リクルートエージェントに断られる(断られた)という人に向けて、断られた理由と取るべき対処法について解説して参ります。
・リクルートエージェントに面談を断られた自分ってヤバイ?
・他の転職エージェントにも断られたのに。。
・以前は登録できたのになぜ?
…etc
上記のように戸惑う方もいるかと思いますが、ご安心ください。
リクルートエージェントは転職エージェントの中でも登録基準の審査が厳しく、登録をお断りするケースも少なくありません。
明確な基準については公表されていませんが、TOEIC700点以上、年収500万円以上じゃないと登録拒否されるという情報もあります。
ただしリクルートエージェントに面談を断られたとしても、他にリクルートエージェントより優良エージェントは数多くあるので、一切落ち込む必要はありません。
最終編集日.2020年7月6日
目次
リクルートエージェントに断られた!

下記のメールは、実際にリクルートエージェントから送られてきた登録拒否メールです。
ショックです。。。
数ある転職エージェントの中からせっかくリクルートエージェントを選んだにもかかわらず、送られてきたのはテンプレート化されたお断りメールでした。
なぜ、業界最大手で転職者実績数No.1のリクルートエージェントから、登録を拒否されてしまうのでしょうか。
リクルートエージェントの面談は基本的にオフィスの面談ブースで行われますが、登録後の連絡で稀に電話面談を提案されるケースがあります。
地方に住んでいることが理由で電話面談を提案されるのは仕方ないのですが、都市部に関わらず電話面談を提案された場合は優先順位が低い可能性が高いです。
優先順位が低いということは求人を紹介してもらえないこともあるので、すぐにリクルートエージェントから他エージェントへの乗り換えを勧めます。
リクルートエージェントに面談を断られた理由
リクルートエージェントに面談を断られる理由としては、先ほど紹介した返信メールにも記載されている通り「紹介できる求人がない」の一言に尽きます。
しかしそれでは何の解決にもなりませんし、何より今後どのようなアクションを起こせば良いかわからないと思いますので、より深掘りして断られた理由を解説していきます。
doda 業界No.2(※リクルートエージェントと同規模)
就職Shop フリーターや離職者の就職支援に特化
JACリクルートメント 30代〜40代以上ミドル層に強い
年齢とスキルバランスが合っていない
リクルートエージェントの公式HPを見ると「申込の年齢制限はありません。幅広い年齢層の方が転職を実現されています。」とは書いてあります。

しかし現実的に考えると、日本の採用マーケットでは特に年齢とスキルのバランスに対してシビアな目で見ます。
そのため、40,50代でマネジメント経験がないと紹介できる求人が少なく、繁忙期や人手不足の際は登録の優先順位を下げられてしまうのです。
▼リクルートエージェント転職決定者の年齢
以前の転職では活用できたけれども数年後には登録を断られたという事案は、紹介求人と年齢の兼ね合いによって引き起こされるという訳です。
企業に紹介できるスキルや資格がない
転職エージェント経由で入社する場合、どうしても一定のスキルや経歴が必要となります。
理由は転職エージェントの仕組みとして、求人企業は採用が成功すると、採用した人の年収約30%をリクルートエージェントに支払わなければなりません。
たとえば採用した人の年収が400万円であるとするならば、一人当たり120万円もの採用報酬をリクルートエージェントに支払っているという計算になりますよね。

