディングス)
☑️極東証券
☑️東洋証券
☑️丸三証券
☑️水戸証券
…etc

やはり会社のブランドで金融商品が売れにくいことと、対面での営業がしづらくなっているという点から大手よりも中小証券の方が営業難易度は高く辞めたいと感じる人が多いようですね。

証券マンの市場価値は高い?低い?

証券マンの転職市場における市場価値は、個人営業(リテール)の営業経験があるという点では個人営業に転職する場合は充分高いです。

しかし、もし法人営業に未経験から転職したいと考えている場合は、ホールセール部門での法人営業か個人営業での目覚ましい営業成績がなければ転職難易度はグッと上がります。

証券会社は金融業界に該当しますので同じ金融業界への転職においては市場価値が高いですが、異業界への転職となると例えばIT系などであればIT×金融の領域を扱っている会社であれば評価は高くなります。

どの転職先の業界や職種を選ぶかによって、証券マンの市場価値は高くもなるし低くもなるという点は頭に入れておきましょう(※後ほど転職難易度について改めて言及します)。

証券マンからの転職で活かせるスキル

証券会社で働くことで、転職先の業界や職種によっては以下のようなスキルをそのまま活かすことができます。

☑️新規開拓営業スキル
☑️コミュニケーション能力
☑️忍耐力・ストレス耐性
☑️目標達成能力
☑️富裕層や経営者への対峙力

リテール営業(個人営業)かホールセール営業(法人営業)かによって顧客となる相手は経営者か富裕層など異なりますが、対等に会話できるコミュニケーション能力は武器と言えるでしょう。

その他にも証券会社特有の体育会系に対しての耐性であったり、新規開拓をガンガン行って数字の目標を達成する能力など、証券マンとして培ったスキルを活かせる転職先は多いです。

証券会社からの転職で資格は必要?

証券会社からの転職で資格は必要かどうかは、転職先の業界や職種など仕事内容によりけりです。

証券会社や銀行に新卒で入社する際には証券外務員の資格がほぼどの金融機関も必須だったかと思いますが、他業界や異職種では資格は一切不要で実務経験を重視する傾向が強いです。

後ほど紹介する具体的なおすすめ転職先によって必要な資格も解説していきますので、ぜひ興味のある転職先で資格が必要かどうか参考にして頂ければと思います。

証券会社から転職したい・辞めたい転職理由

証券会社から転職したい・辞めたい理由

証券会社から転職したい、辞めたい転職理由として、

営業ノルマを追い続けるのがきつい

顧客に損をさせてしまうのがきつい

終業時間が長く帰社時間が遅い

御用聞き営業にやりがいがない

顧客から感謝される仕事がしたい

上記理由が挙げられます。

一番はやはり、証券会社の営業マンは毎月達成しなければならないノルマが定められているため、追い続けることに対してしんどいと感じる人が多いと思います。

更にノルマを達成し続けなければならないことに加えて、株式市場や相場環境に左右される投資金融商品を扱うため、必ずしも顧客に利益を与えることはできず損失を出させてしまうことも少なくありません。

ノルマを達成できない限り3~4時間睡眠もザラという社員が多いほど残業が多い会社が多い業界であることは間違いないでしょう。

証券会社のリテール営業は"御用聞き営業"とも言われ、富裕層や投資家のご機嫌を伺ったり言われた事をそのまま行うだけの営業になってしまいがちのため、スキルが得られずやりがいを感じられなくなり辞める人も多いですね。

証券マンから転職するメリット/デメリット

証券マンから転職しようかどうか迷う場合は、証券会社から転職するメリット・デメリットを整理して天秤にかける事で判断材料の一つになります。

証券会社・証券マンから転職するメリット

  • 現在の環境から解放される
  • 年収がアップする可能性がある
  • 経験を活かして最悪戻ってこれる
  • 10年後のキャリアプランを考えられる

まず証券会社を辞めるメリットとしては、現在の証券マンの仕事におけるノルマを常に達成しなければならない環境を脱却できて解放されることでしょう。

転職先の業界や職種によっては証券会社での経験スキルを活かして年収アップする可能性を秘めているので、金融商品を扱う以外の新しい仕事に挑戦できるチャンスでもあります。

