転職を考えているものの、「もしブラック企業に勤めてしまったらどうしよう!」と考え、転職に消極的になっている人はいませんか?
ブラック企業の定義はさまざまですし、入社するまでその会社がどのようなところかわからないため、転職はある種のギャンブルと考えている人も少なくないです。
ですが近年、中小企業を中心としたブラック企業のリストが厚生労働省によって公表されているため、リストに掲載されている企業を把握しておけばブラック企業に転職する可能性はぐっと低くなります。
2024年4月30日に公表された、令和6年度最新の厚生労働省が公表している信頼できるブラック企業のリスト一覧を今回は紹介しますので、これから転職をお考えの方はぜひ参考にしてくださいね。
私もこのリストによって注意すべき企業を知ることができたので、企業を選定する手間が格段に少なくなりましたよ。
みなさんも厚生労働省のブラック企業一覧リストを入手し、ホワイト企業への転職を目指しましょう。
【最終更新日.2024年5月30日】
目次
厚労省のブラック企業リストダウンロードはコチラ
ブラックリスト一覧はリストのPDFをダウンロードすると確認できるため、まずは厚生労働省のホームページに訪問する必要があります。
下記画像を見ても分かる通り、「長時間労働削減に向けた取組」のページの中段付近にある「労働基準関係法令違反に係る公表事案」から2024年最新版ブラック企業リストをダウンロードできますので、ぜひ調べてみてください。
▶︎厚労省のブラック企業リスト一覧ダウンロードはコチラ【2024年最新版】
ブラック企業一覧リストについては、北は北海道から東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、愛知、南は沖縄まで各都道府県の労働局から算出されて名前が挙げられているので、様々な業種業態の企業がリストアップされていることが分かります。
(厚生労働省公式HPより引用)
厚生労働省ブラックリスト一覧から特定の企業を検索する方法
もし各都道府県や特定の企業名を検索したい場合は、上記のPDFに飛んだ後にPCであればCtrl+Fで検索したい文字を検索し、スマホの場合はURLを入力する部分で調べたいキーワードを入力すればPDF内を検索することが可能です。
あなたの働かれている都道府県のブラック企業について、ぜひ調査してみていただければと思います。
ちなみに地方ごとの転職必勝法について「地方別おすすめ転職エージェント一覧まとめ【47都道府県】」で解説しているので、興味があれば併せてご参考ください。
2023年10月30日追記.
毎年行われていて話題になっていた「ブラック企業大賞」の発表は2019年12月を最後に新型コロナウイルスを理由に中止を発表しています。
ブラック企業大賞でノミネートされている企業は名の知れた大きな企業で社会的なインパクトも大きかったために残念ですが、復活するのを待つしかなさそうです。
2019年以前にノミネートされた企業は、三菱電機・吉本興業・モンテローザ・ワタミ・HISなどサービス業界の会社が多かったことが記憶に新しいですね。
こうしてブラック企業の存在が世間に明るみにされていくと、企業側も労働環境を整え始めるので結果として良い効果が生まれるでしょうから復活して欲しいです。
今回リストに挙がっている企業以外にも、知られていないだけでブラック企業は世の中にまだまだあるのが実情です。
万が一就職活動や転職活動を行う際に、自分が受けている企業がブラック企業だったら絶対に就職・転職は避けなければならないですよね。
転職エージェントを活用すれば、企業の実情が実際のところどうなのか、内部事情に詳しい担当キャリアアドバイザーに直接質問することができます。
自分自身でブラック企業かどうか見分ける方法としては、
・求人が長い期間ずっと掲載されたままである
・離職率が高く大量採用を常に行なっている
・採用基準が低く簡単に内定が出てしまう
・試用期間が長く契約社員雇用になっている
…etc
上記のような基準がありますが、やはり全てを1人で見極めるのは困難です。
数ある転職エージェントの中でも、大手の「doda」が取り扱い企業数が最も多く情報量も圧倒的なので、ぜひ活用してブラック企業を判別しましょう。
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厚労省のブラック企業リスト一覧〜都道府県別〜
では実際に、2024年最新版の厚労省のブラック企業リスト一覧で公表されている企業を都道府県別に一部紹介して参ります。
47都道府県全てのブラック企業一覧を網羅することはできませんが、東京や大阪、北海道、福岡など主要な都市のブラック企業一覧をリストアップ致しましたので、ぜひご参考頂けますと幸いです。
中小企業 ブラックリスト〜北海道〜
中小企業 ブラックリスト〜東京〜
中小企業 ブラックリスト〜神奈川〜
中小企業 ブラックリスト〜埼玉〜
中小企業 ブラックリスト〜千葉〜
中小企業 ブラックリスト〜大阪〜
中小企業 ブラックリスト〜兵庫〜
中小企業 ブラックリスト〜福岡〜
今回リストアップした都道府県以外の地方別ブラック企業リスト一覧については、先ほども紹介した「労働基準関係法令違反に係る公表事案」から2023年10月最新版ブラック企業リストをダウンロードできますので、ぜひ調べてみてください。
厚労省のブラック企業リストに対する2chの反応
公的機関である厚生労働省がブラック企業のリストを発表したことには大きな意味がありますが、2chの方たちはこの動きに対しどのような反応をしているのでしょうか?
