転職エージェントを利用して転職すると貰える「お祝い金」ですが、マイナビ薬剤師はお祝い金制度を行っているのでしょうか?
お祝い金とは転職が成功した場合に転職エージェントが登録者が一定の条件を満たせば指定の金額を贈呈するという制度で、その金額は3~70万円までとエージェントによって様々です。
転職先を見つけるだけではなく、数万円単位の現金が貰えるお祝い金は転職を検討している薬剤師にとって人気のサービスですよね。
この記事では、マイナビ薬剤師のお祝い金制度の有無や制度の仕組み、メリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。
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2021年4月1日から「職業安定法」が改正され、転職サイトをはじめとした職業紹介事業者がお祝い金などの金銭を提供することが原則禁止となりました。
(厚生労働省公式HPより引用)
(日本経済新聞より引用)
法改正前までは、転職サイト側が「転職者を増やすための工夫のひとつ」としてお祝い金制度を行っていましたが、現在職業紹介事業者が求職者にお祝い金を渡すことは禁止されていますので注意しましょう。
【最終更新日.2024年7月29日】
目次
マイナビ薬剤師にお祝い金制度はない!
残念ながら、マイナビ薬剤師にお祝い金制度はありません(※2023年7月現在)。
マイナビ薬剤師ではお祝い金制度がありませんので、マイナビ薬剤師を利用して転職に成功してもお祝い金を貰うことはできません。
現在制度を中止している訳ではなく、過去に遡ってみてもマイナビ薬剤師のサービスが開始してから現在までお祝い金制度を行っていた実績を確認することはできませんでした。
マイナビ薬剤師の祝い金のもらい方は?
マイナビ薬剤師では2024年現在、祝い金の制度そのものが存在していませんので、祝い金のもらい方は存在しません。
友人や家族にマイナビ薬剤師の紹介をすることで特典がもらえるキャンペーンは行っていますが、紹介者と登録者の両方にノベルティがありギフト券をもらうことができます。
マイナビ薬剤師の転職祝い金の仕組みは?
そもそも転職祝い金とはどのような仕組みなのか説明しておくと、転職サイトや転職エージェントは転職希望者が紹介した企業に入社した際に理論年収の約30%を紹介フィーとしてもらっています。
例えば年収500万円の薬剤師が調剤薬局に転職したとすると、500万円×30%の150万円を紹介フィーとして売上になっているという仕組みですね。
150万円の売上のうち、例えば祝い金として10万円を転職成功した人に分けたとしても、140万円という充分な利益が残りますので、転職祝い金という仕組みが一時期流行ったという訳です。
一般的にマイナビのような大手転職サイトで祝い金制度を採用している会社は少なく、知名度の低い中小転職エージェントが求職者に認知してもらうために祝い金制度を活用していることが多いでしょう。
マイナビ薬剤師の祝い金をもらうとどうなる?罰則?
転職エージェント側は、職業安定法に基づく指針に違反して「就職お祝い金」を支給した場合、厚生労働大臣による指導および助言を受ける可能性があります(職業安定法48条の2)。
受け取る側の罰則については明文化されていませんが、思わぬ形で行政上のペナルティを受けることを予防するためにも、「就職お祝い金」の支給禁止に関するルールの遵守をお勧めいたします。
お祝い金は薬剤師転職のデメリットに?
