「最近友だちと話していても話題が合わない…」「そろそろ親の目も気になってきた…」色々な理由で、フリーター生活を脱却し、正社員としての就職を目指す人もいるでしょう。
自分自身のため、そして自分を支えてくれている周りの人のため、安定した職に就くことは大切です。
しかし一方で、日本の採用市場は『新卒一括採用』と『中途のキャリア採用』の2つがメイン。
フリーターからの就職というのはある意味でイレギュラーな方法であり、普通に就職を目指すだけでは希望通りの結果がついてくるとは限りません。
新卒の時の就活よりもなお、苦戦を強いられることもあるでしょう。
だからこそ、フリーターにはフリーター用の仕事の探し方をする必要があります。
今回は、就活に悩むすべてのフリーターに向けて、フリーターから就職するのにおすすめの職種、そしてまた自分にあった職種の見つけ方を解説していきます。
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目次
■フリーターからの就職におすすめの職種の特徴
日本には数えきれないほどたくさんの企業がありますが、すべての会社でフリーターを募集しているわけではありません。
また募集はしていたとしても、かなり選考のハードルが高いといったこともよくあります。
まずはフリーターからでも就職しやすい職種の特徴を押さえておくと良いでしょう。
そもそも、フリーターが就職に苦戦する理由として、以下の表のような企業側からの理由が前提にあります。
しかし逆に言えば、この理由の反対を突けばフリーターからでも就職しやすい募集というのは自然と見つかります。
例えば、
- 成長著しい分野で、人員が足りていない仕事
- 入社時点での専門的な知識やスキルをあまり必要とせず、コミュニケーション力が重要な仕事
- 新卒採用に苦戦しがちな中堅中小・ベンチャー企業での仕事
などが、フリーターからでも就職しやすいところと言えるでしょう。
まずは社会人から見たフリーターという存在の立ち位置や印象に関しては、目を背けずにしっかり認識しておきたいですね。
ここからは、具体的にフリーターからでも就職しやすい職種と、その仕事内容ややりがいに関して解説していきます。
■フリーターから就職しやすい職種①:営業職
フリーターからでも就職しやすい職種の筆頭としてあげられるのが『営業職』。
そもそも世の中の仕事の大半は営業職であり、営業がまったく存在しない企業は無い、と言っても過言ではないでしょう。
企業が事業をしていく上で必要不可欠な存在であるからこそ、その求人の数も非常に多い。
転職サイトなどを見ていても、営業職の募集は圧倒的な数を誇ります。
お客様と直接話し、企画や商品を営業するのがメインの仕事になりますから、営業職において一番重要なスキルとなるのがコミュニケーション能力。
このコミュニケーション能力というのは、知識や経験でどうにかするものではなく、その人自身の生まれ持ったスキルです。
ですので、例えフリーター出身の未経験者であっても平等に評価され、採用確率を高めることができる職種と言えるでしょう。
事業拡大に直接影響を与えることが出来、頑張りに応じてインセンティブなどの報酬を得られる機会も多いやりがいある職種です。
一方で、目標達成のプレッシャーなどもありますが、近年は景気の回復もあり、営業職にとっては仕事のやりやすい環境になっていますので、まさに今こそチャレンジすべて仕事と言えるでしょう。
■フリーターから就職しやすい職種②:販売・サービス系
営業職に次いで求人の数が多いのが販売・サービス系の職種。
営業職が対企業に対して商品を売るのが仕事であるとするならば、販売・サービス系は個人、一般消費者に対して商品を売るのが仕事です。
ここでもやはり重要視されるのがコミュニケーション能力。
人当たりの良さや、その人の持つ雰囲気、やる気が一番の採用基準であり、入社のタイミングで難しい作業や専門的な知識を有していることを求められるケースはほとんどありません。
また例えばコンビニアルバイトや居酒屋でのアルバイトなど、フリーター生活の中でも仕事の一部に触れるチャンスがあるのもこの職種の特徴ですね。
もしも近しい分野でもアルバイト経験があるならば、正社員就職の場合でもかなり優遇してもらえるかもしれません。
販売・サービス系の職種は、直接お客様と接しながら仕事をしていくため、他のどの職種よりも「ありがとう」という感謝の言葉に触れる機会が多くなります。
それは大きなやりがいに繋がっていくでしょう。
その一方で、立ち仕事が中心となるケースが多く、慣れるまでは体力的に苦しい場面もあるかもしれません。
販売職としてキャリアを積んだあとは、どんな風にステップアップしていきたいか。
そこまでを見越して考えておくと良いですね。
■フリーターから就職しやすい職種③:技術職
技術職、その中でも特にIT系の技術職は今最も熱い職種と言えます。
新しい技術が常に開発され、日々進化をしているこの業界においては、常に人材が不足している状態と言っても過言ではありません。
そのため、IT企業各社の採用ハードルは近年かなり下げられており、文系出身者や極論パソコンすら持っていませんというような人でも採用してくれる会社が多くあります。
専門的な知識やスキルは入社してから一定の研修期間を設けて取得をしてもらう。
