カーディーラーからの転職先としてどのような会社を選べばいいのか迷っていませんか?
カーディーラーでの勤務経験が、どのように転職活動の際に評価されるのかを知れれば、転職先の選び方も分かるようになります。
実際に私の知るカーディーラー経験者は、これまで身につけたスキルを書き出すなど自己分析にしっかりと取組み、企業分析にも労力を惜しまず取り組んだ結果として、転職活動に成功しています。
カーディーラー業務は個人が主な顧客ですが、法人を相手にすることも珍しくありません。
競合となる相手が多く簡単な営業ではないだけに、長く働けば営業力だけでなく、人間力も高めることができる職種でもあります。
今回はなカーディーラー経験者の方へおすすめの転職先を実際にカーディーラーから転職した方の体験談と共にまとめて紹介していきます。
N.Ishitobi
自動車系の専門学校を卒業後大手ディーラーに新卒で入社し、営業・販売を中心に幅広い業務に従事.
転職してメーカー系転職エージェントに入社し、述べ2,000人以上の転職支援に携わり、自動車業界を中心に現役の転職エージェントとして活動している。
【最終更新日.2024年12月20日】
目次
- ディーラーから転職したい/辞めたい理由
- カーディーラーからの転職メリット/デメリット
- カーディーラーで働くことで身につくスキル
- カーディーラーの営業マンが転職先企業に評価されるポイント
- カーディーラーからの転職先おすすめ7選まとめ
- カーディーラーからの転職先おすすめ①:自動車メーカー
- カーディーラーからの転職先おすすめ②:自動車部品業界
- カーディーラーからの転職先おすすめ③:不動産業界
- カーディーラーからの転職先おすすめ④:保険業界
- カーディーラーからの転職先おすすめ⑤:WEB広告業界
- カーディーラーからの転職先おすすめ⑥:医療業界
- カーディーラーからの転職先おすすめ⑦:教育業界
- カーディーラーの将来性
- 自動車ディーラーから異業界の営業職へ転職する際の方向性
- 自動車ディーラーからの転職を失敗しない注意点とは?
- カーディーラーからの転職成功の3つのポイント
- カーディーラーからの転職先をもっと知る方法
- 自動車ディーラーからの転職先に関するQ&A
ディーラーから転職したい/辞めたい理由
カーディーラーから転職したい、辞めたい理由として、
営業販売ノルマがきつい
上司のプレッシャー圧がきつい
顧客からの苦情クレームがきつい
土日必ず出勤があるのがきつい
残業(時間外営業)が多い
上記理由が挙げられます。
営業販売ノルマがきつい
まずやはりなんといっても、カーディーラーの営業マンは販売台数のノルマが定められており毎月達成しなければならないプレッシャーと戦わなくてはなりません。
最近で話題になっているBIG Motor(ビッグモーター)の度重なる不正事件に関しても、背景には店舗からディーラー営業マンによる過度な売り上げに対するノルマ要求があったと言われているくらいです。
過去には、自動車販売時のオプション追加代金を自分で支払ったり、携帯電話加入目標達成に向けて自分で複数台回線契約するようなことも問題となりました。
上司のプレッシャー圧がきつい
もし仮に未達で月次ノルマを達成できなければ、上司から男女問わず詰められることも珍しくないでしょう。
その結果として、ビッグモーターのように不正を行ってでもノルマを達成しなければならないという歪な状態が発生してしまいます。
顧客からの苦情クレームがきつい
カーディーラーの営業マンは嫌な顧客であっても対応しなければなりませんし、万が一苦情やクレームを受けたときも真摯に対応しなければならないのでストレスに感じる人も非常に多い現状です。
土日必ず出勤や残業がきつい
出勤日についても、サービス業のため土日は必ず出勤しなければならない点と、接客時間の関係で残業(時間外営業)が多いことも、カーディーラーの宿命であり辞めたいと考える理由の一つになっているようです。
カーディーラーからの転職メリット/デメリット
カーディーラーから転職するメリット
- 販売ノルマから解放される
- 年収がアップする可能性がある
- 土日休みでワークライフバランスget
カーディーラーを辞めるメリットとしては、現在のカーディーラーにおける常に目標販売ノルマを達成しなければならない環境を脱却できて解放されることでしょう
転職先の業界職種によってはカーディーラーでの経験スキルを活かして年収アップする可能性を秘めているので、転職して新しい仕事に挑戦できるチャンスでもあります。
カーディーラーから例えば対法人相手に営業を行う法人営業職などに転職すれば、土日完全休みの週休二日制でワークライフバランスを取りやすくなるというメリットもありますね。
カーディーラーから転職するデメリット
- 好きな車に関わる仕事ができなくなる
- 未経験の業界や職種は転職しづらい