しかし実は、マイナビ薬剤師に限らずお祝い金制度は薬剤師にとってデメリットがあるとも言われていますので、具体的に4つ挙げて解説いたします。
新規登録者集客のための戦略
お祝い金制度を導入している薬剤師向けの転職サイトは中小規模や新規参入の転職サイト運営会社がほとんどです。
というのも、求職者に支給するお祝い金は採用企業が転職サイト側に支払う報酬の中から支給されますので、転職サイト側にとっては利益が少なくなります。
利益を削ってでも「お祝い金制度がある」というメリットを打ち出すことで、新規登録者を集めるという転職サイトの戦略の一つなのです。
サービスの質が低い
お祝い金制度を導入している転職サイトは、マイナビ薬剤師等の大手と比較するとキャリアアドバイザーやコンサルタントの質が低いです。
優秀なキャリアアドバイザーは大手企業に就職する可能性が高く、実際にマイナビ薬剤師は利用者満足度No.1と非常に評判の良い転職サイトですよね。
お祝い金制度を導入している転職サイトはランキングに乗っていませんので、転職サポートの質を期待するのであればマイナビ薬剤師を利用すべきでしょう。
紹介される求人が限られる
前述の通り、お祝い金は採用企業から転職サイトに支払われる報酬の中から登録者に支給されます。
報酬が少ない企業へ登録者を紹介してしまうと転職サイトが受け取る報酬が少なくなり、更にそこからお祝い金を支払うとなると利益が少なくなってしまいます。
少しでも報酬の高い企業の求人を勧めてくる可能性があるため、紹介される求人数が少なくなってしまう可能性があるんですね。
目先の利益(=お祝い金)を優先させるのか、転職後に長く働ける良い職場をきちんと紹介してもらうか、どっちを取るかは人それぞれですが、私は後者を勧めます。
ブラック企業の求人を紹介される可能性がある
「紹介手数料(報酬)はいくら払ってもいいから人材が欲しい」という企業は往々にしてブラック企業である可能性が高くなります。
なぜなら、優良企業は紹介手数料を釣り上げなくても転職希望者が集まりますが、ブラック企業は中々応募がないため紹介手数料を釣り上げて人材を無理やり確保しようとしているためです。
ブラック企業かどうかを見極めるポイントとしては、
✅常に同じ求人が募集されている
✅残業代がみなし残業になっている
✅年間休日が120日を下回っている
✅賞与・ボーナス制度がない
上記のような点に注意して求人票をチェックするようにしましょう。
お祝い金制度が禁止となった背景は?
2021年4月1日からお祝い金制度が禁止となった背景としては、転職サイト側が求職者(転職希望者)に対して不適切な転職を勧める理由になっていたからに尽きます。
転職サイト側としては、前述したように転職希望者を転職させなければ当然売り上げになりませんから、どうにかして他社と差別化させるためにお祝い金制度を全面的に活用していました。
(厚生労働省HPより引用)
しかしお祝い金を欲しさに転職してしまう薬剤師は、結果的にブラックな職場に転職してしまいすぐに離職してしまうため、採用を行う薬局や病院側から良いように思われていなかったんですね。
その結果何度も転職を繰り返してしまう"ジョブホッパー"と呼ばれる人材が転職市場に溢れかえってしまったため、転職サイト側にお祝い金制度の禁止をさせるしか方法しかなかったという背景があります。
一度厚生労働省が全面的にお祝い金制度を禁止してしまいましたので、なかなか今後お祝い金制度が復活する見込みは薄いと思ってもらって良いでしょう。
マイナビ薬剤師のお祝い金以上のメリット
職業紹介優良事業者認定企業に指定
マイナビ薬剤師は、実は厚生労働省が質の良い高いサービスを提供している企業に定める「職業紹介優良事業者認定企業」という企業に指定されています。
職業紹介優良事業者認定企業は一定以上の基準を満たしていると判定された企業のみが認定を受けることができる制度で、実績がなければ認定を受けることはできません。
国内では8万社以上の転職サイトを運営している企業が存在しますが、その中で職業紹介優良事業者認定企業に指定されている企業はわずか「85社」です。
マイナビ薬剤師は大手というだけではなくサービス内容のみならず社内教育においてもきちんと実績を積みかねた証拠であると言えますね。
サービスの質やサポート力が高い
マイナビ薬剤師はキャリアアドバイザーのサポート力にも定評がありますが、その理由は社内の徹底した教育研修が行われているからです。