という採用手法をとっている企業が多く、まさに学びながらお給料を貰いつつ、自然と手に職もついている。
そんな恵まれた環境を手にすることができるのがこの職種の特徴と言えるでしょう。
実際、皆さんが普段使っているスマホや、社会の至る所に技術職の仕事が活かされていますので、便利で心地よい社会を守っている、というやりがいを感じることもできるはず。
ただ、どうしてもパソコンに向かっての仕事や、細かい作業をすることが多くなる職種ですから、ジッと一つのことに集中し続けるのが苦手、という方にはあまり向いていないかもしれません。
また常に新しい技術を学び、自ら成長していく姿勢も、今後のキャリアアップには必要となる要素ですので、成長意欲が高く、学びたいという意志が強い方におすすめです。
■フリーターから就職しやすい職種④:介護職
介護職はニュースなどで見かけるケースも多いと思いますが、近年最も人手不足が騒がれている分野です。
人が足りていないということは、それだけ採用に対して積極的であるということでもありますので、フリーターからでも就職しやすい職種です。
今後日本は、更なる高齢化社会が進んでいくことが確実ですので、介護の仕事はますます需要が増していきます。
事業として、今後の展望がとても安定した業界なのです。この先仕事が無くなってしまうかも…という不安とは無縁と言っても過言ではありません。
人の生活、そして命にも触れていく仕事ですから、生半可な気持ちで務まる仕事ではありません。
しかしその分、ここでしか得られない体験や非常に大きなやりがいを感じることができるはず。人と接することが好きな方、体力に自信がある方などは目指してみても良いかもしれませんね。
■フリーターからの就職が難しい職種は?
ここからは反対に、フリーターからの就職が難しい職種についてご紹介します。
もちろん、フリーターからの就職が絶対に無理というわけではないのですが、高い教養やセンスを求められることが多く、チャレンジするのにはそれなりに覚悟をした上でのぞんだ方が良いでしょう。
就職が難しい職種の一つが【クリエイティブ系】。
デザイナーやライターといった、いわゆる制作者と呼ばれるような立場の職種は採用ハードルが高めです。
そもそも採用数が少ない職種に対し、希望者も多く、専門学校で特殊なスキルを積んだ人などがライバルとなるため、普通のフリーター生活をしていた人にとってはかなりの苦戦を強いられることになるでしょう。
またこれも人気の職種ではあるのですが、【企画系】の職種も就職が難しいです。
新企画の開発など、アイデアを活かした仕事は誰もが憧れますが、企画をするためにはその仕事や商品に対する圧倒的な知識やノウハウが必要になりますし、また普通の人が思いつかないような斬新なアイデアも求められます。
フリーター出身で経験も無い状態だと、そういった求められるスキルを満たすことが難しく、採用されるケースも稀です。
もう一つ、【専門事務職】もフリーターからの就職は難しいと言われています。
経理職や法務職などがその例ですね。
事前に専門的な知識を有しておく必要があり、かつ採用人数も少ないため、例え新卒採用であったとしてもかなり狭き門になっているのがこれらの職種。
中途採用でキャリアが必要とされる中で、フリーター出身というのはどうしてもネックになってしまうでしょう。
■フリーターが資格取得より正社員就職が吉
フリーターからの就職を目指す場合、事前に何らかの資格を取得した方が良い、という意見も多く耳にしますが、実はこの方法はあまりおすすめできたものではありません。
資格取得を目指す時間があるなら、まずは正社員として就職を目指した方が良いでしょう。
なぜなら、企業が採用の際に一番重要視するのは、その人が本当に「活躍してくれる」かどうか。
資格の勉強と実際の業務は別物で、資格があるから活躍できるかと言えば、必ずしもそうではありません。
実務経験に勝る実績はないのですし、資格が取れたタイミングで、希望する仕事の求人があるとも限りませんよね。
極論、資格の勉強などは就職して、働きながらでも続けることは可能ですし、会社によってはその資格取得のためのサポートをしてくれる会社もあります。
まずは就職し、実務経験を積み、社会人として成長すること。
自分の理想のキャリアを築くための一番の近道は、まずはとにかく正社員として働くこととも言えるのです。
正社員就職を果たすための就職活動の方法は、下記を参考にされてみてくださいね。
関連:フリーターの就活のやり方を徹底解説!履歴書や面接対策のやり方も
■フリーターが自分に合った職種を見つける方法
今までフリーターから就職しやすい職種、そして逆に就職しにくい職種に関して解説してきました。
だったらこの仕事にチャレンジしてみようと思えた人もいると思いますが、逆に自分はどの仕事を目指してみるべきなのか悩む、という人もいるのではないでしょうか。
もしも自分に合った職種を見つけあぐねているのなら、就職支援サービスの利用をおすすめします。
専門のキャリアコンサルタントに相談し、色々な角度から自分の性格や特徴、目標などを分析してもらい、最適な進路を探す手助けをしてもらえるため、フリーターからの就職を目指す人にこそ使ってもらいたいサービスと言えますね。
基本的には完全無料で、気軽な相談でも積極的に歓迎してくれるので、就職活動をしようと思った段階でまずは話しだけでも聞いておくと、今後の動きがよりスムーズになるでしょう。