マーケティング職は就活生や転職活動中のビジネスパーソンからの人気が高い職種の一つです。
しかし、以下のような理由でマーケティング職を目指している方が多く「具体的な仕事のイメージが分からない」という方も多いのではないでしょうか。
・マーケティング職に憧れがある
・営業職からキャリアチェンジしたい
・マーケターは平均年収が高いと聞いて…
…etc
そこで今回は、マーケティング職の仕事内容や必要な知識、転職・就職するための具体的な方法などを詳しく解説しますので、マーケティング職への転職・就職を目指している方はぜひ参考にしてください。
ちなみに、マーケティングと比較的仕事内容が似ている、商品開発・商品企画の仕事に興味がある場合は「商品開発・商品企画の転職&就職志望動機まとめ」も併せてご参考くださいね。
目次
マーケティングの仕事内容とは?
世の中のニーズを様々な方法を用いて調査し、ニーズを満たす商品やサービスを効率的に提供するための仕事を総称して「マーケティング」と言います。

一口にマーケティング職と言っても、新しい商品・サービスを企画する「商品企画職」や、企画するための市場調査、販売に向けて営業戦略やプロモーション手法を考える「営業企画・販売促進職」など、仕事内容は多岐に渡ります。
下記動画は、新卒からマーケティングを目指す人のために作られた、大手自動車メーカー日産のマーケティングの1日を収録した動画を発見したので、ぜひご覧になられてみてくださいね。
マーケティング職に就ける代表的な企業としては、商品の製造・販売やサービスの提供を行う「事業会社」や、クライアントである事業会社のマーケティングに係る役割をトータルで担う「広告代理店」などがあります。
マーケティング・企画職の平均年収
大手転職サイトdodaが調査した2019年平均年収ランキングを見てみると、マーケティング・企画職全体の平均年収は502~517万円とされています。
マーケティング役職別の平均年収を図にまとめましたので見ていきましょう。
役職 | 仕事内容 | 平均年収 |
メンバー | 情報収集、情報分析、仮説、検証など、企業活動の根幹となる業務を担当。 | 300~400万円 |
リーダー | メンバーが行う仕事に加えて所属するマーケティングチームの管理、マネジメント業務を担当。 | 400~600万円 |
マネージャー | 目標達成から仕事の進捗具合までプロジェクト全体を管理。 | 600~1,000万円 |
スペシャリスト | 外部企業のマーケティングを担当。既存マーケティングスキルの他、デジタルマーケティングのスキルが必要。 | 600~1,000万円 |
ビジネスパーソン全体の平均年収408万円と比較すると、マーケティング職の平均年収は約100万円も多く、高年収の職種であることが分かりますね。
マーケティング職は企業の存続がかかっている企業にとって重要な職種なため、求められるスキルが高いことで、平均年収が高くなっていると考えられるでしょう。
マーケティングに転職・就職する方法
ではマーケティング職に転職・就職する具体的な方法を解説して行きますが、以下3つの行動を取りましょう。
営業経験を積み実績を出す
マーカティング関連の資格を取得する
マーケティングに強い転職エージェントの活用
それぞれ順番に解説して行きますね。
転職・就職方法①:営業経験を積み実績を出す
マーケティングに必要なスキルは、「市場調査力」「情報収集力」「分析力」「戦略立案力」など、営業経験を積むことで身につけられるスキルを活かせる部分が多い職種です。
そのため、まずはこれらの能力を身につけるために営業職からキャリアを始め、成績を出すことで会社からの評価を得た上で、マーケティングの部署への異動を願い出ましょう。
社内での異動が難しい場合は、営業職としての実績を積んで強みを身につけた後、リサーチやマーケティングを専門に行う企業へ転職してキャリアチェンジを目指すといいでしょう。
転職・就職方法②:マーケティング資格を取得する
マーケティング職に就くために必須な資格はありませんが、マーケティング職として必要な知識を身につけスキルを伸ばすための検定資格が用意されています。
一つ目は、国際実務マーケティング協会が主催する「マーケティング・ビジネス実務検定」で、特定の業種や業界にとらわれず、普遍的なマーケティングの知識を習得することを目指します。
二つ目は、サーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催する「ネットマーケティング検定」で、Webに関する基礎的な知識から、検索エンジン対策といった実践的な理論まで習得することを目指します。
これらの検定に合格することによって、未経験であってもマーケティング職に必要な知識が備わっていること、マーケティング職への熱意をアピールすることができます。
転職・就職方法③:マーケに強い転職エージェントの活用
マーケティング職は人気の高い職種のため、未経験でマーケティング職に転職・就職を目指すことは狭き門であり非常に困難であると言わざるを得ません。
転職・就職の成功確率を上げるための最も効率的な方法は、マーケティング職に強い転職エージェント・就職エージェントを活用することです。
転職エージェントは無料で利用できる転職支援サービスで、具体的には
✅マーケティングの志向にあった求人の厳選紹介
✅プロのキャリアアドバイザーによる客観的なアドバイス
✅マーケティングの転職・就職志望動機の具体的添削
✅一般には公開されていない質の高い非公開求人の紹介
✅求人票だけでは読み取れない企業の内部情報や面接対策
上記のようなメリットがあります。
ぜひ「マーケティング・企画職に強い転職エージェントおすすめ厳選6選」で自分に合った転職エージェントを見つけて、効率的に転職活動を進めましょう。
マーケティング・企画職に強い転職エージェントおすすめ厳選6選
転職・就職方法④:志望動機をブラッシュアップする
マーケティングの転職志望動機例
私は前職のリサーチ会社でデータ分析を担当しており、クライアントのニーズに最も当てはまる分析手法を選別する実務には自信を持っております。
リピートのご依頼を頂けなかったクライアントはなく、情報分析力を高く評価され、役員会議において新規事業の収益予測をレポーティングする経験もございます。
御社の商品開発においてもデータから市場ニーズを割り出し、顧客にとって最適な新商品の開発に携わりたいと考えております。
マーケティング就職志望動機例
東南アジアへの旅行で学んだサンダル作りでオリジナルのサンダルを製作し、フリーマーケットやネット通販を駆使して、これまで30足以上売ってきました。
市場のトレンドにセンスをプラスしてアイデアを形にするのが好きで、色や形、素材の選定から商品企画・デザインに至るまで全ての工程を任せてもらえる御社に強く魅力を感じました。
先輩のアドバイスを吸収し、1日も早くプロのデザイナーとして認められるようにと考えております。
未経験であっても、マーケティングの志望動機を徹底してブラッシュアップしておくことによって、採用確率を高めることは可能です。
マーケティングは会社の事業を担うやりがいのある仕事
マーケティングは会社の商品やサービスを世に売り込むための戦略的なプロセスを創造する専門性の高い企業のとってはなくてはならない仕事です。
市場調査や消費者調査によって収集したデータを基にプロセスを決定していく過程で、「戦略的にアプローチするスキル」を身につけることができ、このスキルは今後別の業界や職種にキャリアチェンジしても必ず役立つスキルです。
マーケティングの仕事を通してビジネスパーソンとして成長し、その後の選択肢を広げられることも大きなやりがいの一つとなるでしょう。
マーケティング・企画職に強い転職エージェントおすすめ厳選6選
