キャリアアドバイザーとして国内企業から外資系企業への転職を支援してきた経験をもとに、外資系企業への転職を考えているあなたへ向けた外資系企業で働くメリットをお伝えしていきます。
「外資系企業」と聞いてあなたはどんなイメージを思い浮かべますか?
一言で外資系と言っても、業界や業種、企業規模、国柄によってさまざまですが、「給料が高そう」「語学力を活かせそう」などがまずは頭に思い浮かぶのではないでしょうか。
そんなざっくりとしたイメージはあるものの、身近に外資系企業で働いている人が少ないため実態が分からず、外資系企業への転職を躊躇されている方も多いと思います。
しかし、外資系企業で働くメリットを理解すれば、外資系企業への転職はチャンスに溢れたものだと理解できるはずです。
目次
外資系企業に転職して働くメリットまとめ
ではまず、外資系企業に転職して働くメリットについて順番に解説して参ります。
外資系のメリット①:実力主義
日系企業では現在も「年功序列」が根強く残っているのが実態ですが、外資系企業では年功序列の概念がありません。
毎日会社へ出社していれば大きな成果を残さなくとも年月の経過と共に昇給・昇格していく日系企業と比べて「成果が全て」と考えられています。
つまり、年齢や社歴に関係なくやればやっただけ昇給・昇格が見込め、反対に成果が出なければ減給・降格もありえるということです。
年功序列色の強い日系企業から考えると厳しい環境ではありますが、自分の働きに見合った評価・成果に応じた報酬が欲しいと考える人にとっては最適な環境と言えます。
最近では実際に、外資系コンサルティングファームに採用された21歳の男性が最年少でマネージャーに就任した例もあるくらいです(この男性の部下は全員年上で50代の方もいます)。
実力さえあれば日経企業では考えられないような採用・昇給・昇格が、外資系企業では当たり前に日々行われています。
外資系のメリット②:給与水準が高い
日系企業では「月給制」をベースとして月給+賞与で年収が決まることが多いですが、外資系企業のほとんどが年収を12分割する「年俸制」の給与体系をとっています。
年俸の他にインセンティブなど成果に応じたボーナスが支給される企業もありますので、全てを足して同業界・同職種の日系企業と比較した場合、1~2割程度給与水準が高い傾向が見られます。
年収アップを目的として外資系企業への転職を目指す人も非常に多く、経験やスキルに市場価値があると評価されれば、日系企業であれば定年まで勤め上げても到達できないような非常に高い年収を提示されるケースもあります。
実際に年収1000万円、2000万円、3000万円クラスを目指せる職業一覧の中でも、ほとんどが外資系企業の割合を占めるんですね。
参考:年収3000万円稼げる職業&転職難易度一覧まとめ【保存版】
参考:年収2000万に到達できる職業&転職難易度まとめ【保存版】
ただし、報酬が高い分非常にシビアなことも外資系企業の特徴です。
前述したように、成果が出せなければ何年働いても給与アップが見込めないことはもちろん、最悪の場合年収ダウンもしくは解雇という可能性も十分に考えられますので、リスクがあることも理解しておきましょう。
外資系のメリット③:ワークライフバランスが充実している
日系企業では、
「残業は当たり前」
「上司から誘われた飲み会は絶対!」
「有給を取得すると嫌な顔をされる」
…etc
上記のような『プライベートよりも仕事が第一』という風習が現在も根強く残っていますが、外資系企業での働き方は全く異なります。
企業で定められたコアタイム内で成果を上げることができれば残業をする必要はありませんし、コアタイムを過ぎたら帰宅してプライベートの時間に充てることができます。
むしろ、残業する人はスケジュール管理ができずに「仕事ができない人」としてマイナス評価をされるくらいです。
有給を取得する際も周りの目を気にする必要は一切なく、どんなポジションの人でも有給を取得することは当たり前とされている風習ですし、連続して2週間の休暇を取ったりすることも可能です。
関連:転職活動を在職中に成功させるコツは?退職後の方が良い?バレる?
しかし、あくまで求められた成果を上げられることが絶対条件ですので、外資系企業に転職すれば「どんな時でもプライベートを優先にできる」と考えることは危険です。
外資系のメリット④:グローバルなキャリアパスが描ける
外資系企業ではビジネスレベルの外国語を話せることが求められることがほとんどで、ビジネスの現場で日々外国語を使うことができますので、必然的に語学力がアップしていきます。
また、グローバル規模で展開されている企業であれば世界中の優秀なビジネスマンが集まりますので、それだけハイクラスな人材と一緒に働くことで自分自身を高めることもできます。
それ以外にも、外資系企業で働く場合は将来的に本国や他国の拠点など、日本以外で働くことができるチャンスも広がります。
日本法人から海外法人への異動制度は無くても、海外企業への出向やグローバル交換留学制度を利用して海外で働くことも可能です。
外資系企業への転職はチャンスでしかない
今回お伝えした外資系企業で働くメリットを4つもう一度まとめると、
実力主義
給与水準が高い
ワークライフバランスが充実している
グローバルなキャリアパスが描ける
となります。
2018年現在、外資系企業で働くメリットが徐々に浸透し、外資系企業で働く日本人も少しずつではありますが増えてきている現状です。
もちろん採用されるハードルは決して低くないですし、転職した後も決して楽な仕事が待っている訳ではありませんが、外資系だからこそ得られる成長環境や高水準給与・ワークライフバランスを考えるとチャンス以外の何物でもありません。
たとえ今まで外資系企業で働いた経験がなく未経験でも、外資系の転職に強いおすすめ転職エージェントを利用すればキャリアアドバイザーが徹底的にサポートしてくれるので、ぜひ利用を検討されることをオススメ致します。