カーディーラーから転職するデメリットの最たるものは、やはり大好きな車に関わる仕事に従事できなくなる可能性が高いことでしょう。
カーディーラーの仕事内容はきついですが、やはり自分の大好きな車に関わる仕事は意外と世の中に少なく転職活動で苦戦を強いられる可能性があります。
もしあなたが現在30代以上の年齢層の場合、完全未経験から転職できる業界や職種は限られてしまうのでキャリアアップ転職しづらいというリスクも考えられます。
カーディーラーで働くことで身につくスキル
カーディーラーは取り扱う商材が自動車に特化しているだけに潰しがきかないと考えられがちですが、そんなことはなく他の業界では身につかないスキルも身につけることができます。
では具体的にどのようなスキルを身につけることができるのか、職種ごとに詳しく見ていきましょう。
自動車整備士(エンジニア)
自動者整備士として働けば、自動車整備のスキルだけでなく自動車に関する知識を身につけることができます。
日々進化する自動車のトレンドにも精通することができます。
営業(セールス)
カーディーラーで営業を担当すれば、コミュニケ―ションスキルや営業力、そしてストレス耐性も身につけることができます。
自動車は商材としては高額な部類となるため、顧客と信頼関係を構築するスキルも身につけることができます。
事務職(経理等)
経理関係の業務を担当すれば、経理・会計スキルを身につけることができます。
業務内容によっては財務にも詳しくなることができます。
ある程度勤続年数が長ければ、決算書作成スキルなども身につけることができます。
カーディーラーの営業マンが転職先企業に評価されるポイント
自動車営業マンが転職先企業に評価されるポイントとしては、
上記4点となりますので順番に解説して参ります。
コミュニケーション能力の高さと柔軟性
やはりまずなんと言っても最初にあげられるのが、自動車営業マンとして培ったコミュニケーション能力の高さと柔軟性です。
来店した顧客に対して与える第一印象から、顧客がどんな車を求めているか察するヒアリング能力、そしてニーズに合致した商品を提案する提案力など営業に必要な要素を全て自動車営業マンは身につけています。
顧客からのクレームに柔軟に対応する力やストレス耐性、迅速かつスピーディーに対応できる力はどの転職先であってもまず評価してくれるポイントでしょう。
販売ノルマを常に追っていた経験
自動車販売営業マンは毎月店舗から降りてくる販売ノルマを追っていたかと思いますので、販売ノルマを常に追っていた経験は転職先の企業に重宝されます。
自動車という高価格商材を販売してすることは簡単ではなく、個人顧客のライフイベントにおいては住宅の次に高い買い物と言われている自動車を毎月販売していた経験は評価に値します。
例えば無形商材の法人営業のような未経験領域であったとしても、自動車営業という個人営業で結果を出していたのであれば転職できる可能性は充分考えられます。
企画力・マーケティング能力
店舗で顧客に自動車を販売するためには、日頃の営業のみならず定期的に開催されるイベントなども必要ですから、企画力・マーケティング能力の部分を評価してくれる会社もあります。
常に市場の最新情報にアンテナを立てて情報収集し、顧客が求めているであろうニーズを的確に察知して仕掛ける力はどの業界の企画・マーケティングポジションであっても重宝されます。
特に自社製品をニーズに合わせて販売するという観点では、メーカーや小売業界などの企業の目に留まりやすくなるでしょう。
セルフマネジメントできる
お客様への営業においては、定期的に実施される車検やお客様の誕生日・進学などをきっかけに営業活動していきます。
このような顧客管理をもとにした営業活動を組みたてられる点は、カーディーラーならではの評価ポイントでしょう。
また、プライベートな時間もうまく活用したり、トラブルやクレームが発生しても引き摺らないメンタルコントロール、体調管理といった社会人としての基礎力の高さも評価されます。
カーディーラーからの転職先おすすめ7選まとめ
では前述したカーディーラーで培ったスキルをどのような転職先で活かしやすいのか、具体的にご紹介して参ります。
※⭐️の数が多いほど転職難易度は高い
自動車メーカー | |
自動車部品業界 | |
不動産業界 | |
保険業界 | |
WEB広告業界 | |
医療業界 | |
教育業界 |
カーディーラーでの経験は主に自動車関連のスキルや知識が身につく訳ですが、こういったスキルは自動車に関連する様々な業界で活かすことができます。
ディーラーからの転職先を選ぶポイント&選び方の軸
ディーラーからの転職先を選ぶポイント・選び方の軸としては、
☑️有形商材or無形商材
☑️個人営業or法人営業
☑️経験業種or未経験
上記のように様々な選択肢がありますので、一つ一つどちらを希望するか選択することで自然と転職先は絞られて行きます。