証券会社・証券マンでの経験があれば、金融業界の仕組みや業界の風習も理解できているので、異業種から金融業界に転職して戻る人も少なくありません。

証券会社では将来のキャリアプランを設計しづらい人も多いですが、証券会社から転職する事で自分の描く理想的なキャリアプランを実現できる可能性が高くなることもメリットとして挙げられます。

証券会社・証券マンから転職するデメリット

  • 年収がダウンする可能性がある
  • 未経験の業界や職種は転職しづらい
  • 会社の規模が小さくなる可能性がある

証券会社から転職するデメリットの最たるものは、やはり年収が下がってしまう可能性が高いことでしょう。

証券会社は仕事の内容はきついですが、平均年収で言うと異業界や他職種と比較して高い傾向があるため、年収ダウンを余儀なくされる人も少なくありません。

年収ダウンに加えて今現在大手証券会社に勤めている場合は、転職することで今の会社規模よりも転職先の会社規模は小さくなってしまう可能性が高くなります。

もしあなたが現在30代以上の年齢層の場合、完全未経験から転職できる業界や職種は限られてしまうのでキャリアアップ転職しづらいというリスクも考えられます。

証券会社からの転職先おすすめ!有利なのは?

それではここからは、証券会社からのおすすめの転職先についてご紹介して参ります。

証券会社で培ったスキルがどのように活かせるかについても言及しておりますので、転職先を選ぶ際の参考とされてみて下さいね。

(⭐️の数が多いほど証券会社の仕事と親和性は高い)

外資系投資銀行
M&Aアドバイザー
コンサルティングファーム
プライベートエクイティファンド
IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)
生命保険会社
地方銀行
広告代理店
不動産業界
Web/IT業界
物流業界

それぞれの転職先で具体的な企業名と共に理由について順番に解説致します。

証券会社からの転職先おすすめ①:外資系投資銀行

転職難易度:

証券会社から転職するのであれば、外資系投資銀行はおすすめです。

その理由は、証券会社で身につけた金融知識やコミュニケーションスキル、プレゼンテーション能力をダイレクトに活かすことができるからです。

外資系投資企業は、日系企業とは文化が全く違い、自己主張や意見がある場合、はっきりと伝えなければいけません。

自分の意見をハッキリと主張する必要がある環境では、厳しい営業活動で培った精神力やコミュニケーションスキルが役に立ちます。

もちろん語学力はマストですが、英語やドイツ語に自信がある場合、外資系投資銀行は特におすすめの転職先です。

代表的な外資系投資銀行としては、以下の企業があります。

ゴールドマンサックス証券株式会社

JPモルガン証券株式会社

メリルリンチ証券株式会社

ドイツ証券株式会社

証券会社から外資系投資企業に転職するなら、面接の際に過去の証券会社で出した実績は明瞭に伝えましょう。

志望動機では将来どのような立場でどのような仕事をしていきたいのか、そしてその理由をロジカルに伝えることがポイントとなります。

外資系投資銀行に証券会社から転職するために「JACリクルートメント」の利用は効果的と言えますので、ぜひ活用しながら転職活動に挑戦されてみて下さいね。

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証券会社からの転職先おすすめ②:M&Aアドバイザー

握手をする会社員

転職難易度:

証券会社で働いている人がM&Aアドバイザーに転職することは可能で、証券会社での仕事で培った金融知識や企業評価のスキルが、M&Aアドバイザーの仕事にも役立ちます。

M&Aアドバイザーは企業の合併や買収におけるアドバイザーとして、クライアント企業の戦略立案、交渉、契約書作成、デューデリジェンス(事業評価)、資金調達、合併後の統合計画策定など様々な業務を担当します。

ただし、M&Aアドバイザーに転職するには専門的なスキルや知識が求められるため、証券会社での経験だけでは不十分な可能性が高く、専門的な研修や資格取得などの学習を行うことが必要です。

具体的な企業例としては以下の通りです。

日本M&Aセンター

ハイディールパートナーズ

M&Aキャピタルパートナーズ

ストライク

M&A総合研究所

また、M&Aアドバイザーには戦略的思考や交渉力などのスキルが求められるため、それらのスキルも身につける必要があります。

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証券会社からの転職先おすすめ③:コンサルティングファーム

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証券会社からの転職先おすすめとして、コンサルティングファームの金融チームも非常に適性があり強みを活かすことができます。