2ch掲示板での声を具体的に見て参りましょう。
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・ブラックなんて圧倒的に中小企業に多いのにな 。意味ないわ
・まだ世に広まってないだけで中小企業のブラックはコロコロ転がってるぞ
・名前出すだけじゃなくしっかり制裁、改善させろよ。矯正できなきゃ名前出してもまたやるぞ
・まあ、少しでも抑止になるならいいんじゃない。それでも効果がなければ 新たな対策がとられるんだろうし。
・むしろ、ホワイト企業を公表した方が早い。ブラック企業なんか多過ぎて多数派だから効果はない。
・時代は変わったなぁ…。こんな事、昭和にはあり得ない話。
・この国の経営者は、労働犯罪を犯しても余程の事がない限り誰も書類送検も逮捕もされない。
是正勧告の繰り返しで終始する異常な国・・・だからブラック企業が後を絶たない。------
ある三菱系列の社員に聞いたけど、旧財閥体質が依然残っていて、
上司からの飲みの誘いは帰宅途中でも戻ってくる、隣席の先輩からの指摘はメールで来るとか。
特に若い人は心病むよね。。ブラック企業大賞、三菱電機が「連覇」 立て続けに社員が過労自殺 #ldnews https://t.co/rF2AmrhiBZ
— pokoyama (@pokoyama7) December 23, 2019
ブラック企業大賞に三菱電機が二年連続で大賞を受賞。
社員の年収は795万円とのこと。ブラック企業で馬車馬のように働いて夢のマイホームを建てても、体を壊してしまったら元も子もない。#ブラック企業大賞 #三菱電機 https://t.co/P1hMYoNeh1
— タカぽん@マイホーム売った人 (@iebaikyaku) December 23, 2019
上記口コミを見ても分かる通り、賛否両論の声が聞かれました。
厚生労働省のブラックリストをそのまま鵜呑みにするのではなく、この情報を上手に活用し、自分にとって働きやすい職場を見つけることが何よりも大切です。
もちろんリストに載っている企業だけがブラック企業ではもちろんありませんので、転職エージェントなど様々な企業を丸裸にするツールを活用しながら、ブラック企業への転職を避ける努力をして頂ければと思います。
厚労省のブラック企業リストの選出基準は?
ブラック企業の定義は人それぞれ違うため、転職サイトの評判や口コミでブラック企業だと言われているところでも、入社してみたら全然そんなことはなかったというケースも実はめずらしくありません。
ブラック企業と認定する基準は一人一人違いますが、厚生労働省ではどのようにブラック企業を選出しているのでしょうか?
厚生労働省がブラック企業として選出している基準には、
36協定の締結・届出なく残業等を行わせている
36協定の上限時間を超えて残業等を行わせている
労基法32条違反(違法な残業)
賃金・残業代の未払い
上記のような項目が挙げられます。
36協定や労基法などについての詳細は、下記も併せてご参考ください。
参考:残業上限規制60時間・100時間はいつから開始施行されるのか
上記以外にもセクハラやパワハラ、いじめといった観点から総合的にブラック企業を判断しているため、かなり厚労省のリストは信用できるリストだと言えるでしょう。
ブラック企業を調べたい方は、まずは今回ご紹介している厚生労働省のブラック企業一覧リストを参考にすることをおすすめします。
中小企業はブラックばかり?