ちなみにカーディラーの営業は有形商材の個人営業に該当しますので、そのまま有形商材の個人営業であれば転職しやすいですが、無形商材の法人営業などでも転職できる可能性は充分ありますので、具体的な転職先を紹介して参ります。
異業種や異職種などカーディーラーとは関係のない未経験の領域に転職する場合は、自動車ディーラー営業で培った営業スキルの棚卸しと未経験領域を志望する再現性の高い志望動機が必須となります。
そのため丸腰で転職活動を行うのではなく、必ずdodaの転職エージェントで事前に対策を行った上で求人に応募するようにしましょう。
カーディーラーからの転職先おすすめ①:自動車メーカー
カーディーラーからの転職先としてまずおすすめなのが、自動車メーカーです。
理由として、カーディーラーでは様々なメーカーの自動車を扱うため、より俯瞰した視点を持って業務に対応することができることが挙げられます。
また、カーディーラーの営業(セールス職)としての実績があれば、転職活動では他の職種の営業経験よりも評価される可能性は高くなります。
代表的な自動車メーカーの会社は以下の通りです。
・トヨタ自動車株式会社
・本田技研工業株式会社
・スズキ株式会社
・日産自動車株式会社
志望動機を書く際は、これまでの経験は当然ですが自動車への情熱を伝えることが欠かせませんので、どんな思いで転職を希望しているのか、自分の言葉で伝えることが重要です。
カーディーラーからの転職志望動機例文
「私はこれまで良い車をお客様に届けたいという気持ちで業務に取り組んできました。
前職では御社の車をメインに担当してきましたが、9割以上の方が、購入した後の満足度調査で満足していると回答していただきました。
こういった経験から、御社の事業に魅力を感じ、今回志望させていただいた所存です。
前職でトップセールスを獲得した営業力を活かして、営業担当として御社に貢献させていただきたい所存です。」
カーディーラーからの転職先おすすめ②:自動車部品業界
自動者の部品を製造する業界である自動車部品業界は、自動車メーカーと切り離して考えることはできません。
なぜならトヨタ系、本田系など、自動車メーカーの系列会社であることが珍しくないからです。
カーディーラーで自動車の知識があればテクニカルな言葉も理解することができるため、これまでの経験を転職してもダイレクトに活かすことができます。
「カーディ―ラーから転職するけれどもまた自動車の仕事がしたい」と考えている方には特におすすめの業界です。
代表的な自動車部品業界の会社は以下の通りです。
・アイシン精機株式会社
・愛知機械工業株式会社
・AGC株式会社
・株式会社イチタン
志望動機を作成する際は、自動車への熱意を伝えるだけでなく、具体的な将来のビジョンも伝えることを心がけましょう。
カーディーラーからの転職志望動機例文
「エンジン部品製造として業界でも大きな影響力を持ち、世界的にも認められている御社の事業に魅力を感じ、志望いたしました。
私はエンジニアではありませんがこの素晴らしい製造技術の価値を伝える役割を担っていきたいと考えております。
前職では営業マネージャーとして就業してきましたが、自動車の販売ではなく、製造などもっと深いところで自動車と携わりたいと考えるようになったのも志望理由の一つです。
将来は営業の職域に限らず視野を広げていきながら、管理職を目指していきたいと考えております。」
カーディーラーからの転職先おすすめ③:不動産業界
カーディーラーからの転職先としては、不動産業界もおすすめです。
理由として、自動車と同じように不動産も高額商品に分類されることが挙げられます。
同じ営業の仕事でも、他業界となれば個人に提案する価格はそこまで高額になることはありませんが、自動車であれば数百万円以上の商品を個人に提案する経験をしているため、不動産業界との相性はよくなります。
代表的な不動産業界の会社は以下の通りです。
・野村不動産株式会社
・東急不動産株式会社
・住友不動産株式会社
・三井不動産株式会社
不動産業界への志望動機を作成する際は、これまでの実績と熱意を伝えることに加え、競争の厳しい業界となるため不動産業界への転職に既にコミットしていることも伝えていきましょう。
カーディーラーからの転職志望動機例文
「私が不動産業界を志望する理由の一つに、営業として自動車以外の販売にも携わりたいと考えたことがあります。
また、私は住宅を御社から購入しているのですが、その時の営業担当者のレベルの高さに感銘を受けたこともあり、今回志望いたしました。
前職では常に顧客から信頼を獲得することを第一に考えて取り組んできました。その結果4年間の勤務で合計15回以上のトップセールスとなっています。
これまで身につけた営業力を活かして、御社の事業に貢献させていただきたい所存です。」
カーディーラーから不動産業界への転職体験談
38歳男性
Q、カーディーラーを転職しようと思った理由は?
