化粧品メーカーに勤務しているけれど、今転職を考えていて、どんな転職先なら自分のスキルを活かせるのか、とお考えの方もいらっしゃると思います。
化粧品業界はある意味独特な業界なので、ほかの業界の知識があまりないとお悩みの方も少なくないでしょう。
筆者は数十年にわたって何社かの化粧品メーカーに勤めており、転職したひとを何人も見てきました。
また筆者自身も数回の転職を経験しています。
今回は筆者の体験も含め、化粧品メーカーに在籍していたことで身についたスキルがどのように活かせるか、また化粧品メーカーの営業職から転職するにはどんなところがおすすめかをご紹介していきます。
目次
■化粧品メーカーで働くことで身につくスキル
化粧品メーカーで営業経験がある方ならご存じだと思いますが、化粧品にはざっくり言うと2種類のチャネルがあります。
ひとつは「制度品」と言われるチャネルで、メーカーが直取引、あるいは自社系列の販売会社を通じて小売店に販売する流通です。
主に百貨店などに置かれているハイブランドや、資生堂、花王などが制度品にあたります。
もうひとつは「一般品」と言われるチャネルで、こちらは卸売問屋に商品を卸し、そこから小売店に販売する流通です。
主にドラッグストアや量販店で扱われている商品で、比較的ロープライスの商品が多いです。
化粧品メーカーの営業として転職に役立つスキルは、この「流通業態を熟知していること」です。
制度品の営業であれば、直取引のシステムと百貨店との取引方法、一般品の営業であれば、卸問屋を通した流通形態、ドラッグストアなどの小売店との取引形態などの知識が武器になると言えます。
■化粧品メーカーの転職ランキング1位:化粧品業界
化粧品メーカーからの転職先としておすすめするのは、やはり化粧品業界です。
今までのスキルがそのまま活かせるという強みがありますので、同業他社への転職は他業界に転職するよりは比較的容易です。
また、業界知識だけでなく、営業という職種のキャリアもそのまま活かすことができるので、採用する側も即戦力として認識し、採用の可能性が高まります。
制度品営業の経験値があれば、例えばイブサンローラン、クリスチャンディオールなどの外資系、もしくは資生堂、コーセーなどが転職先の候補として挙げられます。
一般品営業であれば、日本ロレアルの一般品部門、コーセーコスメポート、キスミーコスメティックなどが知名度が高いです。
経験値の他に小売店などとのコネクションがあればさらに評価されるでしょう。
志望動機としては「スキルアップしたい」「化粧品業界でさらにキャリアを重ねたい」など、前職の強みを生かした方向でまとめるのがいいでしょう。
■化粧品メーカーの転職ランキング2位:化粧品・医薬品卸商社
2番目におすすめしたいのは、化粧品・医薬品卸商社、いわゆる問屋さんです。
一般品業界の出身であれば卸商社とは取引があり、メーカーとのやり取りもどのようにすればよいか熟知していますので、経験値を十分活かせる転職だと言えます。
おすすめとしては、化粧品と医薬品の両方を扱っている卸です。
また、卸商社は自社で製品を開発、販売するメーカー機能を有していたり、輸入卸をしていたりするケースもありますので、化粧品営業としてのスキルを活かすことができます。
化粧品卸商社の大手としては、PALTAC(パルタック)、あらた、CBグループマネジメントなどがあります。
化粧品卸としては井田両国堂も業界では有名です。
志望動機としては、「化粧品業界でのキャリアを活かしたい」「メーカーで培った経験値をさらに広げていきたい」など、仕事の幅を広げたいという前向きな姿勢がアピールポイントになるでしょう。
■化粧品メーカーの転職ランキング3位:アパレル業界
ファッションに関係するという点だけでなく、化粧品業界とアパレル業界は比較的近い関係にあります。
百貨店に置かれているプレステージブランドを見れば一目瞭然ですが、シャネル、イブサンローランなど、もともとアパレルブランドから派生した化粧品ブランドは多いですし、アパレルメーカーがOEMでプライベートブランドのコスメを展開している例もあります。
化粧品、特に「色」に関する知識はアパレルでも役立ちますし、トレンドを把握し、顧客ニーズに合わせて営業するという点では類似点があります。
アパレルにも卸を通じた流通や、SPAと呼ばれる製造から小売りまで自社で行うダイレクトな流通がありますので、転職の際には自身の流通経験に合わせて選ぶことをおすすめします。
アパレルの大手としてはユニクロのファーストリテイリング、ワールドなどがあります。
志望動機としては「この会社、ブランドを選んだ理由」を明確に伝えます。
ただ「このブランドが好き」「洋服が好き」というだけでは動機としては弱いです。
業界が変わっても活かせる「ブランド力を磨く能力」「コミュニケーション能力」や「営業力」をアピールすると良いでしょう。
■化粧品メーカーの転職ランキング4位:日用品・消費財メーカー
日用品、消費財を扱うメーカーへの転職もおすすめできます。
例えば、洗剤や殺虫剤、ペット用品、文房具、おもちゃなど、ドラッグストアや量販店、ホームセンターで販売している商品を扱うメーカーであれば、今まで培ってきた営業スキルが活かせます。
日用品は卸問屋を使った流通が多いので、卸問屋などの法人向け「BtoB」の営業経験があればさらにおすすめです。
日用品メーカーで大手と言われる企業は、アース製薬、エステー、フマキラーなどがあります。
志望動機としては、様々な競合他社がある中で「なぜその企業を選んだのか」が大切です。
企業のHPなどで企業の方針や特徴をきちんと調べておきましょう。
例えば「幅広いターゲットに向けた生活に密着した商品、エンドユーザーに必要とされている商品に携わりたい」など、企業の方針に沿った志望動機と、なぜその企業を志望しているかを明確に書く必要があります。
■化粧品メーカーの転職ランキング5位:時計・貴金属などのプレステージブランド
化粧品、中でもメイクアップブランドは「ブランド」をとても大切にしています。
例えば資生堂を例にとると、「SHISEIDO」自体ももちろんブランドではありますが、資生堂の中でも「マキアージュ」「クレ・ド・ポー ボーテ」など独立したブランドがありますし、ロレアルグループの中にも「ランコム」「メイベリン」など多くのブランドがあります。
売れればいいという営業ではなく「ブランド」の価値を落とさず、営業実績を上げていく営業はスキルが身についていないと難しいものです。
ブランドを扱う化粧品メーカーでの就業経験があれば、常に厳しくブランディングについてトレーニングされていますので、高級時計や貴金属を扱うプレステージブランドの営業でもそのスキルを活かすことができます。
実際に筆者の知人も「プラダ」「イブサンローラン」「リシュモンジャパン」に転職しました。
志望動機としては「ブランド戦略を理解した営業力を持っており、それを活かせる転職を希望している」というキャリアのアピールと、そのブランドを選んだ理由を明確に伝えることが大切です。
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化粧品メーカーからの転職先をもっと知る方法
化粧品メーカーからの転職ランキングをご紹介してきました。
転職にあたっては、希望する業界によって志望動機を変える必要はあるものの、やはり「営業」という職種で身につけたキャリアや実績を上手にアピールすることが重要になってきます。
今回紹介した化粧品メーカーからの転職先をもっと知りたい方や、これまでの営業職のキャリアで身につけたスキルや経験をアピールするには転職エージェントの利用は必須と言えます。
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ここでは2社、おすすめの転職エージェントを厳選して紹介しますので、ぜひ化粧品メーカーからの転職で役立てて頂ければ幸いです。
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