大手という企業規模を活かし、社内研修だけでなく社員が快適に働きやすい福利厚生や年収も出しているため、結果的に利用する薬剤師に質の高いサービスを提供できているという訳ですね。
具体的にサービスの例を一部紹介すると、
✅ヒアリングを行った上での求人紹介
✅履歴書の添削や面接対策のサポート
✅登録者の代理で企業との交渉
✅内定後も相談できるお問い合わせデスク
上記のように他の転職サイトよりも一歩上を行く転職支援サービスを提供しています。
全国エリアに対応している
マイナビ薬剤師が大手であることのメリットの一つに、全国エリア対応可能という点も挙げられます。
中小企業が運営する転職サイトであれば、首都圏のみであったり関東・関西圏のみの企業が多いですが、マイナビ薬剤師は北は北海道から南は九州まで全国対応可能です。
薬剤師が転職してお祝い金を貰う裏ワザ
一見お得なように見えるお祝い金制度ですが、前述のようなデメリットもありますので、お祝い金はあくまでも副次的なメリットで利用すべきです。
転職サイトや転職エージェントを利用する一番の目的は「転職を成功させること」です。
お祝い金欲しさに妥協して転職先を決めてしまうことは本末転倒ですし、結局転職してもすぐに辞めてしまっては職歴に傷がついてしまうだけですよね。
そのため、マイナビ薬剤師のような優良転職サイトでお祝い金なしの転職をまずは第一の目標として行うべきでしょう。
ただし、転職サイトを過信し過ぎず転職サイト利用することができれば、お祝い金制度を導入している転職サイトを利用することも一つの方法でしょう。
お祝い金の金額が大きくても「最大」と明記されている場合は一定の条件を満たした上での支給という場合がほとんどですので、その点について注意しておきましょう。
→入社3ヶ月在籍後、正社員:50~70万円/契約社員:30万円/パート・アルバイト8万円のお祝い金贈呈
条件:求人ごとに異なる(※年収によって上下あり)
◆ジョブデポ薬剤師
→入社3ヶ月在籍後、最大40万円のお祝い金贈呈
条件;非公開(内定者の年収次第?)
◆PHGET(ファゲット)
→最大40万円
条件:年収550万円以上対象
◆ファーマシスタ
→最大10万円
条件:年収350万円以下の求人は対象外
上記のようにお祝い金制度を導入している薬剤師向けの転職サイトもありますので、ぜひどちらが良いか比較しながら利用する転職サイトを慎重に選ばれて下さいね。
お祝い金を厚生労働省が禁止していることは前述した通りですが、少しグレーな話に言及しておくと転職サイト側と転職希望者側だけの秘密にしておけばバレないという考え方もあります。
もちろん、転職サイト側に交渉する必要はあるので非常に難易度は高いですし、勿論お勧めできる方法ではありませんが、交渉力に自信があるのであれば話を転職サイト側に持ちかけるのも一つの手段です。
ただし目先のお祝い金よりも「中長期的に長く働き続ける職場に転職すること」が一番の転職活動の目的だと思いますので、忘れないようにしておきましょう。
転職お祝い金をもらう際の3つの注意点
マイナビ薬剤師ではなく他の転職サイトを通じてお祝い金をもらう際には以下の注意点を留意しておく必要があります。
- 支給される条件を満たしているか確認
- 転職後に自分で申請する必要がある
- 内定後一定期間働き続ける必要がある
転職お祝い金には支給される条件が設けられているケースが多く、貰えると思っていても条件を満たしておらず貰えなかったという人は少なくありませんので、事前にしっかりと確認しておくことをお勧めします。
よくある条件としては内定後にすぐ退職してしまうのはNGで、一定期間以上働き続けなければ条件を満たすことができないことが多いですね。年収によって支給されるお祝い金の金額も異なります。
大体の転職サイトでは自動的にお祝い金が支給されることはなく、転職したあとに自分で申請する必要があることが多いため忘れずに申請を行わなければなりません
上記の点を注意して転職お祝い金をもらいたい場合は受け取る必要がありますが、目先のお金よりも長期的にあなたが活躍し続けられる職場を探す意識は忘れないようにしておきましょう。
マイナビ薬剤師も含めて、以下の薬剤師転職サイトは特に薬剤師の評判が良いので、ぜひ3社共に並行しながら転職活動を進められることをおすすめ致します。
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