労働時間が長く身体的に辛かったからですが、その他にも理由はあり労働に対する評価が曖昧で給与に反映したりボーナスに反映されたりする時としない時があり個人的には仕事に対するモチベーションが下がり最終的に転職をしようという決断をしました、仕事内容に対して給与もさほど良くなく不満も感じていましたので積もり積もった不満が爆発したという事でした。
Q、カーディーラーから不動産業界に転職してどうですか?
不動産業界に転職して営業の職種をやってみると定時にきちんと帰れますし業務成績によりきちんと評価してくれて給与やボーナスに反映してくれました、こうしたメリハリのある業務形態が私としては仕事に対するモチベーション向上に繋がるので業界がガラリと変わって最初は大丈夫かな?という不安はありましたが転職して本当に良かったと思えたからです、幸い営業という職種は変わらなかった為スグに不動産業界にも慣れて現在ではさほどストレスも感じる事無く快適に働けていますし自身の選択は決して間違ってはいなかったと思っています。
カーディーラーからの転職先おすすめ④:保険業界
カーディーラーからの転職先としては、保険業界もおすすめです。
カーディーラーと保険業界では、個人を主な顧客の対象としている点が共通しているため、営業職として職種を変えずに転職するのであれば、これまでの経験はダイレクトに活かせる可能性が高いといえるでしょう。
代表的な保険業界の会社は、以下の通りです。
・アフラック生命保険株式会社
・チューリッヒ保険会社
・第一生命保険株式会社
・ソニー生命保険株式会社
志望動機を作成する際は業界を変更することになるので、なぜ保険業界なのかという理由をできるだけ伝えていきましょう。
その理由は具体的であるほど、印象は良くなります。
カーディーラーからの転職志望動機例文
「私は過去に入院経験があり、その時に生命保険の重要性を実感することがありました。
その時から保険業界には関心があったのですが、業界を変えるなら20代のうちにチャレンジしたいと考え、今回志望いたしました。
前職はカーディーラーであったため自動車保険など損害保険に関する知識はある程度身につけることができたと自負しております。
これまでの経験を活かしながら、御社の事業に貢献させていただきたい所存です。」
カーディーラーからの転職先おすすめ⑤:WEB広告業界
カーディーラーからの転職先おすすめ5つ目はWEB広告業界で、日本国内市場の中で数少ない右肩上がりの成長産業と言えます。
成長している企業が多い業界なので人材を積極的に採用している企業が多く、WEBマーケターとして転職することができれば市場価値は非常に高いでしょう。
経験がない未経験だったとしても1から教育して戦力化する方針の会社もありますので、これからWEB広告に挑戦したい人に非常におすすめの転職先です。
カーディーラーからWEB広告業界への転職体験談
26歳男性
Q、カーディーラーを転職しようと思った理由は?
お客様との商談時にどうやって売るか、また、買い換える気がない人をどうやって新車に替えるか、様々な角度から戦略を考えて(家族構成、車を使用する方の年齢、欲しい機能の優先度、年収、何故このクルマが気になっているか、税金の値上がり時期、ローンの終わり時期、3回目の車検時期などのヒアリングなど)購入につなぎ、この経験から戦略を練ることが好きだと気づき、WEBマーケティング業界に転職を考えたため。
Q、カーディーラーからWEB広告業界に転職してどうですか?