コンサルティングファームの金融チームでは、証券会社での知識や経験を活かして企業や政府などのクライアントに対して、金融に関するコンサルティングサービスを提供することができます。

またコンサルティングファームと一口に言っても様々な業種がありますが、特に活躍しやすいのは事業再生コンサルティングファーム戦略系・総合系コンサルティングファームが代表例として挙げられますね。

コンサル業界への転職難易度は高く、ファームによっては早慶上智クラスと学歴要件が非常に高かったり、TOEIC800点異常など英語要件が厳しかったりと様々ですが、基本的に未経験ポテンシャル採用を行っています。

代表的な企業例は、以下があります。

デロイトトーマツコンサルティング

アクセンチュア

アビームコンサルティング

マッキンゼー・アンド・カンパニー

ボストン コンサルティング グループ

PwCコンサルティング

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証券会社からの転職先おすすめ④:プライベートエクイティファンド

転職難易度:

証券マンからの転職先として、プライベートエクイティファンドもおすすめです。

プライベートエクイティファンドとは、株式非公開の企業やビジネスへの出資を通じて長期的な利益を追求するファンドで、資金調達を行い投資家からの資金を集めて、集めた資金を企業やビジネスへの出資に使います。

企業やビジネスの株式を購入し企業やビジネスを成長させ、企業の成長に伴う価値の増大を追求する流れで、長期的な投資を行い数年後に投資を回収して利益を得ることを目指します。

証券会社におけるディーラー業務の対株式ではなく企業というイメージで、企業投資を行っていく必要があるため高い知見が必要ですが、証券会社で同様の経験がある場合は転職することも不可能ではありません。

代表的な企業例は、以下があります。

ブラックストーン

カーライル・グループ

KKR

バークシャー・ハサウェイ

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証券会社からの転職先おすすめ④:IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)

証券会社からの転職先おすすめ④:IFA

転職難易度:

証券会社からの転職先としては、IFAもおすすめです。

IFAとは独立系ファイナンシャル・アドバイザーのことで、顧客のライフプランやニーズに合った長期の資産形成のために、金融商品等の選定・運用や各種制度の活用の提案・アドバイス、売買取引の支援を行います。

証券会社が投資銀行部門とリテールの両立は難しいと言われているに対して、投資銀行部門を持たず顧客に寄り添いたいという願望を叶えられるIFAへの転職が台頭しています。

特に証券会社の中でも優秀な20代の人の転職事例も目立つのがIFAへの転職で、転職理由としては

☑️顧客本意のビジネスを体現したい
☑️転勤が受け入れられない

というような働き方やワークライフバランスを整えたいというニーズが見られます。

ただし、IFAと一口に言っても全国に600社以上あると言われ、規模や雇用形態も様々あり自分に合った働き方を体現するにはどこに所属するべきかというのが非常にハードルの高い業界でもあります。

そのため、証券会社からIFAに転職したい場合は闇雲に転職活動を行うと危険で、必ずIFAの転職に特化した転職エージェントであるIFA転職を活用してIFA専門の転職コンサルタントにサポートしてもらいましょう。

IFA転職はアドバイザーナビ株式会社が運営するIFA特化の転職エージェントで、野村證券出身者が立ち上げたサービスのためIFAへの転職利用満足度No.1、金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1を獲得しています。

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証券会社からの転職先おすすめ⑤:生命保険会社

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証券会社からの転職先としては、生命保険会社もおすすめです。