「中小企業はブラック企業ばかりで、大手企業はホワイト企業ばかりだ」と安直に考える人がいますが大きな間違いで、中小企業でもホワイトな職場ありますし大手企業でもブラック企業はごまんとあります。
電通や博報堂などの大手広告代理店はいまだに終電間際まで仕事をするのが当たり前で、徹夜や2徹をすることもザラにありますからね。
中小企業がブラック企業ばかりと言われる理由はいくつかあって、
- 労働者一人あたりのマンパワー負担が重くなりやすい
- ブラック企業であることがバレても企業イメージへのダメージが小さい
- 社長を含めた経営陣が労働基準法などの法律を明確に把握できていない
上記のような要因があり中小企業がブラック企業ばかりという噂や評判が出回っている現状です。
大事なのは中小企業の中でも本当にホワイトな職場なのかブラックな職場なのかを見極めることで、会社の規模だけでブラックかホワイトかなんて簡単に判断することはできません。
ではどのようにして見極めていけば良いのでしょうか?
ブラック企業の定義とは?見極めるポイント
まずそもそも、ブラック企業とはどのような労働環境の会社のことを指すのか、整理しておきましょう。
ブラック企業は、一ヶ月残業が100時間を超える、セクハラがある、労災隠しがある、といった社会的立場を気にしない会社がブラック企業と定義されています。
ブラック企業は、基本的に仕事を長く続けることができるような労働環境ではないため、下記に該当する場合一刻も早く脱出することが大切です。
項目 | 法令 | 危険性 |
一ヶ月100時間を超える残業 | 違法 | 過労死リスク |
セクハラ | 違法 | 精神疾患リスク |
パワハラ | 違法性は立証しにくい | 精神疾患リスク |
労災隠し | 違法 | 社員の死亡 |
夜勤など交代勤務 | 適法 | 生活リズム逆転で、精神に悪影響 |
残業代未払い | 違法 | 生活水準の悪化 |
残業代未払いといったことを平気で行う企業も存在します。
夜勤などの交代勤務など、生活リズムが逆転して精神不安定になってしまうような職場も危険ですね。
パワーハラスメントなどは、法律的に立証が非常に難しいものとなっていますが、ブラック企業では平然と毎日、人格否定を行う社員が存在しています。
ブラック企業を事前に見極めるポイント
転職市場を観察していて「あっ、これはちょっと怪しいな」「ブラック企業の可能性があるな」と感じるポイントは以下に該当する場合ブラック企業である可能性が高いです。
勤務地がアバウト(=客先常駐)
見込み残業時間が多い(※40時間以上)
賞与の支給額が少ない(業績連動してない)
年収の下限幅と上限幅の差が大きすぎる
○○手当が多すぎて固定給が上がらない
求人票が夢や希望など精神論ばかり
求人が長い期間ずっと掲載されたままである
離職率が高く大量採用を常に行なっている
採用基準が低く簡単に内定が出てしまう
試用期間が長く契約社員雇用になっている
勿論、一概に客先常駐=ブラックという訳でもないですし、年収や賞与も下限幅しか絶対出ないとも言えませんが、事前に知っておくのとそうでないのとでは入社後のギャップの感じ方に違いが出てきますので注意しておきましょう。
もしブラック企業か怪しい企業があったら、一人で判断するよりも転職のプロである転職エージェントに相談した方が良いでしょう。
「この企業はどうでしょうか?」と担当のキャリアアドバイザーに確認してもらうのが一番安全なので、大手のdodaや若手向けのハタラクティブなど求人数が多い転職エージェントに相談するようにしましょう。
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ブラック企業に入社してしまったら、ホワイト企業への転職を狙うべき
ブラック企業に入社してしまったら、ホワイト企業への転職を目指しましょう。
下記でブラック企業とホワイト企業の違いを比較してみます。
ブラック企業 | ホワイト企業 |
家に帰っても寝るだけになる | 定時に帰れて、精神的に余裕が持てる |
経営者や上司に罵倒される | 丁寧に仕事の指導を受けられる |
残業が当たり前なのに感謝されない | 残業そのものを悪とみなす |
社内の雰囲気が暗い | 社内の雰囲気が明るい |
有給休暇取得は悪 | 有給消化をしないと、怒られる |
社内制度・仕事への考え方の違い
ブラック企業とホワイト企業の大きな違いとして、社内の制度や仕事に対する考え方の違いがあります。
ブラック企業では家に帰っても眠るだけといった状態になってしまうことに対し、ホワイト企業では残業時間が少なく定時に仕事から帰ることができるため、精神的に余裕を持つことができます。
上司と部下の考え方の違い