つまり企業からすると、採用のハードルは他の採用手法と比較しても高いということになります。
よってリクルートエージェントは、「どの会社からも採用されないようなスキルのない人材に関しては、転職をサポートするだけ時間のムダ」ということになってしまいますので、登録を断っているという訳ですね。
また、一定のスキルがないと判断されてしまう基準としては、
・一つの会社を1年以下で辞めてしまっている
・営業の経験が1年未満〜1年弱しかない
・マネジメント経験がない(30代〜40代)
などが代表的なものとして挙げられます。
「定量的な●年とかの経歴を見るのではなく人物を見てよ!!」と思う気持ちもわかりますが、リクルートエージェントのような大手だとどうしても機械的に分別されてしまいます。
経歴が特殊すぎる
一般的な転職市場にはなかなかいない人材にも関わらず、特殊な経歴を持っている方でもリクルートエージェントに断られてしまうことがあります。
たとえば代表的な例として挙げられるのが「自営業」で、会社員では得られないスキルを持っていたとしても、採用企業側がそのスキルの価値を判断できないため採用できないという現実があります。
採用企業が価値を判断できないということはリクルートエージェント側もサポートをしても時間の無駄となってしまうため、厳しいですが断られてしまうという訳ですね。
※大道芸人や大学教授等特殊な職種経験者も同様に紹介先となる求人が用意できないため、求職者の手間を取らせないためにも登録を拒否されるケースもあります。
ジョブホッパー(転職回数が多い、就業年数が短期間ばかり)
企業が転職エージェントに求める一つの機能に"スクリーニング"というものがあります。
転職エージェントは求職者の人物、能力等の足切りを行い、自社の信頼を課すに値する候補者しか企業に提案しません。
足切りをされることの多い項目としては、
・年齢に対する転職回数
・営業やマネジメント経験がない
上記に引っかかってしまうと、自動的にリクルートエージェントに足切りされ、利用を断られてしまうこととなる可能性が高いです。
特に転職回数については、20代・30代・40代でそれぞれ相応の平均転職回数があるので、それをオーバーしてしまうとかなり厳しくなってしまいます。
〜25歳まで | 3社以上 |
25歳〜29歳 | 4社以上 |
30歳〜35歳 | 5社以上 |
35歳〜59歳 | 6社以上 |
転職回数が多いということはすなわり、1社あたりの就業期間も短いので「またすぐに辞めてしまうんじゃないか?」と採用企業やエージェント側は懸念します。
入社後にすぐに辞める可能性があったりミスマッチのリスクを孕んだ求職者はエージェントの信頼を勝ち得られないため、登録を断られてしまう傾向にあるのです。
面談場所から遠い
リクルートエージェントは転職エージェントの中でも最大の全国15箇所に面談拠点が構えられていますが、面談場所から離れた場所に住んでいる場合、利用を断られてしまうこともあります。
リクルートエージェントの面談場所拠点は、札幌・仙台・宇都宮・大宮・千葉・東京・横浜・静岡・名古屋・大阪・神戸・京都・岡山・広島・福岡の15拠点ですね。
ただし場合によっては、リクルートエージェントの電話面談で対応してもらうことも可能なので、もし万が一遠方が理由で断られた場合は希望して電話で対応してもらいましょう。
あるいは電話でなく対面でしっかりとサポートを受けたいという方は、あなたがお住まいの地方に強い転職エージェントの利用に切り替えるべきだと言えますね。
地方別おすすめ転職エージェント一覧まとめ【47都道府県別】
社会人経験がない
働いた経験のない人は、リクルートエージェントで断られてしまうこともあります。
リクルートエージェントのような大手総合転職エージェントに求人を依頼する企業は、同じく大手企業であることが多いです。
大手企業であることから求職者からの人気も高く、求める人材像のレベルもあがってしまいます。
そのため、「社会人経験が必須」とういことも少なくありません。
社会人経験のない方は、社会人経験のない方をサポートしてくれる転職エージェントに登録しましょう。
年齢は高いけど正社員経験がない
社会人経験があっても年齢が高い場合、正社員経験がなかったり短かったりすると断られる可能性もあります。
ある程度の年齢になると、管理職などのポストの求人が多くなるからです。
しかし、正社員経験や管理職経験がなくても優秀な人材は多いものです。
リクルートエージェントに断られたからといって転職活動をやめてしまうのはもったいないので、フリーター歓迎の転職エージェントであなたにあった求人を探すようにしましょう。
求人をカバーできていない範囲である
リクルートエージェントがいくら業界大手の転職エージェントであれども、全ての業種・職種の求人に対応できている訳ではありません。
下記を見て頂いても分かる通り、業種・職種によって得意とする領域と苦手な領域があるのが事実です。