その理由は、証券会社で身につけた営業力と保険の知識がダイレクトに強みに繋がるからです。

生命保険会社の営業は、証券会社のリテール営業と同じく、結果が全ての世界です。

営業成績が悪ければ給与は低くなりますが、しっかりと結果を出せば年収で1,000万円、2,000万円、3,000万円を超えることは珍しくありません。

また、生命保険会社は大手であれば、おすすめの職種として代理店向けの営業という選択肢もあります。

代理店営業の場合、代理店が保険商品を売れるように情報を提供することや管理業務が主な仕事となりますので、証券会社の経験を活かすことが可能です。

証券会社から生命保険会社への転職事例は特に女性が豊富で、女性で男性を上回る保険レディとして活躍している人も決して少なくありません。

代表的な生命保険会社としては、以下の企業があります。

アフラック生命保険株式会社

アクサ生命保険株式会社

ソニー生命保険株式会社

日本生命保険相互会社

証券会社から生命保険会社へ転職するなら、志望動機としては、保険商品に対する情熱、そして過去の経験やスキルが活かせることを伝えることが欠かせません。

営業職としての転職を希望するなら、過去の実績提示は欠かせないので、数字は明確にまとめて伝えられるように準備しておきましょう。

金融業界に強い転職エージェントを活用して、金融転職のプロであるキャリアアドバイザーに過去の実績やキャリアを棚卸ししてもらうことをお勧めします。

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証券会社からの転職先おすすめ⑥:地方銀行

証券会社からの転職先として、同じ金融業界である地方銀行に転職するという選択肢もあります。

証券会社として働いていくとなんとなく仕事のイメージもつきやすいですし、部署によっては証券マンとしての経験をそのまま活かすことも出来ます。

実際に地方に在住していて、29歳の時に証券会社から地方銀行への転職を果たした29歳男性の転職体験談をご紹介いたします。

証券会社から地方銀行への志望動機

Q、なぜ証券会社から転職しようと思ったのですか?

大手証券会社にて、リテール営業を6年やっておりました。若手の頃は新規開拓・休眠化客開拓をしており、もとめられる予算もそんなに大きくなかったので、なんとかやれていたのですが、年次を重ねるごとに、既存顧客の引き継ぎをし、そのなかで莫大な予算を求められます。また、会社の利益のため、顧客の収支を無視した酷い商いをしなければならないなど、理不尽なことが多かったため、辞めようと決意しました。

Q、地方銀行を転職先に選んだ理由を教えて下さい

証券会社時代、地方銀行の方と話さす機会もあり、地方銀行の仕事のイメージがなんとなくわかっていました。給料水準も前職の証券会社とあまり大差なく、むしろボーナス関して市況・株式相場に左右されにくいため、高い水準で安定していることが魅力的だと感じました。また、地方銀行のなかでも、職種として、やったことない融資業務以外に、顧客資産運用部など、証券会社時代のマーケット感や、商品知識、コンプライアンス感などを活かせる職種もあり、莫大な予算・ノルマ的なものも、少ないということあるため、地方銀行への魅力を感じました。また、地方銀行なので、県を跨ぐ転勤もほぼないため、そういった福利厚生的なところも、魅力に、感じたので転勤しました。

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証券会社から地方銀行への志望動機

Q、なぜ証券会社から転職しようと思ったのですか?

証券会社の営業時代はノルマが厳しい、やりがいが感じられなかったことと、電話で募集するのが多くしんどかったです。

営業で入って、外交もあり客先訪問は楽しかったが、帰ってから募集ものの電話営業が辛かったし、毎日コミッションをあげないといけず、自分の営業成績もボードに書かれて見えるので気になって仕方なかった。

ノルマを達成しても、また次回の募集ものが始まって終わりがないのも追われている感覚がありしんどかったです。

新聞の読み合わや勉強会、残業などもあり常に時間に追われているのも余裕がなく嫌で、ゆっくりクライアントと話しながら投資相談をしたいと強く思い転職を決めました。

Q、地方銀行を転職先に選んだ理由を教えて下さい

金融関係という業種は変えたくなかったことと、営業も好きだったので、クライアント先を訪問することもできる職種として、長期間クライアントと良い関係を築くためにも、銀行や信託銀行が良いかなと考えるようになりました。

預金から始まり投資まで一連して関係作りができるのも魅力と感じたことと、募集ものにも追われることなく、クライアントに合う商品をじっくり提案できるのも良いと判断しました。

勉強会やセミナーなどかあり、学ぶ機会も充実している環境も大事だと思いましたし、地域に密着しており、知名度や安心感のある会社が良いと判断して転職活動を進めました。

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証券会社からの転職先おすすめ⑦:広告代理店業界

転職難易度:

証券会社から転職するなら、広告代理店業界の営業もおすすめです。

証券会社とは業界が全く違うため金融や証券の知識をそのまま活かすことはできませんが、営業力が役立ちます。

広告代理店の営業は長く働いていればもちろん最低限の学習は必要となりますが、必要な知識は自然と身につけることができます。

資格取得のための難しい勉強も必要なく、最終的には営業力と企画力が全ての職種なので、営業力に自信がある場合はおすすめの転職先です。

代表的な広告代理店としては、以下の企業があります。

株式会社電通

株式会社博報堂

株式会社リクルート

株式会社大広

広告代理店に転職するなら、志望動機としては「なぜ広告代理店を希望するのか」という理由を明確に伝えることが欠かせません。

これまでの金融業界から大きく変えることになるので、なぜ未経験から広告業界を希望するかの理由は採用担当者が気になるポイントでもあります。

また、営業職を希望するのであれば必ず結果を出すという情熱だけでなく、客観的に結果を出せるという根拠も伝えることが必要です。

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証券会社からの転職先おすすめ⑧:不動産業界

転職難易度:

不動産業界も、証券会社からの転職先としてはおすすめです。

その理由は不動産業界が、営業力を最も重視する業界の一つだからです。

証券会社の営業の厳しさは、証券会社に勤めている人以外でも多くの人が理解しています。

厳しい環境で営業成績を出すことができていたなら、それだけで不動産業界への転職の成功率は必然的に高くなります。

不動産販売は基本的に扱う商材が高額商品となるため、顧客との深いコミュニケーションが必要となります。

営業力だけでなく信頼関係を瞬時に構築するスキルなど、高いコミュニケーション能力が求められる業界と言って良いでしょう。

また、不動産業界は営業で結果を出せば、成績がダイレクトに報酬に反映される業界でもありますので、証券会社のリテール営業で培ったスキルに自信がある場合は特におすすめの転職先です。

代表的な不動産会社としては、以下の企業があります。

東急不動産株式会社

住友不動産株式会社

三井不動産株式会社

野村不動産株式会社

証券会社から不動産会社の営業へ転職するなら、志望動機には結果を出すことへのこだわり(=コミット力)を伝えることがポイントです。

不動産会社の営業に求められるのは何よりも"結果"で(他の営業職でも同じことですが)、不動産は高額な商品となるため営業力の有無をより厳しく判断されます。

大手転職エージェントの「doda」を活用するなどして、採用面接で過去の営業成績など実績をしっかりとアピールできるようにしておきましょう。

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証券会社からの転職先おすすめ⑨:Web・IT業界

転職難易度:

証券会社からの転職先の一つとして、WEB・IT業界への転職もおすすめです。

WEB・IT業界の市場規模は年々依然として拡大傾向にあるにもかかわらず、まだまだ人材の流出が行われておらず人手が不足している優良企業は少なくありません。

証券会社で身につけた営業のスキルを活かして、個人ではなく法人営業へとジョブチェンジを果たしたり、コンサル営業へと転換するなどキャリアパスは多彩です。

代表的なWEB・IT企業としては、以下の企業があります。

Google Japan

株式会社サイバーエージェント

株式会社DeNA

Facebook Japan

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証券会社からWeb広告会社への転職理由

Q、証券会社から転職しようと思った理由を教えて下さい

もしこの証券会社であと5年も働いたら私はこの会社以外では使い物にならなくなる、転職市場での価値がなくなると考えて転職を決意しました。

Q、Web広告企業を転職先に選んだ理由を教えて下さい

新卒時の就職活動時は漠然とした気持ちだったが、もっと新しい制度や業界に入りたいと考えた時に、1番最先端で、これからも市場が拡大していきそう、またこの後の転職時も価値が出そうと感じたweb広告のベンチャー企業に転職を試みた。

Web系のベンチャー企業だったので、各種の決済も話が非常に早く進み、仕事のテンポも早く、本当に多くの事を学ぶことができている。

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証券会社からの転職先おすすめ⑩:物流業界

転職難易度:

証券会社からの転職先の一つとして、物流業界への転職もおすすめです。

証券会社で身につけた営業のスキルを活かして、個人ではなく法人営業へとジョブチェンジを果たしたり、コンサル営業へと転換するなどキャリアパスは多彩です。

実際に証券マン時代に投資銀行業務に従事していた40代男性が物流業界の取締役に転職した体験談をご紹介いたします。

証券会社辞めてよかった体験談

Q、証券会社から転職しようと思った理由を教えて下さい

私は証券会社で投資銀行業務をしていましたが、投資銀行業務の中でいろいろな職種に勤務した。

合弁会社だったので銀行員、証券会社、不動産会社など様々な経歴の職員がいたが、銀行員、証券会社、不動産会社出身がいて、その上、街金出身まで採用するようになった。

PM(プレーイングマネージャー)だった私はそうした業界出身者の常識を理解した上で対応しないとならないので、精神的に大変で自分のポリシーが維持できないということで転職を決意。