また、ホワイト企業と呼ばれる企業は経営者や上司が、部下を過度に責めるような風潮はありません。
部下の失敗は上司の責任である、という社会人として基本中の基本を徹底している企業が多い傾向にあります。
ホワイト企業に転職するメリットは残業時間がなくなるといったことだけにとどまらず、仕事の進め方などもストレスが少ない傾向にあるでしょう。
有給休暇の考え方の違い
ブラック企業では有給休暇を取得することが悪いこととされているのに対して、ホワイト企業では有給休暇の取得を義務付けている会社もあります。
こうしてブラック企業とホワイト企業を比較すると、かなり働く環境に違いがあることがわかりますね。
ブラック企業入社後1年以内は退職しない方がいい
仮にブラック企業に入社してしまっていても、1年間が経過しないうちには、退職をしない方が良いといえます。
失業保険は自己都合退職の場合、1年間の勤務実績がないと支給されないため、退職してすぐに生活に困ってしまう可能性があるんですね。
また、労働環境があまりに悪いからといった理由で短期離職をしてしまうと、次の転職先の書類選考や面接で不利になる可能性が高くなります。
1年間は最低でも我慢したほうが、リスクなく退職できると考えたほうがよいと言えるでしょう。
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精神疾患リスクを負っている場合は、退職してもいい
ブラック企業に勤め続けていることで精神疾患リスクを負っている場合は、すぐに退職した方が良いといえます。
一度でも精神疾患を患ってしまうと、社会復帰までに1年近い時間がかかってしまうこともあり得るんですね。
もし心療内科にすでに通っていて、医師に休職か退職を勧められているなど危険な状態にある場合は、精神疾患リスクをなくす意味でも早めに退職して問題ありません。
精神的な余裕が失われる
↓
だんだんと思考が暗くなる
↓
仕事に行けなくなってしまう
↓
社会復帰が難しくなる
という悪循環に陥ってしまう可能性もあります。
メンタル疾患を患ってしまうと再就職できなくなる可能性もあり得ますので、転職活動を始めるなどなるべく早めに逃げるようにしてください。
会社のことを考えるのではなく、自分自身の健康を第一に考えて行動しましょう。
なぜブラック企業に入ってしまったのか冷静に分析
転職活動を始める際には、同じ失敗を繰り返さないためにも「なぜブラック企業に入ってしまったのか?」を冷静に分析するようにしましょう。
たとえば、転職活動がなかなか上手くいかず焦ってブラック企業に入ってしまった、企業の情報をよく下調べせずにイメージだけで入社してしまった、などたくさんの失敗要素があったと思います。
同じ失敗を繰り返さないためにも、出来る限り、失敗する要素を取り除いて転職を成功させる方法について次章では解説させていただきます。
万が一ブラック企業に入ってしまった時の対処法
もし万が一、ブラック企業に入ってしまった時の対処法としては、
(1)労働基準監督署に相談する
(2)転職を検討する
(3)残業代請求を検討する
上記3つの対処法が挙げられます。
労働基準監督署とは、企業が労働基準法などの労働基準関係法令をきちんと守っているか監督する公的機関で、労働基準関係法令への違反について無料で相談することができます。
例えば残業代が支払われないなど明らかに労働基準法を違反しているような企業の場合は、支払われていない証拠(エビデンス)をできる限り集めておき相談することで勝ち取れる可能性が高まります。
退職や転職を検討することももちろんアリですが、万が一引き留められる場合は退職代行サービスなどを利用するのも一つの手段としてアリでしょう。
ブラック企業に二度と入らないために転職エージェントを活用しよう
ブラック企業への入社を回避するためには、転職エージェントを活用することを強くオススメいたします。
理由としては、転職エージェントは企業の人事担当者や採用を行っている経営者などと情報交換を行っており、企業の内部情報に精通しているためです。
転職エージェントは企業の内部事情に精通しているので、あなたが入社する前にブラック企業かどうかを外から見て判断できるというわけですね。
また、現在勤めている企業から本当に転職するべきかどうかなどのアドバイスも、専任の担当者が客観的に見て行ってくれます。
その他にも履歴書・職務経歴書の添削〜提出代行や、休日の面接日程調整のを設定してくれるなど、非常に助かるサービスを展開してくれています。
現在ブラック企業で勤務をしている場合、転職エージェントを活用することで活路が拓けますので、ぜひ転職エージェントを積極的に活用することをお勧めします。
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