自動車営業経験からWEB広告、マーケティング業界に転職し、様々な媒体で広告配信するにあたり、広告を通してどうやったら新規のユーザーに興味持ってもらえるか?購入してもらえるか?認知、購入してもらうために、今のクリック数で問題ないか?誘導率が足りていないのであれば、どこを修正すべきか?戦略を練る毎日なので、とても充実して仕事が楽しい。改善の毎日だが好きな仕事なので、自分から勉強しようと思えるし、様々な業界の商材・サービスも知ることができて、確実に以前よりいろんな業界の知識がついて、プライベートでも幅広くたくさんの方と話が出来るようになって、付き合う人や、話の内容の質もかなり上がったと思います。また、自分で勉強することをかなり求められるので、気づかないうちに人間力も上がると思います。
カーディーラーからの転職先おすすめ⑥:医療業界
カーディーラーからの転職先おすすめ6つ目は医療業界で、高齢社会である日本の医療を支える一翼を担う仕事内容となります。
「医療知識は全くないから難しいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、医療機器メーカーの営業職やMR(医薬品販売)の求人は比較的未経験OKとしている企業が多いのが特徴です。
自動車営業で身につけた営業力を商材は変わりますが存分に発揮できる転職先と言えるでしょう。
カーディーラーから医療業界への転職体験談
32歳男性
Q、カーディーラーを転職しようと思った理由は?
自動車の営業は土日が忙しくなるため土日の休みはほぼ取れませんでした。子供が小学校に上がるまでは平日休みで家族との時間を作れたのですが、休みが合わなくなり平日に家に帰っても子供はすでに寝ているので、会う時間が少なくなってしまいました。家族との時間を作りたかったので土日が休みの仕事に転職しようと考えました。
Q、カーディーラーから医療業界に転職してどうですか?
転職理由の一番大きな部分である。土日休みの仕事に転職できたので良かったです。たまに土曜日の勤務もありますが、平日のどこかで振替休日を取得する制度になっており、一人の時間を楽しんだり、妻と出かけたりしています。それだけで満足なのですが、給料も100万円近く上がりました。自動車業界は景気に左右されやすく、それによってボーナスも大きく変わってきます。転職した医療業界は景気の良し悪しにあまり左右されることはありません。安定した給料で将来に対する計画も立てやすいです。一般のお客様を相手にするのではなく、医師や看護師、代理店といった方々が相手となるので、個人的な無理を要求をされることもありません。働きやすいです。もっと早くに転職すれば良かったと思っています。
カーディーラーからの転職先おすすめ⑦:教育業界
カーディーラーからの転職先おすすめ7つ目として教育業界もおすすめで、特にオンライン英会話や塾講師などオンラインを活用した職種は非常に人気の一つです。
人に何かを教えるという観点では、自動車の営業で顧客に対して商品を説明した経験は非常に武器となって活かされていくでしょう。
カーディーラーから医療業界への転職体験談
35歳男性
Q、カーディーラーを転職しようと思った理由は?
労働条件がとても悪く、ブラックだったので転職しようと思いました。例えば、出勤は朝7時で、退勤は21時以降でした。また、ノルマを達成できないと上司からの異常な叱責があったり、不当に給料が下げられたりしました。そもそもノルマも到底達成できるような数字ではなく、達成している人も稀にいるくらいでした。そのせいで社内の雰囲気も悪く、転職を決意しました。
Q、カーディーラーから教育業界に転職してどうですか?