Q、物流企業を転職先に選んだ理由を教えて下さい

銀行員、証券会社、不動産会社と業務をする中で、企業再生である物流会社の支援をすることになった。

コロナ禍でエッセンシャルワーカーの重要性が再認識されていたが、物流業の実際の給与、職場環境は等々は決して高いものではないので、私はいつか物流業界の仕事をしたいと思いました。

証券会社を退職しようとした際、物流会社の企業再生で支援した会社から私たちの会社に転職して欲しい、給与は安いけど、長く働くことができると言われた。その会社に転職した。

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証券会社からの転職成功のポイント

  • 証券会社で身につけたスキルを棚卸する(=自己PRの作成)
  • 自己分析を行いキャリアビジョンを明確化(=志望動機の作成)
  • 転職エージェントを活用してアドバイスを貰う

転職市場においては、あなたが何をやりたいかよりも"あなたが何ができるか"という経験スキルを見られる要素が強いので、まずは自己分析を行って証券会社で身に付けた経験スキルを棚卸しすることが重要です。

そして自己PRを作成することができたら、次の段階として志望動機を作成する段階に入っていきますが、志望動機作成で重要なのは"将来あなたがどうなりたいか"というキャリアビジョンから逆算して作成するということです。

志望動機を作成するためには自己分析はもちろん、業界や企業研究が必須となってきますので、あなた自身が興味のあることややりたい仕事に対して、徹底的にリサーチをして、なぜあなたがその業界や職種、仕事を志望するのかという部分をうまく言語化してまとめるようにしましょう。

自己PRや志望動機の作成は1人で行っていくことも重要なのですが、1人で転職活動を行っていくと転職活動の方向性が合っているかどうかわからなくなってしまいます。

そのため、転職エージェント活用して転職のプロである第三者に客観的に自己PRや志望動機が合っているかという部分をすり合わせしてもらうことが重要です。

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証券会社からの転職に資格は必要?

証券会社からの転職に資格は必ずしも必要という訳ではなく、むしろ重視されるのはこれまでの経歴や実績をどのように言語化できているかという点です。

証券外務員のように資格がマストな転職先というのは実はあまり多くなく、未経験の異業界で同じく営業職の場合は志望動機やポテンシャルがあるかという点の方が重要視されます。

ただし異職種への転職の場合は資格があることで熱意をアピールできるケースもあり、例えばITエンジニアであればITパスポートや情報処理基礎検定、不動産であれば宅建など持っておいた方が良い資格もあります。

未経験で証券会社に転職・証券会社へ転職する時資格は必要?

証券会社から転職ではなく、未経験で証券会社に転職・証券会社へ転職する場合、資格は必須ではありませんが証券外務員二種の資格を取得しておくと有利に働く可能性があります。

証券外務員二種とは、金融業界で働く際の必須資格のようなもので、新卒で銀行や信用金庫、証券会社、保険会社で勤める際に入社前か入社後すぐに取得させられる基礎的な資格です。

持っておかなくても証券会社へ未経験で転職することは可能ですが、取得難易度は簡単ですしそこまで勉強の時間も掛からないので、時間がある方は先に習得しておくと人事担当者からの評価は高まるでしょう。

年齢別!証券会社からの転職先おすすめ

年齢別に証券会社からの転職先おすすめを整理すると、以下のようになります。

新卒~20代で証券会社からの転職先おすすめは?

新卒から20代後半は「学歴」「職歴」「特筆した営業成績」「資格」が転職活動において評価されるポイントとなりますので、おすすめの転職先は以下のようになります。

☑️外資コンサル
☑️M&A仲介
☑️金融業界
☑️IFA
☑️ベンチャー企業

証券マンとして優秀な営業成績を収めたのであれば、上記の転職先を候補として選んでみましょう。

30代で証券会社からの未経験転職先は?

