「パソナキャリアを新卒の就活として使いたいけども利用できるか分からない」という就活生に向けて、利用の可否やその理由をお伝えして参ります。
新卒就活は従来はリクナビやマイナビなどのナビ媒体を中心として就活が行われてきましたが、近年は就活のプロに手助けしてもらいながら就活を行う"エージェントサービス"を利用する就活生も増えてきています。
経団連から発表された"就活一斉解禁ルールの廃止"の影響もあり、ますます就活生でエージェントサービスを利用する学生増えることが見込まれます。
パソナキャリアもそんなエージェントサービスの選択肢の一つで、従来は正社員として勤務している人の中途採用向け転職エージェントとして利用されていますが、新卒で利用したい人の数も計り知れません。
パソナキャリアを利用したいとお考えの新卒就活生のあなたはぜひご参考いただければ幸いです。
最終編集日.2018年12月10日
パソナキャリアとナビ媒体の違い
まずはじめに、冒頭でもお伝えしたリクナビやマイナビなどのナビ媒体とパソナキャリアのようなエージェントサービスの仕組みの違いについてもう一度理解しておきましょう。
ナビ媒体の代表であるリクナビとパソナキャリアを図で比較すると、以下のように整理されます。
サービス | パソナキャリア | リクナビ&マイナビ |
求人数 | 約40,000件 | 16,000件 |
キャリアアドバイザー | 有 | 無 |
サービス内容 | キャリアアドバイザー面談、求人紹介、応募 | WEB上での求人検索、応募 |
それぞれのサービスの特徴について、解説していきます。
リクナビ&マイナビの特徴
新卒就活生にとってもはや知らない人はいないと言って良いほどメジャーなツールとして活用されているのが「リクナビ」や「マイナビ」などのナビ媒体です。
求人件数はおよそ15,000〜20,000件ほどで、多様な検索機能を駆使して自分の希望の業界や職種で新卒採用を行っている企業に直接応募することができます(言うまでもありませんね)。
当然ながら企業と学生が直接やりとりするためのプラットフォーム的な役割を果たしているのみで、仲介するキャリアアドバイザーなどは一切存在しません。
▼左側がリクナビやマイナビなどのナビ媒体
パソナキャリアの特徴
パソナキャリアは冒頭でもお伝えした通り、担当のキャリアアドバイザーが企業と学生の間に入るエージェントサービスで、プロが入社したい会社の条件や希望を聞いた上で、求人を紹介してくれます。
本来孤独である新卒の就活ですが、担当のキャリアアドバイザーと二人三脚で進めていくことで孤独感もなくせることに加えて、同時にES添削や面接対策なども全て無料で行ってもらうことができるんですね。
▼エージェントサービスの仕組み
また、パソナキャリアをはじめとするエージェントサービスでは"非公開求人"と呼ばれるナビ媒体には掲載されていない求人を紹介してもらうこともできます。
非公開求人を合わせるとパソナキャリアで取り扱われる求人は40,000件にも及ぶ数があるため、ナビ媒体よりも多くの選択肢の中から選ぶことができるでしょう。
ナビ媒体のように自力で就職先の会社を探すことをめんどくさいと感じたり、結局どんな会社か分かりづらいという方にはエージェントサービスの方が向いていると言えますね。
パソナキャリアは新卒でも使える?
ではそのパソナキャリアは新卒就活生でも使えるのかという話ですが、結論利用することは全く問題なく可能と言えます。
実際に新卒就活時に利用した方々の口コミ評判を見ていきましょう。
新卒就活生の口コミ
私は新卒就活時は金融業界を視野に入れて就職活動をしていましたので、金融業界の求人を紹介してもらうためにパソナキャリアのサービスを利用しました。
三井住友銀行の事務業務や担保業務等を担う部門の3職種の大手求人を紹介していただけたので、かなり驚きました。
就活でサポートして頂いた内容としては、面接対策を主に集団面接、個人面接の両パターンで行っていただきました。
自己紹介から始まり、自己PR、志望理由、学生時代に頑張ってきたこと、自分の長所・短所といった、あらゆる企業でよく聞かれるような質問を、個人面接、集団面接どちらも2人の面接官からされました。
面接練習は2〜3度行っていただきましたが、毎回少し質問パターンが変わるので、その都度瞬時に頭を回転させて、ある程度自分自身で考えてきたことを回答しなければならなかったのはとても良い訓練になったと思います。
また、面接練習後にはすぐに面接官役のパソナの方からフィードバックが頂けるところも良かったです。
自分自身では、上手く伝えられていると思っても、相手にはあまり伝わっていなかったことに気付くことができました。
新卒就活生の口コミ
パソナキャリアに登録後のキャリアカウンセリングでは、まず他社との比較、どういった部分を強みにしているのか、フォロー出来る部分などパソナキャリアのサービス概要ついての説明を受けました。
次に私がどういったところに就職をしていきたいかについて、仕事内容や、どのように成長していきたいか、職場環境、給料面など結構詳しく聞かれたと思います。
面接みたいにかしこまった雰囲気ではなく、心理カウンセラーのように親身になってあなたはこういう風に実は思っているのでは?と引き出してくれたりしました。
要望を聞き終わった後は私の要望にそった求人を10件ほど紹介してくれ、その中から応募したい求人をいくつか選びました。
私は開発系の求人が欲しかったので、給料高めの日立系やNTT系など大手の企業を紹介して下さったことはすごいと思いました。
大学は文系だった為、理系限定の求人が多い部分はすこし悲しくなりましたが、文系でも応募できる求人がいくつかありました。
やはり新卒就活生にとっても、パソナキャリアは充分役に立ってくれるエージェントサービスであることがわかりますね。
パソナキャリアで紹介してもらえる求人に関しても、金融系〜開発エンジニア系の技術職まで文系・理系問わず幅広い業界・職種が取り扱われていることがわかります。
利用したからといって必ず紹介された会社を受けなければいけないことではないので、まずはどんな会社を紹介してもらえるのか確認してもらうためにも利用してみると良いと思います。