転職をしてオンライン英会話業界に入り営業をしていますが、以前のような不当な労働条件では全く無く、とても快適に仕事をしています。給料は上がった上、フルリモートで自分のペースで仕事ができるし、社内の雰囲気もとてもいいです。評価も正当にされるし、頑張って仕事をしようという気持ちでいられます。安定的に生活できるので転職して本当に良かったと思います。
カーディーラーの将来性
カーディーラーの将来性についても、解説します。
生活スタイルの変化の影響
自動車ディーラー営業マンの今後は、将来仕事がなくなることはないでしょうが、もしかするとAIの台頭やコロナの日常化によって顧客が対面販売から遠のく可能性は充分考えられます。
実際に車を試乗してみて購入に至るという販売手法から、ネットで検索してそのまま購入するという流れが少しずつ増えてきていますので、そうなると自動車ディーラー営業マンの存在意義が問われます。
少子高齢化の影響
日本は少子高齢化が進んでいます。
運転をアシストする機能が増えていくとは言え、高齢になると運転を辞めてしまうでしょうし、代替わりで購入してくれる若い世代の方も減ってしまいます。
これまで家族ぐるみの付き合いをして車の購入をしてもらっていたような営業スタイルでは通用しなくなってくる可能性があります。
取り扱い商材の増加
自動車だけでは十分な利益を挙げられないとなれば、取り扱い商材がどんどんと増えていく可能性があります。
これまでも自動車保険や携帯電話といったオプションサービスもまとめて提案をしています。
今後は、これ以上に提案する商材が増えていく可能性もあるため、自動車以外にも取り扱い商品が増えていく中で、興味を持って勉強し続けること求められる可能性があります。
もし将来性に不安感を覚えてい流方は、転職を考えている今が一番若いですから、早めに自動車ディーラー営業マンからの転職活動を進めておくことをお勧めします。
自動車ディーラーから異業界の営業職へ転職する際の方向性
自動車ディーラーで培った営業経験は、異業界でも活かせるスキルとして評価されます。
ただし、転職後のミスマッチを防ぐためには、自分が目指す営業スタイルや商材に合った方向性を見極めることが重要です。
以下に具体的な視点を紹介します。
商材が有形か無形か
自動車ディーラーでの経験は、主に有形商材を扱う営業に分類されます。
そのため、有形商材を扱う異業界(住宅販売や機械設備など)への転職はスムーズにスキルを活かせるケースが多いです。
一方で、無形商材(保険、ITソリューションなど)に挑戦する場合は、サービスの特性を理解するための学習や、顧客にとってのメリットを口頭で訴求するなど営業スタイルを変化させることがが求められます。
どちらの商材に関心があるのか、また自分の強みがどちらにフィットするのかを考慮しながら方向性を決めることが大切です。
個人向け営業か法人営業か
自動車ディーラーでは主に個人向け営業を行うため、対面でのコミュニケーション能力や顧客対応力が強みとなります。
異業界で同じく個人向け営業を行う場合、このスキルは即戦力として活かせます。
一方で、法人営業を目指す場合は、取引先との長期的な関係構築や提案力が重視されるため、営業スタイルの変化に適応する必要があります。
個人向け営業の経験を活かしながら、新たなスキルを磨ける環境を選ぶと良いでしょう。
新規開拓か既存深耕か
自動車ディーラーでは、新規顧客の獲得が重要な役割となる一方、既存顧客との関係構築を重視する業務も多くあります。
転職先で新規開拓型の営業を選ぶ場合、ディーラーで培った行動力や目標達成力が武器になります。
一方で、既存深耕型の営業では、顧客のニーズを深く理解し、長期的な信頼関係を築く能力が求められます。
地方の自動車ディーラーに勤務していて、既存顧客に深く入り込み家族ぐるみで購入している顧客がいた場合などは、既存深耕でも活かせるスキルを持っているでしょう。
自分の得意分野や営業スタイルに合った環境を選択することが転職成功の鍵となります。
自動車ディーラーからの転職を失敗しない注意点とは?