今回紹介するおすすめの転職先に関しては、30代未経験で証券会社から転職したいという方にとっても該当している転職先となります。

☑️証券会社の同業他社
☑️IFA業界
☑️ベンチャー企業

20代と比較すると未経験可の求人は勿論減ってしまいますが、証券会社での営業実績やマネジメントスキルをアピールすれば転職可能なのでぜひ30代の方もご参考下さい。

40代以降で証券会社からの転職先おすすめは?

40代以降になると年収や働き方等、現状の証券会社よりも良いところを探す難易度は一気に上がります。

キャリアアップのためというより何か条件を緩和してでも解消したい問題がある場合(Uターンしたいなど)の転職活動となることが多いので、以下の転職先がおすすめです。

☑️証券会社の同業他社
☑️IFA業界
☑️ベンチャー企業

マネージャーとしての実績に加えて過去の営業成績が重要視される点は、30代や20代とは大きく異なりません。

証券会社からの転職先をもっと知る方法

今回お伝えしてきた転職先は、証券会社からのおすすめ転職先として一般的に言われている業界や職種のため、まだごく一部にすぎません。

冒頭でもお伝えした通り、勤めている年次によって転職先候補も異なりますし、職種によって選べる範囲も異なります。

あなたに合ったオーダーメイドな転職先を知るためには、転職エージェントを使って担当のキャリアアドバイザーに会社を紹介してもらった方が遥かに効率的と言えます。

より精度の高い転職先も紹介してもらえますからね。

▼転職エージェントの仕組み

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証券会社への転職/証券会社の営業に転職したい人は?

もしあなたがこれから未経験で証券会社へ転職・証券会社に転職したい場合は、以下の点に留意して転職活動を進めていきましょう。

  • 証券会社の仕事内容について理解する
  • 証券会社の営業職への転職理由をアピール
  • 未経験から外資系証券会社へ転職に挑戦する

証券会社の仕事内容について理解する

証券会社の仕事内容は、株式・債券・投資信託などの有価証券の引き受けや募集・売買業務を行うのが主な仕事内容で、証券会社の社員は顧客に株式情報を提供したり顧客から有価証券の売買注文を受けたりします。

顧客の幅広いニーズに対して株式、投資信託や債券などの金融商品の提案を行い、資産形成・運用のサポートを行うライフプランナーのような役割を果たし、株式や債券などの取引仲介を行います。

営業職以外にも、株式売買の仲介役であるブローカー業務を中心に、自社資金で金融商品の売買を行って利益を得るディーラー業務、資金調達支援のアンダーなど様々な職種がありますので一通り理解しておきましょう。

証券会社の営業職への転職理由をアピール

未経験者の場合は証券会社の営業職へ転職したい理由を志望動機でしっかりとアピールする必要がありますので、実際の志望動機例文を参考にしながら独自の転職理由を考えてみてください。

証券会社営業の転職志望動機例文

私は経済動向に強く興味を持ち、知識を活かして投資に関するアドバイスを提供することに喜びを感じます。

証券会社の営業職はクライアントと直接関わり、彼らの資産形成をサポートする役割を果たすため、私のスキルと興味を最大限に活かせるフィールドだと考えています。

営業職にはコミュニケーションスキルを活かし、成長と学びの機会が多くあると考えているため、自己成長とキャリアアップを図るために証券会社の営業職への転職を希望します。

未経験者の場合は、証券会社や金融機関で働く際の必須資格である証券外務員2種の資格を取得して、客観的に熱意ややる気があることをアピールする点も転職活動を有利に働かせてくれるでしょう。

証券会社の転職先求人の取り扱いが豊富なdodaの転職サイト・転職エージェントを活用して証券会社の求人を探していくと良いですね。

未経験から外資系証券会社へ転職に挑戦する

未経験から外資系証券会社への転職は不可能ではありませんが、転職するためには一定のスキルセット、知識、準備が必要ですので、以下にいくつかの具体例を挙げてみます。

  • 金融知識: 未経験であっても、基本的な金融商品や市場の知識を持っていることが求められます
  • 語学力: 外資系企業ではビジネスレベル以上の英語力が必須となることが多いです。
  • コミュニケーションスキル: 営業職は顧客との関係性を築くためにコミュニケーションが重要となりますので、顧客のニーズを理解し適切なアドバイスや提案をするためのスキルが必要です

既に営業職の経験がある場合は、適応力と学習意欲で新しい環境や業務に素早く適応し、自発的に学習していく意欲がある点をアピールしていきましょう。

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