リクルートエージェントが苦手とする領域を転職先として希望している場合、いくら登録を試みてもサポートできないので、面談を許可されることはないと言って良いでしょう。
リクルートエージェントと同等の規模で、かつカバーできる範囲の広い「doda」を代替案として活用したほうがベターです。
リクルートエージェントから断られた?連絡がない時の対処法
リクルートエージェントに登録申請をしたら何かしらの返事はあります。まったく連絡がない状態なら登録情報やメールソフトの設定などを確認しましょう。
リクルートエージェントに申し込んだあと、連絡が1回も来ていないなら迷惑メールフォルダにメールが届いていないかチェックしましょう。
メールソフトの設定は、ドメインを指定していないと受信フォルダに入らず迷惑メールフォルダに入るようになっていないでしょうか。
見知らぬメールが届いていて見落としていませんか。「@」の前にキャリアアドバイザーの個人名が書かれていることもあります。
また、リクルートエージェントに登録するときのメールアドレスに間違いはありませんでしたか。
電話に見知らぬ番号からの着信がなかったかも確認しましょう。
リクルートエージェントに断られた時の対処法
「3カ月以内に条件にあった求人があれば連絡します」と言われた場合は、断り文句の可能性があります。
リクルートエージェントを使わない転職活動も始めましょう。
自力で転職活動をする
転職サイトを活用して自力で転職活動をする方法があります。転職サイトに登録して求人情報をチェックしましょう。
条件のいい求人はすぐ出てこない可能性も高いため、転職できるまでに半年くらいはかかると考えて気長にやりましょう。
自力での転職活動は自分で履歴書と職務経歴書を作成する必要があるので、経歴の棚卸しをしてアピールポイントをまとめておくことをおすすめします。
スキルに合う転職エージェントに登録する
リクルートエージェントに断られたからといって絶望を感じる必要はなく、リクルートエージェントのターゲット求職者ではなかっただけの話です。
リクルートエージェントのように登録者を属性で判断しているのではなく、登録者とは基本的に100%全員と面談を行うスタンスの転職エージェントを利用すれば、充分な転職サポートを受けられます。
あなたの年代や能力を活かせるエージェントは他にもあるため、早々に他エージェントへの登録を進めることをお勧めします。
doda 業界No.2(※リクルートエージェントと同規模)
就職Shop フリーターや離職者の就職支援に特化
JACリクルートメント 30代〜40代以上ミドル層に強い
業界No.2のdoda
リクルートエージェントを選んだということは大手転職エージェントを利用したいとお思いの筈ですので、まず挙げられる代替エージェントとしては「doda」がおすすめです。
dodaはリクルートエージェントに次ぐ業界2位の実績と規模を誇る転職エージェントで、リクルートエージェントに負けず劣らずの豊富な求人バリエーションを誇っています。
さらにdodaはリクルートエージェントよりも「担当キャリアアドバイザーが親身」という評判が多いので、しっかり転職活動をサポートしてもらいたいという方にも適しています。
理想はリクルートエージェントとdodaの2社を併用して理想の転職先を見つけるという方法ですが、リクルートエージェントに断られた今、頼るべきはNo.2のdodaでしょう。
既卒やフリーターは就職Shop
既卒やフリーターでリクルートエージェントの利用を断られてしまった方は、就職Shopが最も適したエージェントサービスとなります。
就職Shopはリクルートグループが運営している事業の一つであり、フリーター・既卒・第二新卒など若手の就職支援を専門に扱っているサービスです。
リクルートエージェントと比較すると「正社員未経験でも歓迎」求人を多数保有しており、同じ層を対象とする就職支援サービスでは最大の知名度を誇っていると言えます。
▼就職Shopの取り扱い求人
紹介される求人は100%地道に新たな企業開拓をした会社であるため、担当キャリアアドバイザーがしっかりと情報を持っている点も入社後のミスマッチをなくすことに繋がります。
キャリアアドバイザーは一人ひとりの求職者に丁寧に対応してくれるので、転職や就職活動に不安を持たれている方でも、安心して選考活動に集中できると言えるでしょう。
就職Shopの評判・口コミはコチラ
40代以上はJACリクルートメント
「外資」「30代以上管理職向け」というキーワードに当てはまるなら、ハイクラス向け求人を豊富に持つJACリクルートメントがオススメです。
JACリクルートメントの利用者はほとんどが35歳以上で年収600万円以上、何かしらのマネージャー経験があるような方なので、年齢を理由に利用を断られることはほぼありません。

また、外資系は年齢ではなく実力を重視した採用をする傾向にあるため、年齢や職歴数が足枷にならず培った能力で勝負ができます。
JACリクルートメントも外資企業であるため、外国籍の社員が多く英語が堪能な社員が多く所属し、英文レジュメ添削やインタビューの練習も難なくできる体制が整っています。
そしてJACリクルートメントは両面型といって一人の社員が営業とキャリアコンサルタントの双方の仕事を担っているため、紹介企業に精通した人間が担当してくれます。
その結果、マッチング率が高く選考通過率もアップさせられます。

転職エージェントの売上高でも、1位のリクルートエージェント、2位のdodaに次いで人材業界売上高3番手に2018年位置していて、非常にサポート実力もある転職エージェントです。
面談を断らないSpring転職エージェント
Spring転職エージェントは派遣会社で有名なアデコの転職エージェントで、スイス本社の外資企業でありJACリクルートメント同様両面型かつグローバルネットワークを活かした求人を多く持っています。
Spring転職エージェントが何よりも魅力的なのはどの属性の求職者でも面談をしてもらえるという点で、面談の利用を断られるということはほぼほぼありません。
また、2018年度のオリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門で顧客満足度NO1を獲得しており、サービス品質も期待できます。
Spring転職エージェントの評判口コミ!面談・求人の特徴
転職サポート期間についても限りがなく転職活動に苦戦しても手助けを得て転職活動を続けられるアドバンテージもあります。
海外は勿論北海道~福岡まで日本全国の求人を扱っているので、IターンやUターン転職にも力を発揮してくれるでしょう。
リクルートエージェントに登録拒否→再挑戦は意味なし
リクルートエージェントに一度断られてしまった場合、再登録したとして面談を許可されるケースはほとんどありません。
同じエージェントに何度も登録拒否されてしまうのは時間と労力の無駄ですので、すぐにでも先ほど紹介した代替エージェントに乗り換えた方が吉でしょう。
dodaはリクルートエージェントとほぼ取り扱い求人数は同じであることに加えて、利用者満足度はリクルートよりも圧倒的に高く親身なサポートをウリとしています
私自身も転職活動の際にリクルートエージェントもdodaもどちらの活用経験もありますが、dodaの方が本当にかなり良くしてくれました。
結果的に、あなたの心から望む転職を実現させられるのはdodaの方が可能性が高いので、ぜひdodaへの乗り換えをオススメします。