自動車ディーラーからの転職を成功させるためには、慎重な判断と準備が必要です。
勢いだけで転職を決めてしまうと、後悔を招く可能性があります。
以下の注意点を参考に、計画的に進めましょう。
勢いですぐ転職しない
感情的な理由で転職を急ぐことは避けましょう。
「業務に疲れた」「人間関係がうまくいかない」といった理由だけで動くと、転職後に同じ悩みを抱えるリスクがあります。
まずは現職で感じている不満や課題を冷静に分析し、転職が本当に必要かを見極めることが重要です。
また、自動車ディーラーでの経験は異業界でも評価されやすい一方で、次のキャリアをどう構築したいか明確にしてから行動を起こしましょう。
譲れない条件・希望条件を明確にする
転職活動を始める前に、自分が求める条件をリストアップし、優先順位を付けることが大切です。
「給与」「勤務地」「業務内容」など、譲れない条件を明確にすることで、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
また、希望条件と現実とのギャップがないかを事前に確認し、柔軟な選択肢を持つことも必要です。
現職の経験や強みを活かしつつ、自分の理想に近い職場環境を見つける準備をしましょう。
異動など転職せずに解決できないか相談する
転職を考える前に、社内で解決できる方法を模索することも重要です。
たとえば、異動や業務内容の調整によって不満が解消される場合もあります。
上司や同僚に相談することで、現職の環境が改善される可能性もあります。
また、転職活動を始めることで、自分のスキルや市場価値を再認識し、現職の魅力を見直すきっかけになる場合もあります。
安易な転職を選択肢とせず、さまざまな可能性を考慮することが大切です。
自分で客観的に方向性を見定められない場合は、転職エージェントに登録し、担当アドバイザーと相談をしながらスタートすることをお勧めします。
カーディーラーからの転職成功の3つのポイント
- カーディーラーで身につけたスキルを棚卸する(=自己PRの作成)
- 自己分析を行いキャリアビジョンを明確化(=志望動機の作成)
- 転職エージェントを活用してアドバイスを貰う
転職市場においては、あなたが何をやりたいかよりも"あなたが何ができるか"という経験スキルを見られる要素が強いので、まずは自己分析を行ってカーディーラーで身に付けた経験スキルを棚卸しすることが重要です。
カーディーラーでは前述した通り職種によって身につくスキルが異なるので、あなた自身が普段当たり前と思ってやっていたことでも、資産として転職活動における武器になり得る可能性はあります。
そして自己PRを作成することができたら、次の段階として志望動機を作成する段階に入っていきますが、志望動機作成で重要なのは"将来あなたがどうなりたいか"というキャリアビジョンから逆算して作成するということです。
志望動機を作成するためには自己分析はもちろん、業界や企業研究が必須となってきますので、あなた自身が興味のあることややりたい仕事に対して徹底的にリサーチをして、うまく言語化してまとめるようにしましょう。
自己PRや志望動機の作成は1人で行っていくことも重要なのですが、1人で転職活動を行っていくと転職活動の方向性が合っているかどうかわからなくなってしまいます。
そのため、転職エージェント活用して転職のプロである第三者に客観的に自己PRや志望動機が合っているかという部分をすり合わせしてもらうことが重要です。
カーディーラーからの転職先をもっと知る方法
今回はカーディーラーの経験を活かせる転職先候補を4つ紹介して参りましたが、もちろん、まだまだカーディーラーからの転職先としておすすめの職種はあります。
より転職先について詳しく、あなたに合ったオーダーメイドな提案を受けたいという場合であれば、転職エージェントの活用をオススメします。
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今回は数ある中でも特に利用すべき転職エージェントについて理由と共に2社紹介しますので、ぜひディーラーから転職する際の参考としていただければと思います。
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自動車ディーラーからの転職先に関するQ&A
ディーラー辞めてよかった人は多い?
ディーラー辞めてよかった人の割合としては、今回紹介した実際に転職した人の体験談を見ても分かる通り非常に多く、やはり激務でブラックな体質を脱却できたことによるものが大きいです。
ディーラーの経験を活かす活かさないに関わらず、未経験の領域であったとしても転職して充実した毎日を送れている人は沢山いますので、転職しようか迷っている方は一歩踏み出すことをお勧めします。
ディーラーを新卒で辞めるのはアリ?
ディーラーを新卒で辞めるのはなしではありませんが、新卒で辞めてしまうと短期離職の癖がついてしまいますので、もし可能であれば最低でも3年以上は勤めた後に転職を考えた方が良いでしょう。
なぜかというと、第二新卒としてディーラーを辞めた後に転職できたとしても、またすぐ次の転職先が合わないと感じてやめたくなった時に今度は転職できる確率がグッと下がってしまうからです。
初めての転職に関しては短期離職でも多めに見てもらえる可能性もありますが、年齢を重ねるうちに採用企業からの目はシビアになり書類選考すら通らなくなってしまいますので注意しておくべきでしょう。
ディーラーから公務員に転職は可能?
ディーラーから公務員に転職は可能で、公務員試験に受かることができれば上限30~35歳くらいまでの年齢であれば公務員として活躍することも可能です。
地方公務員の場合、都道府県によって年齢上限が定められているのですが上限が異なるため、公務員に転職したい人はあらかじめ情報収集して転職できる権利はあるのか調べてみることをお勧めします。
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